戻る

前ページ   次ページ

和書 492138 (93)



「建てる前」に読む本―非営利第三者機関が提唱する新しい家づくりの発想
販売元: 作品社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 住宅会社2社のどちらにしようか迷っているときにこの本に出会った。正直言って読み辛いところもあったが、ネットで調べたりしながら読んでいった。どうしてもわからないところには付箋をつけておいて2社の担当者に直接聞いてみた。驚くほど異なる反応が返ってきた。A社の担当者は、その場で答えられないこともあったが、後日調べてきてくれた。上司が代わりに答えてくれたりもして、会社全体で対応してくれた。B社の担当者は、全てうまくやるから信頼するように即答した。私は迷わずA社を選んだ。やはり建築中の対応も良く、わからないことにはきちんと答えてくれた。今、新築の我が家にいて、この本に出会えたことに感謝している。
 後日談だが、A社の担当者は、打合せの時にこの本がいつもテーブルの上にあったので、普段より慎重に対応しなければと思って緊張したそうだ。業者選びの試金石にもなるこの本を、契約前に読むことを強くお勧めしたい。






「悪党的思考」のすすめ―逆説のニューリーダー論 NPOリーダーと企業管理職たちに贈る 絶対に成功させるた
販売元: 中央アート出版社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

目の前の現実を少しでも変革し、安心して仲良く暮らせるように、ボランティア活動に理想を見いだし、社会貢献に身を捧げる中で、人は汗と涙と時間を費やす。ふと立ち止まると、自分の理想を達成するはずが、企業意識そこぬけに、コスト意識やリスクマネジメント、生産性の論理にきりきり舞させられていたり、フリーライダーにかき回されたりしている。初心の清く正しく美しくだけでは、グローバル経済社会の波に飲み込まれてしまう現実がある。本書は清く正しく美しくの確信に中世の悪党(強き者)という鎧甲で武装することを勧めている。けだし、悪に交われば汚れるのではなく、自分の理想や理念を実現するために、世の中はいかにつくられ、いかに動いているか、情熱だけでは見分けられない構造を、悪の意識をもって鮮明に見抜き果敢に闘えと鼓舞激励している。運動歴46年の活動家が自身を支えてきた論理を開陳して若き活動家の飛躍を祈念している良書である。




「慰安婦」問題とは何だったのか―メディア・NGO・政府の功罪 (中公新書 1900)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1946年生まれの国際法学者が2007年に刊行した本。著者は70年代以来、市民運動にも関わり、1995年にはアジア女性基金設立に携わった。それは現地のNGOと協力し、5地域の元「慰安婦」に償い金・医療福祉支援費・首相のお詫びの手紙を渡し、性暴力の再発防止に尽くすために設立された、日本の政府と市民の協働の基金であった。著者はこの基金の限界や失敗を率直に認めつつも、被害者の高齢化、自民党右派の勢力の大きさ、国家補償実現の困難、公共性の担い手の多様化、被害者の多様性を考慮し、基金が被害者の救済に一定の意義を持ったことを強調するが、多くのメディアやNGOはそれを正当に認めなかった。政府と並ぶ公共性の担い手として、メディアやNGOに期待する著者は、それゆえにこそ彼らを批判し、その政治的責任を厳しく問う(逆に「慰安婦=公娼」論については、学問的論議の対象外として、言及が少ない)。その上で、被害者の聖化による過剰な倫理主義が、普通の人間としての被害者の等身大の要求を抑圧してしまうこと、道義的責任も法的責任に劣らず重要であること、償いきれないものを償うために、国家補償のみにこだわらずに、多面的で柔らかな形で、何よりも被害者個々人に寄り添うべきことなど、この失敗から学ぶべき多くの教訓を提示する。このように本書は、著者自身の実体験と真しな反省を踏まえ、広い視野から各主体の意義と限界とを論じ、戦争責任について根底的に考えるための論点整理を行った本であると言える。私から見て、市民運動に厳しすぎるように感じられる記述も散見されるものの、それは上記のような意図に基づき、自ら運動に関わった経験を持つ著者があえて苦言を呈しているということを、決して忘れるべきではない。市民運動や戦争責任について関心のある人には必見。
                      




改訂版 環境再生医―環境の世紀の新しい人材育成を目ざして―
販売元: 環境新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






【改訂第三版】[建てる前]に読む本
販売元: 作品社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

住宅を建てるにあたり、今まで何冊かの本を読みましたが、どうしても偏った内容にように思えてなりませんでした。ですが、この本はそうではなかったです。なるほどと思うところが多々ありました。実際にわからないことがあり相談もしました。回答もわかりやすく教えていただき、とても参考になりました。そういう意味で中身の伴った団体の出した本としては有意義であると思います。特に大手のメーカーで家を建てようと思われている方は一度読んでみることをお勧めします。




「政策連携」の時代―地域・自治体・NPOのパートナーシップ (東京財団政策研究シリーズ)
販売元: 日本評論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

市民社会論が興隆である。今日の市民社会論の多くの議論は、現代社会の複雑化、市民ニーズの多様化、公的部門の限界を挙げる。官だけでは解決できない問題が増えた。だから民間であり、市民であり、官民連携なのだと続く。

本著の立場は「行政機関を中心とするパートナーシップ論には大きな期待ができない」というもので、“政策”レベルでの連携という切り口からその中に自らの領域を切り拓こうとしている。「行政を中心に議論をすればバイアスがかかる」という認識には賛同できる。「NPOの系列化」という状況認識も官民連携に対する無条件の礼賛が続く論調のなかで、市民社会論の成熟過程を示すものと考えられる。

 だが、続く実践編の内容を読むと、筆者の切り口や状況認識の成熟程には斬新な切り口は見られない。事例編は筆者自らが米国版プロジェクトXという事例紹介の域を出ないし、練習問題として挙げられた富士山の保全と開発についても、実現のプロセスに係わる問題性の発見が無く、コンサルタントの報告書の様な陰影の無さが目に付くのである。

 この理由として、筆者が行政の機能の批判ということと一線を画していることが考えられる。筆者は近代国家の限界を認識し、これを機能不全に陥っているという。だからこそ、政策をキーワードに連携を図って実績を積み上げ、実態として政府機能を解体し、ソフトランディングさせていくことが必要だという。

 近代国家の限界も行政機能の停滞も、筆者の認識に賛同できる。そのことへの筆者の強い問題意識が政策連携を提唱させたということを考えれば、筆者の立場への批判は避けたい。しかし、現実として政府は存在し、機能不全以上の悪弊として今日の日本社会に確固とした位置づけをもっている。このことを考えれば、政策連携という外からの蘇生手法だけでその解体を目指すという筆者の立場は楽観論に過ぎないのではないか。

 とはいえ、今日の市民社会論の多くが事例紹介の域を出ず、理論的な体系化の試みを放棄するあるいは試論の域をでない中、筆者自ら「荒削り」としながらも既往理論との対比を試みるなど、今日の市民社会論の中では一歩先を行く著書である。




「新しい貯金」で幸せになる方法―あなたの生活を豊かにする「NPOバンク」「匿名組合」のススメ
販売元: 築地書館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

他のレビューが絶賛ものだったので、読んでみました。読めばわかるけど、あまりたいしたことないすよ。だいいち、文章が読みずらい。全体の構成も行ったりきたりで、簡単な内容をあえて複雑にしようとしているみたい。一言でいうと、プロの物書きの本ではないね。なのに、★5つがずらりと並ぶのはなぜか。まさか、他のレビューアーさんたちは仲間うちじゃないでしょうね。怪しい。




「明日への対話」人道援助、そのジレンマ―「国境なき医師団」の経験から (明日への対話)
販売元: 産業図書

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

フランスのNGO「国境なき医師団」で13年間に渡り理事長を務めたロニー・ブローマンが、長年の人道援助活動から導き出した独自の思想をインタビュー形式で開陳した書です。頻発する緊急事態の多様化・複雑化に対応する過程で組織がたどる専門職能化や自動化、政治化、「思いやりの倫理」の欠如など、組織の独立した柔軟な機動性やそもそもの存在意義までもを脅かす危険性について、そのジレンマの所在や構造を明らかにすると共に、そこから抜け出す概念についても触れています。大変難解ですが、ややもするとこれらの活動を賛美の目で見ようとするその曇りを取り除き、真の姿とその苦悩をつまびらかに示してくれる、大変勉強になる本です。




月刊アース・ガーディアン11月号
販売元: 日報アイ・ビー

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






森林療法あらかると
販売元: 森林療法あらかると

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

森林療法、森林セラピーと聞くと、公のものというイメージがありましたが、なんのなんの、市民での活動も多く(実はその方が個性豊かな活動なのではないでしょうか?!)、まだまだ私たちにも取り組める身近なものであることがよくわかりました。個人的には芸術分野での取り組みに興味があり、勇気付けられる本でした。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ