和書 492134 (127)

お金のかからないラクラク在宅介護術

　現在＜バリアフリー＞と言えば、とにかくスロープや手すりを付けることが中心だと思っていたのだが、この本ではバリアを上手く回避する方法、手すりではなく家の中にあるものを使って移動を楽にしようと書いており、驚いた。介護は費用がかかるものだと頭から決め付けていたことがわかった。

　他にも、手作りできる介護用品の作り方もあり、とても簡単に作ることが出来た。最近、スプーンを握りやすくする介護用具が市販されているが、それを自分の手で作ることが出来る。自分で作ったものだから、愛着があり、それを実際に使ってくれて、嬉しそうにご飯を食べている様子を見るとこちらも嬉しくなる。

　これから介護に関してはもっと試行錯誤が繰り返されるだろう。そんな中、別な視点からとらえたこの本によって、より良い高齢化社会に向かってほしい。

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