和書 492120 (354)
大使夫人―世界各国から来日した「おつきあい」のプロ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社
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皆さんは、外交官に会ったことがあるだろうか。私はある。しかし、大使に会ったことはない。大使夫人は見たことはおろか、本で読んだことさえない。それもそのはず、このアマゾンで「大使夫人」と入力しても、出てくるのはこの一冊だけなのである。
このように述べれば、皆さんの好奇心を刺激出来るだろうか。一体どんな人たちなのか。毎日何をし、何を考えているのか。パーティーではどんな会話をするのか。日本のことをどう見ているのか。そんなミーハーな気持ちで本書を手に取ってみて欲しい。
本書には、緊迫感あふれる交渉の場景、いわゆる「外交」は一切出て来ず、ミーハーでなければとても読めたものではない。その代わり、和やかな社交舞台と穏やかなその裏側とが楽しく描かれ、著者がいかに数々の大使夫人に魅了されたか、彼女ら(彼ら)にいかに敬意を抱いているか、が文面から伝わって来る。
人が人に魅せられる。人間としてこれほど幸せなことはあるまい。さて、本書を読まれる皆さんは大使夫人のどこに魅せられるだろうか。著者はこう答えるだろう。「大使夫人という職業は存在しない。しかし大使夫人という立場は、大使にはない、国のイメージを上げることが出来る何かを、持っている」。
二つの母国に生きて (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社
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欧米人の日本研究者としてはサイデンステッカー氏とともに双璧をなすのがドナルド・キーン氏である。その氏がリーダーズ・ダイジェスト誌や朝日新聞等に書き綴った日本と日本人への思い出が詰まったものである。
4部構成となっており、
1. 日本との関わり
2. 日本及び日本人に対する考察
3. 日本の伝統芸能に対する評論
4. 日本の文学者たちとの交遊の思い出
が収まっているが、掲出されている紙面が異なるにも関わらず全体の構成を崩すことなく仕上がっているのが不思議な感じがする。それだけ、このドナルド・キーン氏の日本と日本人に対する視点がぶれていないからだろう。
そして、学生時代に初めて氏の日本及び日本人論を読んだが、随分と長い年数が経過しているのだが、その時と変わらぬ優しさを感じる。氏も書いておられるが、前世は日本人だったのではとあるように、日本人よりも日本人的精神の持ち主なのかもしれない。
本書は三島由紀夫を研究する方には参考になると思われるし、谷崎潤一郎がノーベル文学賞の候補であったことが窺えて興味深い。
憲法とどう向きあうか (Asahi Sonorama books)
販売元: 朝日ソノラマ
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国際協力と憲法―朝日新聞は提言する (ASAHI NEWS SHOP)
販売元: 朝日新聞社
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欺かれた法廷 (朝日ノンフィクション)
販売元: 朝日新聞社
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銃殺命令―BC級戦犯の生と死 (朝日ノンフィクション)
販売元: 朝日新聞社
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宮崎勤裁判〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社
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オウム法廷―グルのしもべたち〈上〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社
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オウム法廷―グルのしもべたち〈下〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社
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オウム法廷〈10〉地下鉄サリンの「実行犯」たち (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社
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地下鉄サリン事件の実行犯の5人中3人は,超高学歴である.林郁夫は慶応医学部卒の心臓外科医,豊田は東大修士で人望厚く,物理研究と少林寺を両立,誰からも将来を期待されていた.広瀬は,早稲田修士にして世界の物理学を牽引する論文を書いていた事が逮捕後わかるのだった.
どうも麻原は,教団と自分の最後を察し,できるだけ世の中に与える衝撃の大きい事をやってやろうと考えた感じがします.教団内で最優秀の三人を地下鉄サリン事件の歩兵として使う事の理由が,他に見当たりません.