和書 492132 (363)
テクノロジーの人類学―現代人類学の射程 (現代人類学の射程)
販売元: 岩波書店
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文化の「発見」―驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで (現代人類学の射程)
販売元: 岩波書店
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著者は異文化を、とりわけ自己に属する文化圏とそれ以外の文化圏―他者としての文化―を分かつ際の自然な意識を生産する装置として、博物館が機能してきたことを暴露する。そして、そのような誤れる意識を生産し続けていることを批判するのみでなく、多様な文化を保持する人間同士が真に相互に刺激しあえる関係を築く場としての新しい博物館像のモデルを提示している。それが絵空事か、著者の思想が未来の博物館の明確なヴィジョンを投げかけているか、はたまた世界の真の問題は文化相互理解の場でなく経済と政治なのかは、人によって分岐するだろう。日本という土壌で気づかずに他者に対して投げてしまうまなざしを豊富な実例をもって証明してみせた野心的な本。
無為のクレオール (現代人類学の射程)
販売元: 岩波書店
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現代人類学のプラクシス―科学技術時代をみる視座 (有斐閣アルマ)
販売元: 有斐閣
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本書は若手の人類学研究者が執筆者となり、書かれたものである。有斐閣アル
マらしく、章末には「文献案内」、部末には「コラム」というふうにテキスト
として使い勝手がよさそうな構成となっている。文章はもちろんわかりやすく
書かれており、読みやすい。
全17章の4部構成である。デュルケムやボアズ以来「未開」への関心をもって
きた人類学であるが、グローバリゼーションや開発、産業化の進展で「西洋・
先進国」と対比されるような「未開」の捉え方は困難になってきた。そこで
現代社会を問うという形で、新たな人類学の視座が生まれている。
これには、人類学だけにとどまらない新たな思想の潮流が関係している。
経済は人びとの社会関係に埋め込まれているというとらえ方であったり、普遍
的知識が具体的(状況依存的)知識に対して優位であるというとらえ方への批
判であったり、慣習や制度あるいはアイデンティティが「実践」を通した相互
交渉のなかで作られるという見方であったりというように、社会科学の分野に
おいては、「合理化の進展」としてとらえたのではこぼれ落ちてしまう近代社
会あるいは現代社会の側面に注目が集まっている。そういった流れのなかに本
書に掲載された各研究は位置付けられるだろう。
章ごとに執筆者の問題関心とフィールドワークによる質的なデータの提示、そ
して章の最後にはまとめと今後の研究課題が述べられている。各章12〜15ペー
ジぐらいで簡潔にまとめられているので、目次をみて気になったものから読む
のもいいかもしれない。
本書で扱われている内容や問題関心は、人類学に並行して社会学、教育学、経
営学、認知心理学といろいろな学問領域で語られているので、人類学に興味を
もつ人でなくとも参考になる一冊になっている。
同様の関心をもって書かれた専門書は先行していくつかでているので、参考ま
でに挙げておく。
○田辺繁治・松田素二編,2002『日常的実践のエスノグラフィ』世界思想社.
○茂呂雄二編,2001,『実践のエスノグラフィ』金子書房.
現代世界とエスニシティ
販売元: 弘文堂
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西南秘境万里行 (現代中国紀行選書)
販売元: 恒文社
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現代伝説―昔話研究の可能性
販売元: 三弥井書店
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現代東南中国の漢族社会―〓@6BE6@南農村の宗族組織とその変容
販売元: 風響社
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現代に活きる山の神伝承
販売元: 佐藤芝明
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現代ニッポン年中行事
販売元: 大月書店
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