戻る

前ページ   次ページ

和書 492116 (82)



よく生きる (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

エマニュエル・レヴィナスに関する本をあれこれ読み、どれも理解できなかった。理解したふりをすることは簡単なのだが、レヴィナスについてはそうした知ったかぶりをすることが不遜なことだと、初老の男にも思わせるなにかがレヴィナス自身の文章の行間に感じられた。そうしたときにこの岩田先生の本を読み、初めてレヴィナスが言いたかったことが少し飲み込めた気がした。それだけで新書を一冊買った意味があったと思えた。




「よく生きること」の哲学
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






よみがえるカリスマ平田篤胤
販売元: 論創社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 荒俣氏と平田篤胤の血筋である米田氏との対談集である。
 個人的には対談集というのは軽い感じがして、突っ込み不足な場合が多いので、本で読む気にはなかなかなれなかった。
 しかし本書では平田篤胤という、やたらに懐が深い学者の全容を垣間見るのに、識者と関係者の対談こそが有効であることを教えてくれた。興味の入り口で読む作品としては非常に有用だと思う。
 米田氏、つまり平田篤胤の解釈には独特なものがある。特に「本来は権力と無縁で、日本文化の頂点に自然発生した天の摂理の具現者である」とする天皇観については改めて考えさせられた。さらに「日本における革命は錦の御旗を立てる側、すなわち天皇の側で行われる」という指摘にはびっくり。たしかにその通りだ。




よみがえるソロー―ネイチャーライティングとアメリカ社会 (叢書ラウルス)
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






よみがえる中国の兵法 (あじあブックス)
販売元: 大修館書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






よみがえる古代思想―「哲学と政治」講義〈1〉 (「哲学と政治」講義 (1))
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者の専攻は近代思想であるが、「プラトンと政治」という著書が示すとおり、古代の政治思想にも関心を示している。
第1章 ソクラテス以前とソクラテス―人間にとっての政治(掟、ノモス、傲慢;ギリシア的な政治―ポリスと自由人 ほか)
第2章 プラトン―哲人王の意味するもの(イデアと人間;魂と政治)
第3章 アリストテレス―ポリスと人間の諸相(経験的分析の視座;実践の概念と学問分類 ほか)
第4章 ヘレニズム諸派の時代へ―大帝国の出現と脱ポリスの哲学(アリストテレスとギリシア的伝統;ヘレニズム世界と哲学の変容 ほか)
第5章 古代ローマの哲学と政治論―政治の意味と無意味(ローマのジレンマ;キケロ ほか)
その語り口は分かりやすい。思想を表現するものとして、分かりやすさはもっとも必要とされるものである。とくに、入門的なものは明快性は欠かせぬものである。
この一冊ですべてを尽くすことはできないが、きっかけを与えるものとしては最上の古代政治思想の入門書である。これには中世思想を述べた続編がある。





よみがえる論語
販売元: 徳間書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






よみがえれ、哲学 (NHKブックス)
販売元: NHK出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

このお二人に出てきてもらって対談をするなら、何が一番刺激的な内容だろうか、と考えたら、どんな風に仲間と独学してきたか、その話を披瀝してくれることに尽きると思うのだ。本書ではちょっと顔を出す程度で、十分語られていない。哲学史や、哲学上の問題点に関しては、特に竹田青嗣氏が見事な書物をいっぱい出して読めば誰にでも分かるようになっているのだから、それに似た内容を、対談にしても面白くない。「よみがえれ哲学」なんて、そんな凄いテーマにしてしまったら、誰だって表題負けするに決まっている。やっぱり哲学や思想の本は、専門家だけでなく、広くサラリーマンにも読まれるべきだと思う。世の中の大半が思想と無縁と思われるサラリーマンで占められているのに、彼らに何処と無く鬱陶しいと思われるだけで敬遠されていては話にならないと思う。哲学思想を苦労して読んでも一銭の儲けにもならなければ、人格が練れる事も無いし、人に好かれることも無い。でも何冊かでもお気に入りの古典が出来ればそれを繰り返し読んで、また関連づけて他を読んで・・・としていくことはどこか豊かな時間を体感できることも事実だ。案外それは大事なことだと思う。でもなかなか難しいし越えねばならぬハードルもある。著者たちがどんな本をどんな風に独学で読んできたか、それはやっぱり読者に対して最大のメッセージだと思う。今度企画するときはそんな本を作ってください。




よりよき世界を求めて (ポイエーシス叢書)
販売元: 未来社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

著者は何が擬似科学なのかを見分ける方法を問わないといけないとした学者として有名。進化論的に知識を説明したり、実証主義を批判したりということもしている。彼の業績の見取り図として読みやすかった。 印象に残った点をいくつか挙げる。

・彼の議論はとても楽観的だ。人間は自由の拡張を追求する、競争は新しい生の可能性の発見を助成すると考えている。

・3つに世界を分けている。世界1:物質的なもの、世界2:人間の体験、世界3:人間精神の生み出す客観的なもの。どういう議論をしているか、区別しないといけない。

・知的謙虚さを忘れてはいけない。誤りを発見するには批判を通じてするしかないのだ。何でも主張できる、ほとんど何でも=何も主張しないという相対主義は誤りで、よりよい理論が悪しき理論を排除する批判的多元主義のほうがよい。

批判ができないオコチャマ学者に読ませたい逸品!




よりよく生きるために―人類的伝統と共生の間
販売元: 北樹出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

筆者は東京国際大学の教授で、そこで自身が担当している倫理学の講義の教科書として使われている本です。
おそらくこの本を購入するのは、ほとんどがその学生と思われますが、ハッキリ言ってこの講義は受けない方がいいと思います。

筆者は本書と講義の中で、キリスト教による共同体が人を結びつけ成熟させる唯一のものであると論じ、「世間」に代表される日本的な共同体を一切否定している。
また、日本にキリスト教が根付かなかった理由を、政治権力による弾圧のせいだと単純に結論づけている。

しかし、そもそもキリスト教は「信仰の自由」を掲げながら広がったものだろうか?弾圧されながらも、人々の中に広まっていったではないか。

もちろん、弾圧が日本にキリスト教が広まるのを阻んだのは事実であるが、日本の文化・風土的な背景を無視して原因をそこだけに求めるのは少々短絡的ではないか。キリスト教は一神教であるのに対して、日本人はもともと、森羅万象様々なものに神が宿ると考える民族である。

筆者の持っている日本の歴史・経済・文化に関する知識は非常に稀薄で、少しでも歴史を知っている人が読めばツッコミどころ満載です。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ