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和書 492142 (111)



朝日新聞報道写真集〈’99〉
販売元: 朝日新聞社

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朝日新聞よ、変わりなさい!
販売元: 葉文館出版

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朝日新聞は主張する
販売元: 朝日新聞社

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朝日新聞は日米安保条約に反対していたのか?―戦後マスコミの防衛論を検証する
販売元: 並木書房

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朝日新聞社最新事情
販売元: 世界日報社

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テレビ政治―国会報道からTVタックルまで (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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小泉劇場とは何か。筆者はワイドショーなどに火をつけて既存の政治メディアをあおるのが小泉手法だと分析している。煽る方も煽る方だが、煽られる方にも責任がある。そういったメディアのメカニズムが分かりやすく書かれている。政治記者は現場から、メディア研究者は資料からそれぞれアプローチしている。一部に重複はあるが、大目に見よう。資料も面白く、一読に値する。




ヒトラー独裁下のジャーナリストたち (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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報道電報検閲秘史―丸亀郵便局の日露戦争 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 著者は、こみ入った内容をわかりやすく展開するのが、とても上手な人だ。
 まず、年輩の日本人ならみんな知っている軍国の母の実話「一太郎やあい」から始まる。明治37年8月28日、香川県多度津の港から日露戦争の激戦地旅順に向けて、丸亀の歩兵第12連隊を乗せた土佐丸が出ていく。「うちのことは心配せず天子様にご奉公するだよ」と港で叫ぶ母にこたえて甲板で鉄砲を掲げる一太郎。そのとき旅順では乃木大将率いる軍が突撃の度に死傷者の山を築いていた。多度津の港を出た兵士たちの何割かが遺骨になり、あるいは負傷兵となって送り返され、入れ替わりに補充兵が出ていく。一太郎はその補充兵の1人だった。
 当時各地の通信員は電報で本社へ記事を送っていた。著者が調べてみると、8月23日時事新報丸亀通信員が東京本社に送った電文が、丸亀郵便局の電報頼信紙の綴りの中にあった。電文には傷病兵300名が多度津に上陸入院予定、看護人500名募集、歩兵12連隊の補充大隊出発にともなう指揮官の着任という3項目がある。この記事は25日付時事新報紙面に載るが、紙面には傷病者の帰着と看護人募集だけで、補充大隊出発の件はない。この落差は何によって発生したのか。
 電報は郵便局で検閲され、軍事機密に触れると判断されたものは差し止められたのだった。検閲の基準はあいまいで、かなり恣意的だった。
 著者は、ふとしたきっかけで入手した丸亀郵便局の『停止電報綴』から検閲の仕組みを解明していく。その経過をたどるのは、よくできたミステリーを読むようだ。おもしろく読み進むうちに、明治の日露戦争のときの話が、けっしてただの昔のおはなしではないことに気がついた。新聞に報道されなかった大勢の一太郎たち。





メディアは戦争にどうかかわってきたか 日露戦争から対テロ戦争まで (朝日選書(778))
販売元: 朝日新聞社

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 メディアの有り様をまとめているものが何かないかと探して発見した
のがこの本。レビューを読むと、特に最近投稿されたものに関しては、
「小器用さだけ」など、かなり辛らつな言葉でけなされている。
しかし、「教科書になった」と満点の評価をしている人もいる。
評価の良し悪しが激しい。
 そこで、どんなものかと思って実際手にとってみることにした。
 最初は「メディアと戦争」という題材的に、重たく、読みにくいかと
も心配だったのだが、実際に読み始めてみると、まったくそんなことは
なかった。とても丁寧に書かれており、丹念に調べ上げられた色々な
記録からの引用も多い。記憶に新しい同時多発テロやイラク戦争なども
盛り込まれており、昔も今も、いかにメディアが色々なことを左右する
大きな力を持つか、改めて考えさせられる。
 メディア利用に関する様々なかけひきも生々しく書かれている。新聞
に連載されて後に単行本化した「カラシニコフ」を対比に挙げているレ
ビューもあったが、「カラシニコフ」のように、エッセイに近いルポタ
ージュとは異なる立場で、具体的な記録を裏付け資料として客観的に書
かれているメディア論であるため、非常に説得力がありわかりやすい。
次々と興味深く読み進められる。
 メディアによって変化する情勢。メディアがもたらす情報によって、
人々がコントロールされてしまう事実は脅威である。本著はそのことに
対し、マスメディア関係者に対して、より公正な報道をと、警鐘を鳴ら
しているようにも思える。
 メディア史としてはもちろんのこと、近代の戦争史としても、様々な
見地から読むことができるので、勉強になる。私には確かに「教科書」
「教養書」として最適だった。関係者の間では「専門書」という扱いに
なるだろうが、メディア関係以外の人や学生にも、「教養書」としてお
すすめできる1冊であると思う。





歴史和解の旅 対立の過去から共生の未来へ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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「和解」という言葉を用いて日本の「歴史問題の克服」を最初に本格的に論じたのが、著者である。

単に世界の「歴史問題」を羅列しただけでなく、「和解」とは何かという問題も論じている。船橋によれば、「和解とは究極的には、それぞれの個人の心からしみ出す悔悟と、心からにじみ出る赦しの交差するところに生ずる潤いを必要とする営為」、すなわち個人の内面レベルの営為である。

他方、「歴史和解」とは、日本と近隣諸国との間に緊張を引き起こしてきた、教科書問題や靖国問題のような歴史問題群に、「開かれた国益の観点から、息長く、実務的に、そして最後は政治的に取り組んでいく」という作業である。つまり、「歴史和解」では、和解という営為の政治的解決としての側面、集団的営為としての性格がより重要な意味をもつ。そして、その目的は、対立の過去を克服し共生の未来を拓くことにある。

『日本の戦争責任をどうとらえるか――歴史和解ワークショップからの報告』(朝日新聞社・2001)とあわせて読むとさらに理解しやすい。

和解論に関心をもつものが、まず最初に手にとるべき本であろう。自分の関心のもてるテーマを見つけることもできるだろうし、自分の研究テーマを良い意味で相対的、客観的に眺めることができるようになるだろう。


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