和書 492084 (120)
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古代殷帝国
販売元： みすず書房
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長らく謎と伝説のヴェールに覆われ、実在すら疑問視されてきた殷王朝ですが、20世紀黎明の頃、漢方素材として出回っていた「竜骨」がこの王朝で占卜に用いられた甲骨であることが発見され、にわかに歴史学の対象とされるに至りました。その後、多くの先学たちの献身的な努力と幾多の発掘事業が積み重ねられ、20世紀の歩みと軌を一にするかの如く、幻の王朝がついに地下から姿を現したのでした。
本書は、そうした殷朝「発見」の経緯や発掘にまつわるエピソードなどを交えつつ、これまでの考古学上の成果と甲骨学の蓄積を巧みに融合させ、この古代王朝の素顔を、一般向けに極力平易に説明しようとするものです。
甲骨学の成り立ちとその発展の足取り、卜辞から探る殷朝の政治・社会構造や生産関係の状況、そして考古学的成果から迫る祭祀の実態など、殷朝の素顔が実証的に明らかにされていきます。陪葬や人身犠牲に関するくだりなど、古代祭祀の実態を垣間見るようで特に興味深いものを覚えました。
オリジナルは1960年代に書かれた古い本ですが、今でも大型書店の東洋史コーナーは必ず置いている、スタンダードでポピュラーでリライアブルな一冊です。それだけに内容的に驚くべきようなことが書いてあるわけではありませんが、殷朝の実態を把握しようとする際には、読まざるべからざる古典的な名著と言うべきでしょうか。
古代朝鮮の考古と歴史
販売元： 雄山閣
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古代インドと古代中国―西暦1~6世紀の交易と仏教
販売元： 心交社
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古代インドと日本―海のシルクロードを探る
販売元： 新泉社
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古代インドの王権と宗教―王とバラモン
販売元： 刀水書房
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古代王権の誕生〈1〉東アジア編
販売元： 角川書店
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はっきり言って考古学見地から物申した書物である。
考古学のキャプションは発掘する人が意図的につけるのであって、それ以上でもそれ以下でもない。
意味がついてた方が分かりやすく、楽だからである。
王権と言うからには、王様の取り巻き中心の遺物や遺構、遺跡があって然るべきなので、その見取り図とか、そんな記事の羅列ばかりである。
さて、これで一体何が解りましょうか?
ハンムラビ「法典」 (古代オリエント資料集成)
販売元： リトン
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世界史受験生なら知らないことは許されない「ハンムラビ法典」。でも、受験生の誰もがその１条すら読んだことはない。そんな「ハンムラビ法典」が日本語で読めるわけですから、忙しい受験生はともかく、もと受験生はとりあえず通読しましょう。そして、解説を読みましょう。すると、学校で習ったこととは違うことにも出会えます。
たとえば、
○「ハンムラビ法典」は世界最古の法典ではない。
○「目には目を、歯には歯を」という条文そのものは存在しない。
その他、トリビアとしては、
○「ハンムラビ」とは、「おじさんは偉大だ」という意味である。
○皮膚病にかかった妻を夫は離婚することはできない、扶養し続けなければならない、という、意外に優しい条文もある。
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古代オリエントの神々 (YAROKU BOOKS)
販売元： 弥呂久
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古代江南の考古学―倭の五王時代の江南世界 (白帝社アジア史選書)
販売元： 白帝社
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古代シリアの歴史と文化―東西文化のかけ橋
販売元： 六興出版
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『古代オリエント商人の世界』や、『古代バビロニアの歴史』といった著書もある、ドイツ人の古代史家、ホルスト・クレンゲルさんの本です。
古代のレバノンとかシリアは、エジプト、ヒッタイト、ミタンニ、アッシリア、バビロニア、ギリシアと、古代オリエントの大国に踏みにじられた、大国の通り道みたいな土地なので、古代シリアから見た歴史観というのは持ちにくいのですが、あえて古代シリアに視点を据えて書くあたり、クレンゲルさんは趣味がいいですね。
他のオリエント史を読んで、まだ食べたりなかったら、手を出してみると楽しいと思います。
版元の六興出版はよくバーゲン本として古本屋でよく見かけますが、本書もそうです。2000円から2500円くらいが適価でしょうね。