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和書 492118 (252)



それでも田中角栄は不滅である
販売元: 講談社

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それでも私は戦争に反対します。
販売元: 平凡社

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特に小泉元首相を批判した2つの対称的なエッセイに目がとまりました。

一つは、江川紹子さんの「戦争は美しき『感動』とともに」。

小泉元首相が感動屋であることに触れ、
青年飛行兵が書いた辞世の句の前で涙を流したことを、「感動」すること自体は素晴らしいこととしながらも、
そのようなことに「感動」することの危険性もまた指摘しています。

カルト宗教に惹かれてしまう若者たちのことを知りつくした筆者だからこその言葉だと思います。
カルトは言葉たくみに「感動」を誘い、何かを「実感」させ、組織に引き入れていくからです。

そして、江川さんは、自分も感動しやすい性格だから、と自戒の念でしめくくっています。
・・・この「自戒」が大切なのです。他の誰かや権力のせいではなく、自分も、と思う心が大事なのです。

もう一つは、石坂啓さんによる「小泉スネ夫の戦争」。

小泉元首相のことを「小泉スネ夫」と揶揄し、
自分を高みに置いて、誰かの親族であり友人でもあるであろう
「命も心もある人間」の他人様の名前をもじって嗤っています。

・・・しかし、これこそが戦争の引き金を引く<戦争マインド>なのです。

この2つのエッセイは、どちらも小泉氏の政策を批判していますが、
片方は<平和マインド>で、片方は<戦争マインド>です。

この他にも、
「私は正しくて、あの人たちが間違っている。間違ってるからこきおろして嗤っていいんだ。」
という<戦争マインド>を披露してしまっている人がこの本の中にたくさんいるようです。

しかし、実は「私は正しくて、あの人たちが間違っている」、という心こそが、戦争を引き起こすのです。
このような<戦争マインド>によって、「反戦運動」が「戦争そのもの」になってしまうのです。

だから、マザーテレサは、「反戦」運動には参加しなかった。
「反戦運動」という名の戦争が起きているからです。

「戦争反対!」と「平和を希求する」ことは全く違うことです。
たとえば、すぐに怒る校長先生がいたとしましょう。
この校長に対して3年間生徒が一丸となって「反校長運動」をすることと、
校長室に出かけて行って、コミュニケーションをとり、どうして懸命に怒るのか、
学生時代に何を考えていて教師になったのかを聞いてみる、ということが全く違うことであることがきっとあなたにも分かるでしょう?

よく考えましょう。考え続けましょう。
自戒を込めて。あなたも、私も。

・・・世界に平和を。未来ある子供たちのために。




それでも私は腐敗と闘う
販売元: 草思社

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父親は大統領候補と目された大臣兼ユニセフ大使、母親も有力政治家であり、幼い頃から海外で教育を受け、パリで豪邸に住み文化人(ガルシアマルケスやネルーダ)を集めてパーティを開いていたという何不自由ない少女時代。まさに絵に描いたような上流社会の何不自由ないお嬢さんだったイングリッド。
その後フランス人の外交官と結婚し子供にも恵まれ、彼女の人生はそのまま幸せな少女時代の延長となるだろう、という事は多くの人、彼女を含めて思っていた事であろう。
しかし彼女は母国の不条理に気づいてしまった。麻薬密売によって増長したマフィアや貧富の格差、政治家の腐敗、そんな世界に目をそむける事が出来ず、すべてを失う覚悟で家族と離れ、さまざまな嫌がらせや脅迫に臆する事なく戦いを挑んだ。
そして大統領選挙に出馬を表明、投票日の数日前誘拐されそのまま彼女の行方は知れない。

彼女を「風車に向かったドンキホーテ」とたとえた人もいる。彼女が戦いを挑んだ相手はあまりにも巨大で、大抵の人はその不条理を承知でも諦めた戦いを放棄する。彼女は悠然と戦いを挑んだもののあまりにも非力だった。その戦いを無謀という人もいるし、彼女は巨大な敵との戦いに負けたかもしれない。
しかし、彼女の行動と彼女に起こった悲劇は多くの人にコロンビアの現状を知らしめる事となった。
そして第二第三のイングリットがあらわれて、彼女にその後何が起こったかを解明する日、そして彼女の願った祖国のあるべき姿がいつか現実となる事を祈りたい。





それでも私は親米を貫く
販売元: 勁草書房

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同氏の過去の作品は大変面白く読ませていただいたが、本書は、非常に視野が狭いものであり、アメリカの一般大衆がするであろう主張に終始しているという印象を受ける。本書は、アメリカ人も非常な犠牲をはらっており、日本人はもっと理解すべきだと繰り返し述べる。しかし、アメリカ人がテロの前にパレスチナで何をしたか、あるいはその後にイラクで何をしたか、については、まったくといっていいほど触れていない。アメリカのいい部分だけ拾ってくれば親米になるのは当然である。もし、テロ前後の外交軍事について世間でいわれていることにつき敷衍あるいは納得のできる反論を加えていれば、本書は価値あるものとなったであろう。恵まれた経験地位を持つ同氏がこの題名の本を著すにあたり、そこまで立ち入らなかったことは、怠慢か、さもなくばアメリカを擁護することが難しいかのいずれかであろう。




そろばんの向こうに宇宙が見える―そろばんに学ぶ人生の知恵
販売元: 東京書籍

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そんごくう (こども せかい名作)
販売元: 国土社

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たいまつ〈4〉24年の歩み (ベストヒットシリーズ)
販売元: ガリバープロダクツ

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たかいし―自治と参加のまちづくり
販売元: 自治体研究社

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たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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奇跡のようなノンフィクション作品の金字塔である。次期支援戦闘機の導入を巡って、日本国内では零戦の伝統を汲む国産推進派と米国から完成品を購入する輸入促進派の対立。米国内ではペンタゴンと商務省の対立。それらが相互に干渉する関係の中に、日米同盟というお題目だけでは指の間から滑り落ちてしまうような、日米関係の真実の姿が鮮明に表れている。対立する関係者複数の視点を取り、実名とエビデンスを明かして描かれている本書の手法をもって初めてわかることだ。

日本の対米戦略(というものがあったとして)に対して疑心暗鬼に陥る官僚たちや日本になにがしかのシンパシーを抱く議員たちの心理描写も、じつに細かい。日米同盟という理想は、その縁の下で汗をかいて働く男たちの存在なしにはあり得ない。その当たり前のことが痛いほどよくわかる。

ここまで大きな対象を、ここまで「客観的」に描ききった力業には感服せざるを得ない。提供された情報のバイアスに引っかからないためには、反対勢力の話を聞けばよい。業界では「裏を取る」とか「当たる」とか言うが、このことは簡単に見えて、じつはむずかしい。ある主要な情報なり視点なりに依拠しすぎた場合、明らかにそれと反する情報なり証言が出てくると、誰だってそれを素のままに受け容れないものだ。この著者はその罠にほとんど引っかかっていない(強いて言えば外務省寄り過ぎかもしれないくらいか)。それが「奇跡のような」と冒頭に書いた理由だ。

名声を得た後に露見した著者の自己顕示ぶりは、本書の読後感からはウソのように見えてくるが、この本でもけっして著者は「自分」を消していたわけではなかったのかもしれない。また単行本の『ニッポンFSXを撃て』のタイトルのほうがよかったと思う。




たたかいと友愛の1500日―警察の電話盗聴を追求して
販売元: 昭和出版

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