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和書 492116 (342)



カオスとシミュレーション (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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カオスに生きる
販売元: 近代文芸社

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カオスの自然学―水・大気・音・生命・言語から
販売元: 工作舎

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カオス・ポイント―持続可能な世界のための選択
販売元: 日本教文社

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 地球的な危機が進行する現在、「人類の叡智こそが最後の希望」とする本書のような啓蒙書は多い。しかしこれまで読んだ啓蒙書と根本的に違うのは、危機を乗り越える論理的科学的な裏づけととしてホーリズム(全一性理論)を前面に出していることである。
 ラズロは、最新の量子物理学の「非局在性」、生物学での「創発揮特性」やコヒーレンス(一貫性)に見る全一性、新しい心理学に見られるホーリズムから、物理学・生物学・心理学それぞれにおいて、それまでの細分的科学から全一的科学へのシフトが進行していると説く。
 そして、現在のロゴス(論理性)文明から、来るべきホロス(全一性)文明への転換こそが、人類の最後の希望だと述べる。全体の論理展開と結論にはかなりの部分共感できる。しかし「あなた自身が全一性を達成し、あなたの意識を進化させよ」との最終的な提言で終わっているのは物足りない気がする。
 また、ホロス文明の政治体制が「世界連邦政府」的な形に納まると述べているが、この実現も各個人の「意識進化」によって予定調和的に達成されると読める。また、現在の地球的危機の原因に、社会的・経済的・政治的なグローバリゼーションが関係していることを批判する思想かも多いが、ラズロはグローバリゼーションがホロス文明の前提であると述べているように読める。
 以上のような疑問点は残るが、主体と客体に分け全ての要素を細分化して分析する、近代科学には限界に来ていることを率直に認め、新しい全一的な科学によって世界を再構築することは方法論として間違いではないだろう。
 ただ、このようなホロス(全一性)文明への転換だけで、現在の地球的な危機は乗り越えられるのかどうか、もう一段別の視点の追加が必要ではないかという思いは依然として残る。





カオス系の暗礁めぐる哲学の魚
販売元: NTT出版

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昨年、著者の 『デジタルを哲学する』(PHP新書)を読んでからずっと読みたいと思っていた本。
「情報化社会」 や 「電子メディア」 に関する議論において、私たちがなにげなく前提としていることに対する鋭い洞察と考察、そして指摘は期待に違わない切れ味だった。

前掲書よりも哲学の専門的な記述が多いが、「?」と感じる難解な引用等には著者による絶妙なパラフレーズが炸裂するため、哲学の知識など皆無に近い私でも哲学的議論を楽しむことができた。

個人的には、第八章「<偶然性> とは、事柄そのものの側に <存在> しているのか、あるいは <認識> する側の無知に原因を求めるべきなのだろうか?」という議論が特にスリリング。

私の専門は 「情報システム」 で、ともすれば技術中心・科学至上主義的な考えに陥りがちである。

テクノロジーの進歩が恐るべき早さで進行している現在だからこそ、ふと立ち止まり、根本に立ち返って状況を考察することが大きな意味を持ち、また、必要なことではないか。そしてそれが、真の意味で(「テクノロジーの」を含む) <進歩> につながるのではないだろうか…そんなことを考えさせられた一冊。

「情報」を考えるすべての人にオススメ!

特に、技術畑にいる人には 「必読」 とまで言い切りたい!




カオスモスの運動 (講談社学術文庫 (993))
販売元: 講談社

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カオスモーズ
販売元: 河出書房新社

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「「知」の欺瞞」によって科学用語の乱用が酷評された本。確かに書いてあることはほとんどチンプンカンプンなのですが、不思議と読むのがとても心地良いのです。巻頭にM.デュラスの小説の文章が引用されたこのカオスモーズは、なんだかふわふわと浮かんで別世界に連れていってくれるような感覚になるのです。本を読んでこんな気分になるなんて初体験です。あまり意味はわからないものの、何箇所か心を惹かれる文章があるので、何回も読んでいくと少しずつ意味がわかるようになるのかもしれません。今はまだ思想書としてではなく、未来の香りのする詩集として読んでいます。もしかしたら、すごく深い意味のあることが書いてあるのかもしれません。




香りの比較文化誌―東の「香」から西の「アロマテラピー」まで
販売元: 北樹出版

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 アロマテラピーの勉強をしている中で、香りに関する雑学的な本も好きなので、読んでみようと思いました。

 タイトルに「比較」とあるので、香りというものが文化の中でどのような位置を占めているのか、どんな役割を担ってきたのか、どんな発展を遂げてきたのか等々、東西の違いがよくわかるように論じられていると思って買ってみたのですが、それらを書きつくすには少しボリュームが少なかったようで、香りの歴史について少々知識があるのものであれば聞いたことがあるような内容が多く、少し物足りなかった気がします。

 ”東の「香」から西の「アロマテラピー」まで”と副題にありますが、日本の章では源氏物語を取り上げ、香りに関する記述がある部分を抜粋したうえで、「香を焚くことは日常生活の一部となっていた〜中略〜紫式部は〜供香や空薫物が醸し出す世界によってその場の描写をおこない、薫物等によって時には作中人物の性格設定にまで及んだ。」と書いてあります。西の章で取り上げられているのはポウとパトリック・ジュースキント。これも、作品の中でどのように香りが表現されているか、という解説なのですが、どうも”東西の比較”とはなっていない気がするのです。

 最終章ではアロマテラピーについて書かれていますが、ロバート・ティスランドを中心にアロマの入門書に書いてあるようなことばかりなので、少し物足りなかったです。

 たぶん、もう少しつっこんだ解説をし考察するには、この分量では少し足りなかったのではないかと思うのです。あまり浅く広く書くよりも、もう少し的を絞って書いた方が”比較”というタイトルにマッチしたのではないでしょうか。




科学を捨て、神秘へと向かう理性
販売元: 徳間書店

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現在の物質万能的世界において、超越的世界への取り組みを行うためには、自身の神秘体験の強度がはっきりと問われること。またその各理論の推進者の神秘体験の強度によってその理論の妥当異性を判断すること。至極当たり前のことのように思われるが、一番迫りにくいこのことについて、この著者は自身の神秘体験の強度をたよりに果敢に対象に迫ってゆく。
自身のサイケデリック体験を決して卑下したり、虚無的に若気の至りと断じたりせず、人類最後のフロンティアとして対象へ迫って行く熱意。夢を追う事の真の意味は、神秘へと向かう人間の元型的衝動にあるのではないか。その事に信をおいて生きる事に、この本は勇気を与えてくれます。




科学・解釈学・実践〈1〉客観主義と相対主義を超えて (SELECTION21)
販売元: 岩波書店

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