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和書 492142 (15)



NHK合格への道〈2003年版〉
販売元: 早稲田経営出版

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NHK合格への道〈2004年版〉―内定!実践ゼミナール
販売元: 早稲田経営出版

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NHK合格への道〈2006年版〉
販売元: 早稲田経営出版

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NHK合格への道〈2007年版〉
販売元: 早稲田経営出版

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NHK問題 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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 巷ではNHK叩きの論調が下火になったかと思えば、新しい不祥事が発覚するとい
う泥沼状態といっていいでしょう。とかく感情的になりがちなこの手の題材に対し
て、著者は放送における公共性、放送ジャーナリズムのあり方を考察する上で、
NHKの誕生から現在までの歩みを客観的にたどる事から始めます。第1章より第5章
のNHKの歩みはコンパクトによくまとまっていると思いました。NHKのために時間を
使うのはもったいないので、情報量としては十分なのではないでしょうか。

 NHKの議論するに当たって「公共放送」「公共性」という用語が双方から飛び交
うのですが、著者はその言葉が、ゆるい定義に基いて使われるため議論がかみ
合わないといいます。著者は斉藤純一の『公共性』を引用しその意味合いを三つに
整理しています。[1]行政機関やそれに準じる公的(Official)機関が主体となって
関わるもの [2]全ての人間に関係するもの(common) [3]誰に対しても開かれて
いる(open) 筆者はこの三つの定義は周期の異なる波が重なったり、離なれたりす
る動の相違で捉えるべきだと主張しています。私は、現在のNHKは全ての構成員
(国民)の利益のためでなく、NHKという組織のために公共性という言葉を使って
いるように思われ、またNHK内の議論が必ずしもOpenでないことから、NHKは実質的
に公共性を失っていると考えています。

 そして第6章が本書の考察部になります。しかし残念ながら本章に入ると見る間
に勢いを失ってしまいます。彼の解決策は観念的で、具体的なイメージがわきませ
ん。ロールズの『正義論』を引いてきますがあまり適当でなかったように思いま
す。著者の放送に求めるマスコミュニケーションの公共性は、強者が弱者に情報の
ほどこしを与える上目線なのも気にかかりました。多くの文献に当たり、現状分析
をしている第1〜5章はよかったのですが、本章の考察はやや唐突で,寄せ集めた
理論を当てはめている、大学生のレポートのような印象を受けました。




NHK年鑑〈2000〉
販売元: 日本放送出版協会

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NHK年鑑〈2001〉
販売元: 日本放送出版協会

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NHK年鑑〈2002〉
販売元: 日本放送出版協会

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NHK年鑑〈2004〉
販売元: 日本放送出版協会

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NHK年鑑〈2005〉
販売元: 日本放送出版協会

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