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和書 492132 (207)



日本の桜、歴史の桜 (NHKライブラリー)
販売元: 日本放送出版協会

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桜について、歴史・文学上の実例を引きながら、興味深く書かれている。数例挙げると、
 ☆水上勉の『桜守』(1969)のモデル笹部新太郎は、在野の桜研究家で、その生涯を桜と共に終えている。いま見る大阪造幣局の通り抜けの里桜は、大阪空襲で焼亡した桜を自家の武田尾の桜山から移植したものである。
 ☆ヤマザクラの名桜、巨桜は全国でも数少ない。近年ようやく知られてきた熊本県阿蘇郡白水村の戦国時代末期と伝えられる一心行の大桜ぐらいである。
 ☆富安風生の桜の名句に「まさをなる 空より しだれざくらかな」がある。このシダレザクラ(枝垂れ桜)はエドヒガンの変異種である。この桜は平安末期、箱根山で発見され都に運ばれ、珍しい花として摂関家に献上されていたらしい。
 ☆折口信夫が養嗣子春洋の戦死に際して詠んだ一首(歌集『倭をぐな』1955年)
「たたかひに 果てにし子ゆえ 身に沁みて ことしの桜 あはれ 散りゆく」
☆桜を愛し、桜を讃えるところに生きる歓びがある。王朝びとは桜をいのちの輝きとみた。その清明美には死の翳は全くない。花の香りは心に安らぎを与え、爛漫の花は歓びを形にしてみせる。女性、この母なるものが桜なのだ。日本文化が桜文化であったことは、その衣食住の中に無限に「桜(なるもの)が織り込まれていることで分かる。
 ☆次の芭蕉の句ほど桜に対する人びとの思いを鮮やかに印象づける句はほかにない。
    さまざまの 事おもひだす 桜かな  芭蕉




祭の撮影フルコース―写して絵になる (NCフォトブックス)
販売元: 日本カメラ社

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愛媛の昔語り
販売元: 青葉図書

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民俗の知恵―愛媛八幡浜民俗誌 (愛媛民俗叢書 (1))
販売元: 創風社出版

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愛媛 民俗伝承の旅~祭りと年中行事~
販売元: 愛媛新聞メディアセンター

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新版 男が女になる病気―医学の人類学的構造についての30の断片 (エピステーメー叢書)
販売元: 朝日出版社

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図解 吸血鬼 (F-Files)
販売元: 新紀元社

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古くからの吸血鬼伝承について興味がある人には、同社から出ているTruth in Fantasyシリーズ「ヴァンパイア−吸血鬼伝説の系譜」の方をお勧めします。
そちらは民間伝承や実際の事件を詳しく記述してあり、しかも挿絵入りなのでイメージも湧きやすいです。

こちらは逆に、現代の作家達が「吸血鬼」というイメージからどのような設定を作り出したかを知る手掛かりにはなると思います。
古くからの吸血鬼の話も載ってはいますが、やはり小説やアニメをカバーした分、削られてしまった感があります。
しかも、図解といっても紹介されている者たちのイラストがあるわけではありません。
人物や組織の相関図、あるいは地図が主となっていて、イメージを膨らませるには少し物足りない気がします。
幅広く吸血鬼物に親しんでいて、大抵の作品が解る人なら楽しめるかも知れませんね。

ただ、私としては「ヴァンパイア―吸血鬼伝説の系譜」の方が汎用性が高いと思います。




家船(えぶね)の民族誌―現代日本に生きる海の民
販売元: 東京大学出版会

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絵本江戸風俗往来 (東洋文庫 (50))
販売元: 平凡社

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非常に面白い書物です。徳川時代の年中行事等の風俗全般について詳しく書かれています。また挿絵が理解を助けてくれます。個人的に特に面白かったのは「お記録本屋」に関する記述で、これは先年纏って紹介された「藤岡屋日記」を残した藤岡屋のことなのですが、場所は外神田、所謂今の秋葉原の辺りで古書籍を売りながら時事等を書き留めていたのが藤岡屋だったそうです。




絵本江戸風俗往来 (ワイド版東洋文庫 (50))
販売元: 平凡社

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