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和書 492066 (351)



いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)
販売元: 理論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

通勤途中の電車の中で朝日新聞を読んでいると、この方のコラムに目が留まりました。
1語1語がアツく、研ぎ澄まされた「刀」のようで、一人感動してしまいました。
もともとアラスカ写真家、故星野道夫さんの文章が大好きだった私は、同じような
ワクワク感を味わえるのではないかと期待してこの本を読みました。

この本はさまざまな筆者の冒険談が短くまとめられる形で書かれています。
高校生の時のインド旅行、アラスカ、アフリカ、ミクロネシアなど。
同年代の私にとっては考えられないような、アグレッシブさ、厳しさで、
楽しく読み進めることができました。冒険談としてはよくまとまっています。

一方で冒険が好きでその費用確保のために本を出している、という感覚も
感じられ、本当に日記+αという感じで、新聞のコラムに比べると
練られていない文章が目につきました。
各章の最後のほうのちらっとの感想のようなものも、もっと具体的に
伝わってくる表現の仕方を練ってほしいな、と思いました。

私は商品の説明の「精神の冒険と想像力の旅について静かに問いかける」と
という言葉に「星野道夫」的な文章を期待してこの本を買いました。
ただ、純粋に冒険談として買う方にはお勧めしますが、
「精神」「想像力」などの+αは伝わってきませんでした。
(というか想像力、という話は基本的に最後の1ページにさらっと
書かれているだけです)

私も東南アジアで生活したり、研究をして論文を書いたり、という経験があります。
書いている自分はその場にいたからリアルさ、というのは感じられても、
村の人と直接交わったわけではない読者には臨場感がありません。
そうした面の工夫をもう少ししてくれるようになると素晴らしいと思います。
まだ若い方、今後に期待です。これからも注目して本を手に取りたいと思います。




いま知りたい人のためのWord98 with MS‐IME98がわかる本―Windows用 (ハンディ・ブックス・シリーズ)
販売元: 電波新聞社

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いま自分のために何ができるか (知的生きかた文庫)
販売元: 三笠書房

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いま自分のために何ができるか―新渡戸稲造の名著『修養』を読む
販売元: 三笠書房

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いま自分のために何ができるか―新渡戸稲造の名著『修養』を読む
販売元: 三笠書房

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 明治を代表する教育者、国際人として名高い新渡戸稲造の名著『修養』を時代に即した部分を抽出し、現代語訳したものが本書です。「修養」という言葉を耳にすることは最近では稀で、渡部昇一氏が好意をもって紹介している程度でしょうか。修養本は、平たく言えば、人間としてより良く生きるためのハウツー本といえます。

 修養は人間関係の中に摩擦を少なくし、それと同時に自分の理想に邁進する方法だと私は考えています。修養本にはやたらと高い理想を押し付けるものと人間関係の摩擦を減らして軽やかに生きる術を解いたものの2種類があります。本書は時代柄やや前者を含みますが、新渡戸稲造が教育者だったためか後者の示唆に富んでいます。無理をするより、より適した方向へ移行することを良しとする姿勢です。

 いくつか感銘を受けた点を紹介します。

 ①2階に住むべき者が3階に住んでもうまくいかない。彼は職業選択に際して自分の性質と嗜好に従って決めることを説きます。「刻苦勉励により全てのことは上達する」という意見は勇ましいですが、彼は「これを職業選択の最良の道と信じることはできない」とはっきり述べています。就職活動の面接で内定が欲しいあまりについ言ってしまう学生は多いでしょうが、就職後3年以内の離職率の高さを考えるとうっかり言えない言葉です。

 ②嫌味や皮肉に対しては、議論ではどうすることもできない。この場合、取るべき手段は自分の意志を体で表す、すなわち殴ることが良策である。意外に感じた一節でしたが、腑に落ちる言葉です。学校ではいずれの種類の暴力もいけないと教え込まれていますが、力で分からせることも方法の一つです。

 このように現代の世相を鑑みると改めて新渡戸稲造の意見の大切さが浮かんできます。これは現代語訳に際して、時代にそぐわない部分を削った竹内氏の功績です。今もなお多くの示唆を与える秀著です。ぜひ一読をお勧めします。(




いやしいやされ人生応援団
販売元: 風媒社

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東海ラジオのトーク番組に「癒し癒され人生応援団」というものがある。もう四年続いているとのこと。
パーソナリティは作者・吉田宏岳氏。これは、その番組から誕生した本だそうだ。
作者は名古屋市の八事山興正寺の第20代住職だそうで、番組では育児・自然・人生を訥々と語っている。その内容が中心だ。
実は吉田氏は僧であると同時に、社会福祉と児童福祉の専門家(日本福祉大学や新城大谷短大などの教授や副学長など歴任)で、戦前後の児童福祉や社会福祉の生き字引でもある。
ラジオ番組という性格から、宗教色はほどほどで、個人的には、この福祉関係の先人の話が実に興味深かった。非行児のための教育施設の創設や制度改革のパイオニアだった留岡幸助、孤児の救済に人生をささげた石井十次など。めったにマスコミに出てこない先人を番組で言及するあたりに、作者の哲学が伺える。
また後半には、この番組の周年記念トーク番組が収録されていて、これも面白かった。民間放送でこんな良心的な番組があるのかと少し驚いた次第。




いやしからゆるしへ―やさしさこそ幸せへの道
販売元: レベル

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人に薦められてこの本を読みました。今何が求められているかその事を本当に教えられる。今我々が必要としていることが。語られている本です、癒しは個人の欲望だけです。許しは自分と相手がいます、許すことが出来ていたら、あの痛々しい子供の事件も避ける事が出来たと思います。許す事よりも許してほしい事の方が多いです、知らず知らずに家族の者に心を傷付けていたかもしれません。イロイロとありますそんな事を教えられる本がこのーいやしからゆるしだと思います。




イヤならやめろ! (新潮OH!文庫)
販売元: 新潮社

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最初タイトルを見た時は、「いやならやめてもらって結構」という上からの目線で書かれたものかと思い長い間読むのを避けていました。読んでみるとそうではなく会社とは相性があるので合わないと感じたら無理して続けることはない、次の場所を探せばいい、という意味であることがわかりました。

やさしい言葉で経営を語る著者の意思が現在の堀場製作所に受け継がれていることを期待したい。




いやな気分を消す方法
販売元: PHP研究所

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「本当にリラックスする」15の方法がエクササイズ形式で書いてあります。

リラグゼーション方法というとなんだか時間がかかり過ぎたり、やるための姿勢や場所を気に
かけないといけないために、いつでもどこでもというわけには行かず、つい今度やればいいや
と思って結局身につかない場合が多いと思います。

この本で紹介されている方法は本当に短時間で簡単にやってみることができます。
私はこの本を読みながら電車の中で試してしまいました。海辺で思い切り気持ち良い時間を
過ごしてみたり、いやな場所に行く緊張をやわらげたり、気持ちいい呼吸法を行ったり、
と、どれも電車内で座ったまま気軽に楽しめます。

15あるリラックス法から自分の気に入ったものを選んで気軽にやってみることをお奨め
します。




いらないヤツは、一人もいない―45歳で「含み損社員」にならないための10カ条 (ノン・ブック・ビジネス)
販売元: 祥伝社

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本書は、ある限定された局面において、非常によく出来た書です。ちょっと古い本ですが全く内容的には色あせていません。では、どのような局面で本書は役に立つのか。それは「成果主義」の会社/社会における適切な立ち居振る舞いのマニュアルとして、です。

年功序列制度も、成果主義も、いまでこそ対立的に捉えられますが、本来はともに特定の社会的条件において有能な人間を選抜する仕組みです。これまでのサラリーマン本においては、高度成長期という特定の社会的条件においてもっとも有効であった年功序列制度において適切な立ち居振る舞いを教授する本が主流でした。本書は、その社会的前提が変わって、成果主義がより適切な「有能な人間を選抜する仕組み」となった社会において適切な立ち居振る舞いを教授する「サラリーマン本」です。

本書においては、成果を出すための資質、成果を出すための環境作り、誰でも適切な環境に置かれればそれなりに成果は出せること、を順に論じつつ、誰もがしかるべき状況においてはそれなりに成功しうるのだ、というプロパガンダをぶち上げています。書いている内容は、成果主義について深い理解をしている著者ならではのものですが、一方で、サラリーマン本ならではの読者におもねっている部分もあるので、これをまともに信じる人がいれば、昭和の時代の類書を読んで「俺も将来は部長なり~」と喜んでいる若かりし頃の団塊サラリーマンと同じようなお気楽さんであると言えましょう。

端的に言えば、そのようなコーティングを排して、本書を読んで役に立つ読者かどうかは「内側から見た富士通『成果主義』の崩壊」と本書をあわせて読めばわかります。本書の内容はそこで描写された環境においてすら通じるのではないかと思うかどうかがメルクマールです。本書は、それくらい成果主義に傾斜した本です。しかしマニュアルとしての機能は高いので、私は本書を☆4つと評価します。


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