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和書 492116 (386)



南方熊楠児(ちご)談義 (河出文庫―稲垣足穂コレクション)
販売元: 河出書房新社

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ルドルフ・シュタイナー―その人物とヴィジョン (河出文庫)
販売元: 河出書房新社

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 哲学や思想の著作はなかなかとっつきにくいものだ。そこで私は体系的に読みたい人物がいる場合、その人の評伝か自伝から読むことにしている。生き方や性格などに興味がでれば、著作に入っていけるものだからだ。シュタイナーに関してはこの方法がずばりうまくいったと思う。

 ウィルソンは弟子たちからは崇拝の対象である聖人シュタイナーを、矛盾もあれば迷いもある人間として捉えて実像に迫る。さらにオカルト的な部分を、思想や哲学の観点から冷静に解明していく。そのおかげで、うさん臭い霊能者という先入観を捨てて、二〇世紀の思想家のひとりの生涯として興味深く読み通すことができた。

 むろん専門的な評伝や、シュタイナー自身が晩年に書いた自伝も翻訳されているが、シュタイナーを読むことを考えている人には最初にこの本を手にとることを強くおすすめする。そうすれば多ジャンルに渡り、さらに膨大な量におよぶのシュタイナーの著書のなかで、きっと自分が読みたいと思っている内容の本を見つけることができるからだ。
 




鈴木大拙 (道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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鈴木大拙の没後四十年を記念して、大拙ゆかりの松ヶ岡文庫が編集した特集冊子。表紙の写真が見事でもあり、最近出版されるこの手の冊子の手軽さ、取っつきやすさを予想すると大違い、これはまた随分しっかりした内容の、本格的なもの。大拙というと世界に「禅(ZEN)」をひろめた宗教家というイメージが強いが、実際には思想家としても第一級の人物であり、仏教学者としても、哲学者としても、素晴らしい業績を残している。本書は流石、松ヶ岡文庫の編集だけあって、一般的な紹介よりも、思想家としての大拙の在り方、その思想的な影響の紹介を中心に据えた編集となっている。したがって大拙の著作を読んだことのない人、あるいは仏教学、あるいは禅の書物にあまり親しみのない人には、本書は手強く、かなりつらいかもしれない。むしろ大拙の思想、あるいはその生涯に関して、一通りの知識を持っている人にとっては、あまり知られていない部分の紹介も多く、新鮮に感じられるものであろう。大拙とアメリカ人の妻、ビアトリス婦人とのエピソードなど、なかなか興味深いものである。但し、内容的な水準から選択された編集なので、随分以前に(たとえば大拙存命中、あるいは亡くなってまだ日の浅い頃に)書かれたものがかなり多く、大拙について詳しい読者にとっては、既に知られているものもあるということ(それでも、選ばれているものは内容的に今日読んでも素晴らしい!!!)、入力ミスによると思われる誤字が結構あって興醒めな点は残念。しかし、全体として本書は良心的で、良い企画であると評価できる。




ドゥルーズ KAWADE道の手帖 (KAWADE道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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中村元―仏教の教え 人生の知恵 (KAWADE道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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西田幾多郎 (KAWADE道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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ベンヤミン (KAWADE道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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丸山眞男 (KAWADE道の手帖)
販売元: 河出書房新社

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哲学者たちは何を知りたかったのか──凡人でもわかる、哲学のやさしい悩み方 (KAWADE夢新書)
販売元: 河出書房新社

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日本人なら知っておきたい武士道 (KAWADE夢新書)
販売元: 河出書房新社

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