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和書 492136 (36)



それでも私は戦争に反対します。
販売元: 平凡社

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特に小泉元首相を批判した2つの対称的なエッセイに目がとまりました。

一つは、江川紹子さんの「戦争は美しき『感動』とともに」。

小泉元首相が感動屋であることに触れ、
青年飛行兵が書いた辞世の句の前で涙を流したことを、「感動」すること自体は素晴らしいこととしながらも、
そのようなことに「感動」することの危険性もまた指摘しています。

カルト宗教に惹かれてしまう若者たちのことを知りつくした筆者だからこその言葉だと思います。
カルトは言葉たくみに「感動」を誘い、何かを「実感」させ、組織に引き入れていくからです。

そして、江川さんは、自分も感動しやすい性格だから、と自戒の念でしめくくっています。
・・・この「自戒」が大切なのです。他の誰かや権力のせいではなく、自分も、と思う心が大事なのです。

もう一つは、石坂啓さんによる「小泉スネ夫の戦争」。

小泉元首相のことを「小泉スネ夫」と揶揄し、
自分を高みに置いて、誰かの親族であり友人でもあるであろう
「命も心もある人間」の他人様の名前をもじって嗤っています。

・・・しかし、これこそが戦争の引き金を引く<戦争マインド>なのです。

この2つのエッセイは、どちらも小泉氏の政策を批判していますが、
片方は<平和マインド>で、片方は<戦争マインド>です。

この他にも、
「私は正しくて、あの人たちが間違っている。間違ってるからこきおろして嗤っていいんだ。」
という<戦争マインド>を披露してしまっている人がこの本の中にたくさんいるようです。

しかし、実は「私は正しくて、あの人たちが間違っている」、という心こそが、戦争を引き起こすのです。
このような<戦争マインド>によって、「反戦運動」が「戦争そのもの」になってしまうのです。

だから、マザーテレサは、「反戦」運動には参加しなかった。
「反戦運動」という名の戦争が起きているからです。

「戦争反対!」と「平和を希求する」ことは全く違うことです。
たとえば、すぐに怒る校長先生がいたとしましょう。
この校長に対して3年間生徒が一丸となって「反校長運動」をすることと、
校長室に出かけて行って、コミュニケーションをとり、どうして懸命に怒るのか、
学生時代に何を考えていて教師になったのかを聞いてみる、ということが全く違うことであることがきっとあなたにも分かるでしょう?

よく考えましょう。考え続けましょう。
自戒を込めて。あなたも、私も。

・・・世界に平和を。未来ある子供たちのために。




たのしい不便―大量消費社会を超える
販売元: 南方新社

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自販機やコンビニを使わない。自転車で通勤する。そんな「不便」を実践して、本当に必要なものがどれだけあるのかを探る著者。その体験が前半でつづられます。不便な生活をおしつけようとするのではなく、「僕がやってみたらこうなったよ」とあくまでも客観的に。つらかったことや独善的になりがちだったことも正直に書かれています。新聞の連載企画だったため、文章はややカタめですが、まじめに考えて取り組む著者の性格がうかがえます。

そして後半の対談編。環境を考えるというと、「エコ・ファシズム」といわれるように、とかく現状否定ばかり強調されがちです。「昔に帰れっていったって、いまから農業しろっていうの?」という反発を感じるのではないでしょうか。現状を否定するのではなく、これまでの文明の成果を享受しつつ、環境を保全していける新しい道。登場する各人が自分なりの哲学を築きつつ模索しています。「人は物質的な豊かさを求めるけれど、それは精神的な豊かさを求める手段でしかない。精神的に豊かになると、なんでも美的にやろうとする。精神的な豊かさと物質的な豊かさを美しさの概念で統合できるんじゃないか」など、「おしつける」のではなく、喜んで変われるやり方を考える姿勢に共感します。自分の生活を考えていく上で参考になる意見がたくさんありました。読む人それぞれに、得るところがある本だと思います。




だれでもわかる店舗経営
販売元: コープ出版

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だんぜん有利なマイホーム取得作戦
販売元: ぱる出版

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ちょこボラ!―今すぐはじめられる、お手軽ボランティア
販売元: アメーバブックス

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ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ
販売元: 彩図社

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 携帯電話の普及期,確かにスーパーの店頭で,携帯電話が当たるというクジを見たことがある。何となく怪しげなのでやったことはなかったが,やってみるとどうなったのか・・・が本書を読むとわかる。
 本書で取り上げられているものには明らかな詐欺が多いが,皆が風呂に入っていなそうな「胡散臭いボランティア団体」など,何が目的なのかよく分からない団体もあった。また,筆者自身の経験に基づく自費出版(共同出版)の実情なども面白かった。
 気にはなるけど,自分では勧誘についていく勇気がない(というより,そんなものに付いていってはいけない)人には,一読の価値があると思う。






ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ
販売元: 彩図社

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みんながみんな、経験があるキャッチセールス。着いていったらどうなるのかを知りたいところ。その実態を暴いてくれるこの本は興味深く読める。冷静に読んでいると、あまりにも滑稽な手口に笑えてしまう部分もある。しかし、実際に自分がその場にいたら気付かずに・・・。私もつい先日まで、この本に載っていた一つの職業に就いていました。不信感を抱きすぐに辞めましたが、正解でした。手口はそのまま載っていましたし、読んでみる価値はあります。もちろん、この手のセールスの撃退にも役立ちますよ!




てるてるぼうずを窓につるして―「子どもの平和像」をヒロシマから世界へ (21世紀ブックレット)
販売元: 三友社出版

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できること
販売元: 文芸社

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できることからはじめよう―ハナコと太郎のボランティア青春記
販売元: 講談社

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