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和書 492084 (258)



東南アジア史のなかの日本占領
販売元: 早稲田大学出版部

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陽高古城堡―中国山西省陽高県古城堡漢墓 (東方考古学叢刊)
販売元: 六興出版

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東方学回想〈1〉先学を語る(1)
販売元: 刀水書房

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東方学の新視点
販売元: 五曜書房

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東北アジアの青銅器文化と社会
販売元: 同成社

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東北軍閥政権の研究―張作霖・張学良の対外抵抗と対内統一の軌跡
販売元: 国書刊行会

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東アジア民族史 1―正史東夷伝 (1) (東洋文庫 264)
販売元: 平凡社

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東アジア民族史 2―正史東夷伝 (2) (東洋文庫 283)
販売元: 平凡社

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東洋史学論集〈続編〉
販売元: 汲古書院

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東洋における素朴主義の民族と文明主義の社会 (東洋文庫)
販売元: 平凡社

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本書は不思議な題名がついていますが、その中身は東洋諸民族の歴史の概説です。中国の歴史は、漢民族と北方塞外民族との絶えざる葛藤として説明されてきましたが、従来の南北闘争史観が塞外民族の野蛮性を強調するのに対し、宮崎先生は未開民族が文明人の忘れた貴重な素質を有することに着目、これを素朴主義と名づけました。

およそ文明社会は、発展するに伴って毒素が発生して腐敗します。すると中国文明の影響を受けて成長した北方の未開民族が中国を占拠する。中国にとっては災厄ですが、新支配者が秩序を回復すると、中国社会は活気を取り戻して再び繁栄します。しかし素朴民族はやがて優秀なる文明に同化されて素朴主義を喪失、やがて別の素朴民族が台頭して中国に挑戦する。中国の歴史は、この繰り返しでした。

宮崎先生の著作は、どれも新見解に満ちています。夏、殷の首都は、塩産地解州に近く、水陸の交通の便が良かったため、この地に文明が発祥したのですが、その四囲はすべて未開民族が盤踞していました。そして漢民族と塞外民族の対立は周初春秋時代から始まったと説き、春秋の五覇は周に近いとされる斉や晋をはじめ、すべて夷狄だったとしています。

本書は東洋史概説としては網羅的でなく、尻切れトンボの感さえありますが、史論としては卓見に満ちており、東洋史の核心をついた好著です。


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