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和書 492116 (172)



イタリア共産党を変えた男―ピエトロ・イングラオ自伝
販売元: 日本経済評論社

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イタリア古寺巡礼 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 この本は1927年に著者がイタリアを旅行した時に、妻に宛てた手紙を元にした本らしい。だから実際には75年以上も前の記述なのだが、全く古びた感じがせず、間違いなく現代にも通用すると思う。巻末の解説でも触れられているように、下手に写真に頼ることができない時代の記述だからこそ、文章それ自体の表現が色あせないのかもしれない。

 さらに読んでいて気付かされるのは、著者の視点が全くと言って良いほどぶれない、ということ。豊かな知識(日本文化だけでなく西洋文化も)に裏打ちされた終始一貫した見方で、どれほど名の通ったルネサンスの巨匠の作品であってもその名前に気圧されることなく、素晴らしければ賞賛して、気に入らなければ批判する。…その目は間違いなく「日本人」の目であることを感じさせる。芸術や建築だけでなく風土習俗の描写でも、日本のものとの対比が随所になされていて、特に気候や自然に関しての比較が鮮やかで印象に残った。…あ、比較的簡素なものが好きな様子なんかは、今の日本人も変わっていない様子。

 実は、和辻哲郎については名前を知っている程度で、業績などは巻末の解説を読むまでなにも知らなかったが、著作に『古寺巡礼』や『風土』があることを知って、その視点のあり方が納得できた。残念なのは著者がベネチアで病気になってしまって、ベネチアの記述が薄いところかな。

 いつかイタリアへ行くときに、忘れずに持って行きたい一冊。




イタリア人文主義とギリシア古典文化―ルネッサンスの古代憧憬
販売元: 刀水書房

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イタリア・ルネサンスの哲学者
販売元: みすず書房

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イタリア・ルネサンスの哲学者
販売元: みすず書房

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イタリア・ルネサンスの文化〈2〉 (中公クラシックス)
販売元: 中央公論新社

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 この翻訳は読めば読むほど誤訳あるいは悪訳があることに気づいた。例を挙げる。
 「教会国家南部」とあるが、こんな日本語があるだろうか。これは「南部の教皇領」であろう。ドイツ語はden suedlichen Kirchenstaat となっている。英訳はthe southern part of the ecclesiastical dominion である。
 また、wegen seiner spaeten Leidenschaft fuer Lucrezia d'Alagnaとある。これを「後年ルクレーツィァ・グラーニャに熱中した時」と訳す。英訳はfor his old man's passion for Lucrezia d'Alagno となっている。これは「晩年の熱中」であろう。「後年」と「晩年」では明らかに意味がちがう。
 これらの訳語が同じページに見られるのである。実に読みにくい書物である。





イタリア・ルネサンスの霊魂論―フィチーノ・ピコ・ポンポナッツィ・ブルーノ
販売元: 三元社

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イタリア古寺巡礼 (1950年)
販売元: 要書房

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イタリア古寺巡礼 (1956年)
販売元: 角川書店

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イタリア人の太古の知恵 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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