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和書 492084 (301)



毛沢東最後の女
販売元: 中央公論社

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権力者の女性関係とはどんなものか、という興味から本書を手にとった。しかし、ここに描かれていたのは、中国上層部の熾烈な権力闘争であり、また、一般労働者階級と上層部との乖離した生活でした。本書から読み取れるのは、毛沢東の権力と女性に対する執着であり、共産主義を標榜しつつも一般民衆から乖離した毛沢東の贅沢極まりない生活に対する批判である。毛沢東という個人を考えるうえでも本書は魅力にあふれている。

特に印象に残った点は、第1に、毛沢東の女性観、第2に、毛沢東へ伝わる情報の歪みの仕組み、第3に、周恩来、ケ小平、劉少奇、林彪などのトップクラスの人物による権力闘争、第4に、一般労働者階級の女性の毛沢東に対する憧れ、第5に、江青を含めた毛沢東の女性遍歴、などである。

中国という国家、中国共産党という組織を知るうえでも本書は、十二分に示唆に富むものであった。




毛沢東側近回想録
販売元: 新潮社

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毛沢東伝(1893‐1949)〈上〉
販売元: みすず書房

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 著者名は陳晋チェン・ジン(1958〜)&黄允升ファン・ユンシェン(1935〜)、中国共産党中央文献研究室所属。主編者が復旦大学の金冲及ジン・チョンジ(1930〜)である。
 ベッカーのハングリーゴーストを読んでいるので、最初から私は、戦後中国はなぜこんな事になったのか、という批判的視点で読むことになっているが、体制側からの詳細な記述は独裁者・毛の出生から長征までまことに穏当であり妥当であるような気もする。
 中国革命は当初よりロシア・コミンテルンの影響下にあり独仏のユーロコミュニズムとの交流による影響も多かれ少なかれ受けているが、ロシアの方が当然のことながら実際により強力で強圧的であった。しかし、それだけではまず成功していないことがこれまた当然のこととして前面に描かれている。革命前の中国人とは単に貧農でしかなく農民出身の毛が哲学を学び紙上の言論戦を含めて中国全土の人民を覚醒させ開化したのだ、という今尚現在の中国人を巣喰う物語である。西欧帝国主義及び露西亜干渉主義への反発、それも自然なことであろうが、なぜ、それが毛沢東なる人物に結実していくのか、消去法ではそうでもそれは事後的にそうなのであり、無尽蔵の人材の宝庫として中国を見た場合には、やはりその理由は断定できないだろう。ヒトラーとスターリンを足して二で割ったような毛政治の出現の由来を哲学という理論を単に現実に適用し実践したときの恐ろしさとして辿りなおす最初の試みとして読むには全く不十分であるが、私自身は今そこに前世紀に極大化した悪魔の形姿をはっきりと見ている。




毛沢東伝(1893‐1949)〈下〉
販売元: みすず書房

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毛沢東と周恩来―中国共産党をめぐる権力闘争 1930年~1945年
販売元: 三和書籍

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毛沢東とその時代
販売元: 恒文社

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おもにソ連との関係で
得るところが多かった。
ー中国共産党員を多少犠牲にしても
ソ連の国益を優先ー
など、当時のソ連とコミンテルンの意図が
書かれていて、中国の情勢をうまく
読み解くことができそうに感じられる。




毛沢東と林彪―文革の謎 林彪事件に迫る
販売元: 日中出版

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毛沢東に魅せられたアメリカ人〈上〉
販売元: 筑摩書房

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毛沢東に魅せられたアメリカ人〈下〉
販売元: 筑摩書房

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毛沢東の長征―中華人民共和国の青春
販売元: 徳間書店

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