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和書 492086 (11)



遺跡は語る―真実の縄文、弥生、古墳、飛鳥 (角川oneテーマ21)
販売元: 角川書店

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この本の特色はえもすると、小難しくなりがちな考古学の本を、新聞記者のインタビューという形式で専門家に話してもらい、普通ならそこまでいうか、というようなことまで聞きだしている本にしているということだろう。藤原京を掘った木下氏は、発掘の裏話を率直に語り、それが発掘の成功、自分の人生に重なっていることを分かりやすく説明してくれている。貴重な証言である。あるいは、縄文時代で、土器の発達が寿命を伸ばし、それが文化の継承にも役立ったという説を紹介して、「これこそ老人力ですね」と言わせるあたりはこの本の面目躍如である。 ただし、インタビューという形式からか、記者の力量がとわれる本でもある。たえば「三角縁神獣鏡は、中国・魏が邪馬台国の女王卑弥呼に与えた鏡とされています」という言葉をそのまま載せているのはどうかと思う。今ではむしろそうではない、という説のほうが有力だからだ。所々で専門家、記者ともに勇み足があるという気がしてならない。




伊都国を掘る―邪馬台国に至る弥生王墓の考古学
販売元: 大和書房

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井戸の考古学 (ものが語る歴史シリーズ)
販売元: 同成社

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稲作の起源―イネ学から考古学への挑戦 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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子供の時分「どうしてわざわざ田植えなんて手間をとるのか?
籾を直接蒔けないのか?」って周りの大人に尋ねても、腑に落ちる答えを持っている人はいなかったなあ。

田舎育ちの私ですが、水田という耕地は、未だにナゾだらけです。水を入れたり落としたり、とにかく畑とはあまりに異質な農風景です。
数々の本に「畑作の陸稲から水稲に移行した」とありましたが、両者の作業性はあまりにもかけ離れて見え、それが歴史上スムーズに変遷できるなんて、随分無茶で具体的な見解とは言えないんじゃないかと思ってました、内心。


この本の最大の素晴らしさは、水田と田植えの発生を、無理なくイメージさせられる豊かな説得力にあります。
水田に不思議を感じていた方、長年の憑きモノが落ちますよ(笑)。
縄文籾の件りなどは、正直距離を置いて読みましたが、この株分け説、今後細かな修正はあるでしょうが、長く生きる説かと思えました。








タイルの源流を探って―オリエントのやきもの (INAXギャラリー―INAX BOOKLET)
販売元: INAX出版

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小さな骨の動物園 (INAX booklet)
販売元: INAX出版

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骨好きの人々の愛情までもが感じられる一冊
イナックスギャラリーで行われた展示会の図録です。

骨の展示といえば
博物館で見るものと思っていましたが
洒落たギャラリーでの展示。
私も見に行きましたが
普段、博物館に足を運ばない(と思われる)人も
たくさんいて
キャーキャー言いながら
見ていたのが印象的でした。

骨って死のニオイがして
不気味ですが
形の面白さや美しさに魅かれる人って
結構多いのかな。





稲荷山古墳の鉄剣を見直す
販売元: 學生社

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稲の考古学 (世界の考古学)
販売元: 同成社

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遺物は語る―化学が解く古代の謎
販売元: 青土社

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今城塚と三島古墳群―摂津・淀川北岸の真の継体陵 (日本の遺跡)
販売元: 同成社

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本書はシリ−ズ「日本の遺跡」の第7巻にあたり、例によって永年現地にて発掘に携わった人によって書かれています。したがって現地(三島古墳群)の様子が生き生きと伝わってきます。また著者の強い思い入れも感じる一冊です。特に本書を読む読者の多くは、三島古墳群もさることながら、所謂継体陵として最も有力な今城塚とは何なのかに興味を持たれているでしょう。(評者もその1人です)その点最初に三島古墳群の成り立ちを論じ、次に現継体陵である太田茶臼山古墳と今城塚を三島古墳群の中に位置づけて論じ、読者に分かりやすい解説になっています。
現地を熟知し永年発掘に携わった、正に当を得た著者による最適な解説書ですが、幾つか気になる点があります。(それが星五つにならない理由)先ず相変わらず近畿を中心とした観点でしか物を見ないこと、次に大和政権による銅鏡の配布(著者はリアルタイム配布説の急進派と自任しています。P.32)を前提として論じている点などです。学問的な背景からやむを得ないにしても、それにより目が曇ることはないのでしょうか?幾つか疑問点(大和中心史観で無いことから出てくる)はありますが、今城塚に興味のある方、継体天皇陵に興味のある方には必読の著と思います。



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