戻る

前ページ   次ページ

和書 492086 (98)



日本旧石器文化の構造と進化
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本金属器出現期の研究
販売元: 學生社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






逆転の古代史〈1〉日本原初漢字の証明 (ロッコウブックス)
販売元: 六興出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 古代に連なることがらなので、推測の域を出ないのは致し方ないが、それでも参考になる事が多かった。
 著者が好きで始めた研究だろうが、地道に集めた資料からヒントに至るまでが懇切丁寧に説明されていて、天文学に疎い身には少々きつかったが、それでもおもしろかった。
 たとえば、太宰府天満宮には「心字池」と呼ばれる池があるが、これは漢字の「心」という字に似ているから心字池といわれるとガイドブックには出ている。ところが、どこからどう見てもそのようには見えないので不思議に思っていたら、造形の中に文字を見立てるというものであるという不思議を解明してくれたのには驚きというか感謝というか、なるほどなるほど、だった。
 そして、日本全国の名だたる庭園には「心字池」があることに驚く。

 次に、亡命百済人が築いたといわれる福岡県と佐賀県の境にある基肄城の真北に宗像三神を祀る宗像大社があり、その南北の線を「真木」とも「真来」ともいうそうだ。この線が福岡県の久留米市に関係するということだが、幕末の久留米水天宮(東京の水天宮の本宮)の宮司だったのが真木和泉守保臣というが、この宮司の苗字と何か関係があるのかと想像が膨らんでいった。
 そして、佐賀県、長崎県に松浦という地名があるが、これが位置的に東西南北がずれているが、このズレの意味が解明されているのに感心するばかりだった。栄西禅師が中国から持ち帰ったお茶の木を植えた山として背振山は名を残しているが、その山の背振とは「背を振る」、つまり北の方位を振る(ずらす)、だから松浦の東西南北の位置関係がずれるという意味には、なるほど。

 そして、なんといっても、いったい何に使ったのかいまだに分らない銅鐸が著者に言わせると天体を計測する測量器だったとは。
 冬至、夏至のライン上に神社が設けられていたことが随分と前に証明されていたことにも驚きだったが、鬼道天文学という古代の「時」を司ることが権力者の象徴だったこと、それを研究していた人がいたことにも感心するばかりだった。

 風水の考え方だけでは説明のつかない位置関係が証明されていることに、古代史への興味を大いにそそられた。
 断定的ではない、「何何だろう」という表現をされているので眉唾ものと思われる部分もあるとは思うが、それでも、こういった思考のアプローチがあったのかと一読の価値はあると思う。





日本考古学〈第11号〉
販売元: 吉川弘文館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本考古学〈第15号〉
販売元: 日本考古学協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本考古学〈第22号〉
販売元: 日本考古学協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本考古学〈第6号〉
販売元: 日本考古学協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本考古学〈第8号〉
販売元: 日本考古学協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






新版 日本考古学を学ぶ〈1〉日本考古学の基礎 (有斐閣選書)
販売元: 有斐閣

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






新版 日本考古学を学ぶ〈2〉原始・古代の生産と生活 (有斐閣選書)
販売元: 有斐閣

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ