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和書 492084 (256)



東京夢華録―宋代の都市と生活 (東洋文庫)
販売元: 平凡社

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12世紀初頭の孟元老が、宋の都ベン京(開封)の繁栄を想いおこして書いた記述の翻訳である。

宋 ― それは文化的に爛熟した王朝であり、唐末・五代の戦乱を制して平和を回復した時代であった。文化的にも成熟し、繁栄の都ベン京(開封)
には日本僧も多数訪れた。孟元老がベン京にいた時の皇帝は風流天子として知られた徽宗の時代であり、文化的には最盛期にあった。しかしその宋の平和も北方民族との軋轢の狭間での平和にすぎず、1127年に金の侵攻で陥落してしまう。南に逃れた宋の遺民は南宋をたてて、かつてのベン京での日々を想いおこす。孟元老もそうした一人であった。

本書の解説にもあるように、孟元老の文章というのは決してうまいものではなかったらしい。しかしながら本書で挿絵として多用された「清明上河図」を一目みればわかるように、宋の繁栄というのが現代の我々の目からみても、決して過大表現ではないことがみてとれる。孟元老がその拙い筆によって、故都の繁栄ぶりを書き留めずには入られなかった焦燥を、我々が実感として知ることはできないが、本書によって感覚的に知ることができる。

彼が繁栄を誇った故都の寺院・酒場・イベントの記述をする際に、いかなる想いで書いたのであろうか。少なくとも彼が故都にいたときにはこのような記述をするとは夢にも思わなかったであろう。そのことは我々が普段すごしている日常が突然消滅し、全く別の地で想い起こすという経験をするようなものかもしれない。






桃源郷の機械学
販売元: 作品社

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東西アジア交流史の研究 (東洋史研究叢刊)
販売元: 同朋舎

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モンゴルの歴史―遊牧民の誕生からモンゴル国まで (刀水歴史全書)
販売元: 刀水書房

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 著者は満州史とモンゴル史専門の歴史家・岡田英弘氏を師事、共同サイト「岡田宮脇研究室」も運営し、現在は同氏夫人(本名岡田淳子)。本著は紀元前十世紀に中央ユーラシア草原で誕生して以来、十三世紀のモンゴル帝国の興隆を経、今日では“モンゴル国だけ”となった遊牧騎馬民の通史を「教科書」的に紹介。その記述の特徴は「史料を誰がいつ何の目的で書いたか」に留意する“史料批判”の徹底です。チンギス・ハンの唯一の一代記「元朝秘史」も、当時は文字記録の文化無く、またモンゴル帝国研究基礎史料の「集史」「元史」とも相違点が多いとして、文学作品としての高い価値を認めつつ“奔放な空想を馳せた”「歴史小説」と見做します。「元朝秘史」著作の時期も同研究の重鎮小沢重男氏(一二二八年に原型を著したと判断)と異なり、十三世紀末から十四世紀始めと推定。二〇〇四年十月、日蒙合同調査団がチンギス・ハンの霊廟を首都ウランバートルの東250キロのアウラガ遺跡内に確認しましたが、「埋め墓」に対し霊廟を本著が「詣り墓」と平易に表現しているのは好感です。モンゴル帝国の記述では、岡田宮脇研究の真髄「世界史がモンゴル帝国から始まった」の論に言及。西洋(紀元前五世紀・ヘロドトスの「ヒストリアイ」に由来する“運命変転”史観)、中国(紀元前一世紀・司馬遷の「史記」に起因する“正統記述”史観)夫々の固有の“歴史”観を超え、東西交易路を携えユーラシア大陸に跨って興隆したモンゴル帝国をして“世界史”の舞台を史上初めて形成した構図を説明します。元朝の創始者はモンゴル帝国第五代皇帝フビライなのに、中国の「元史」が、「元の太宗チンギス、太祖オゴデイ、定宗グユク、憲宗モンケ」とチンギスに遡って元号を用いるのは時代錯誤と説いたり、「ラマはチベット語で高僧の意味をもち、飽くまで仏教。“ラマ教”の呼称は不適当」と正したり、と史料批判が随所に小気味よい響き放っています。




唐代皇帝陵の研究
販売元: 學生社

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唐代地域社会史研究 (東洋史研究叢刊)
販売元: 同朋舎出版

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東アジア古文書の史的研究 (唐代史研究会報告)
販売元: 刀水書房

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東アジア史における国家と地域 (唐代史研究会報告)
販売元: 刀水書房

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東大生に語った韓国史―韓国植民地支配の合法性を問う
販売元: 明石書店

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今、世界中で捏造問題が紛糾している、韓国人の脳内理想に基づいて語られる本。
日本は国家財政の3分の1をつぎ込んで、本国と対等の、いやそれ以上の近代化を朝鮮にしてあげたにもかかわらず、恩をあだで返す朝鮮人のたわごとを世間知らずの東大生にレクチャーして啓蒙しようとした講義の本である。




統治の諸規則
販売元: 慶應義塾大学出版会

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