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和書 492084 (76)



韓半島考古学論叢
販売元: すずさわ書店

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韓非子〈上〉乱世の君主論
販売元: 文藝春秋

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 著者は「韓非子は政治哲学ではなく政治学だ」と主張しているが、けだし明言である。
 著者の意見に全て賛成しているわけではないが、「論語」「老子」と「韓非子」を同列に並べるのはオカシイという説には賛成である。「論語」は道徳であり、「老子」は哲学であり、「韓非子」は実用書である。

 「十過」「内外儲説」といった、いわゆる君子の心得を書いた章を中心に上巻を構成しているが、特に「十過」の解説が素晴らしい。単に説話の解説にとどまらず、歴史的背景や登場人物の人となりについても、詳細な説明を加えている。そのため、登場人物のことをよく理解することができ、ひいては説話の意味を深く味わうことができた。
 考えてみれば、歴史上の人物の逸話やエピソードをなどは、その人の具体的な業績に関する知識があってこそ心に響くのである。

 後編はいわゆる「君主論」から「支配体制論」に主眼を移すとのこと。乞うご期待。





韓非子〈下〉一統の帝王学
販売元: 文藝春秋

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諸子百家というと、法家、儒家、墨家、道家、縦横家、農家、名家等があるが、そのように分類することから、偏見が生まれることはあり得る。法家である韓非子が道家の「老子」を引用解説するのはおかしいというようなものがそれだ。著者は、従来の諸子百家の分類は、春秋戦国期の歴史発展の理解を妨げるだけでなく誤解の原因になると他の著書の中で主張していた。諸子百家は並列して論じられるものではなく、哲学としての「老子」を法家である韓非子がみずからの政治論に応用することは充分考えられるという立場である。加えて、本書のあとがきに述べられているように、日本の研究者も、「本来はこういう意味だ」という説明を付すことで原典の字句を別の字句に置き換えて読み直すということをしているとのこと。清の考証学派の悪い影響のようだ。

以上のような、偏見や意図的な読み替えをせずに、著者が「韓非子」を解説したものが本書ということになろう。上巻は、君主心得帖のようなイメージであったが、下巻は、洗練かつ体系化された支配体制論となっている。天下統一が秒読み段階に入ってきた状況を反映したからであろうか。名君、名宰相の評判を有する人物をも容赦なく批判の対象にあげる。慎到の「勢」を「治勢」という明確な形で定義し直し、申不害の「術」と商君の「法」を「法術」に統合する。さらには、「老子」を援用しつつ、政治の目指すべき境地を示す。内容として、それはまさしく春秋戦国時代の良き遺産を引き継ぎ総合体系化したものと言える。そして、それらを秦王政(後の始皇帝)に命がけで堂々!と説く韓非子の姿はまさに「一流の軍師」である。春秋戦国の遺産を引き受け、見事に体系化したその歴史的使命観と「智術能法の士」としての自信を強く感じ取ることができる。好著である。




カンボジア 王の年代記
販売元: 明石書店

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努力は認めます。こういう本を日本の商業出版ベースで出すという行為自体は尊く価値のあるものです。出版業界の退廃ぶりがさけばれて久しいですが、こういう質の高い本もあったのかという新鮮な驚きを得ました。

で、ここからは批判ですが、この本を読めて理解できるぐらいの能力があるならクメール語を勉強して原文を読んだ方が断然いいと思います。というのは、翻訳といえど動詞形容詞を翻訳しただけで、一番多く出てくる固有名詞の語に関して言えばただただクメール文字をローマ字に transliterate しただけなので、どこからが称号でどこからが固有名詞なのか、クメール語の知識がないと読めないからです。私の場合はタイ語の知識があった(タイ語はクメール語からの借用語が多い)のでなんとかぎりぎりわかったかな、という感じ。あとは、タイ語訳のバージョンを持っているのとで比較して理解したかなと言う感じです。

あと、このような出版物の場合当然の帰結とも言えなくはないですが、それを鑑みてもいかんせん高過ぎるとおもいます。私の場合タイ語が読めるので1878年版(仏暦2460年版)のタイ語訳版の再版(タイ語版独特の解釈が入っている言われる版)と、クメール語原本からの校訂が入っている版(オリジナルに近い版)をネットを通じ購入しましたが、送料とか諸費用を込めてもそっちの方が安くてクオリティーが高いんですよね。




カンボジア現代史
販売元: 連合出版

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カンボジア・ゼロ年
販売元: 連合出版

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カンボジア史再考
販売元: 連合出版

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カンボジア大虐殺 (本多勝一集)
販売元: 朝日新聞社

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漢民族の源流を探る―羌族史の解明から
販売元: エフアイプラン

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完訳 東方見聞録〈1〉 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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