和書 492142 (171)
虚報はこうしてつくられた―核情報をめぐる虚と実 (リキトミブックス)
販売元: 力富書房
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メディアの支配者 下
販売元: 講談社
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上巻にも衝撃的なエピソードが満載でした。
しかし、それはまだ序盤に過ぎなかったのです。
元々、財界の為に財界が作ったニッポン放送と
フジテレビ。
それを如何にして私物化(鹿内家の物にしたか)
その手口&錬金術が明かされます。
その上、同グループの価値を上げるために
言い換えると鹿内家の地位を盤石化するために
会社だけで無く、内外の政財界は言うに及ばず
果ては皇族までをも巻き込んでいった、その
飽くなき貪欲さが数多くのエピソードともに
描かれています。
・何故、美術館が金の卵になったのか?
これにより鹿内家はグループ全体を掌握出来た。
・産経新聞への不明朗な資金環流
グループの主要幹部はそれが違法と言うことも
知っていた
・身内の不祥事に甘い
他人の不祥事には厳しいが、自分の所については
公表だけではなく、告訴すらしない。
・メディアだって政界と癒着
な、何と鈴木元都知事に裏金を渡していた、と。
そこには目を覆いたくなる事実がありました。
「第4の権力」と言われるメディア、それも
同グループはテレビ・ラジオ・新聞・出版・音楽&
映像ソフト、と全てのメディアに進出しています。
にも関わらず内情は不正だらけ。
されど彼らは今も「公器」を名乗るのです。
残念なのは当事者の−それも重要な−一人で
ある宏明氏からのコメントが取れてない点です。
本文中には取材をしたか否かすらも書かれて無い。
他の資料で外堀を埋め、城内にも進入したとは
思いますが(宏明氏に関しては)本丸には届いて
ない感を受けたのです。
それでも(上巻のレビューにも書きましたが)
一級のルポには違いない。
厚いですが読む価値有りです。
附:この本はフジと仲が悪い講談社から発売された
点もメディア同士の関係を見る中で重要かな、と
も思う。
メディアの支配者 上
販売元: 講談社
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2005年に起こったニッポン放送株事件。その背景と、このようなことを可能にしたそもそもの淵源としてフジ
サンケイグループの成り立ちにその原因があるとし、フジサンケイグループの過去を問い直したノンフィクショ
ン作品。話は過去へ飛び、鹿内宏明を追放したクーデター事件、更には鹿内信隆がフジサンケイグルー
プを作り上げ、そして権力を春雄、宏明に継承するまでの経緯と、フジサンケイグループのいびつな構造に
ついて余すことなく描写している。
この本を読んで思ったことは、日本の戦後史において、満州国や旧帝国陸軍とかかわりのあった人間が大き
な役割を占めていることだ。代表的な存在として岸元首相や児玉誉士夫だが、フジサンケイグループもそう
だった。GHQは、日本のアンダーグラウンドにいた勢力をクリーンにしたわけではない。戦前は裏に隠れてい
たそれら諸勢力の背中を押し、戦後表舞台にたつようにさせたのではないだろうか、と思わずにいられない。
虚構の報道―犯罪報道の実態 (三一新書 983)
販売元: 三一書房
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虚報―朝日新聞『NHK番組改変』報道 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎
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嫌われた日本―戦時ジャーナリズムの検証 (創成社新書)
販売元: 創成社
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斬り捨てごめん!―ブン屋の事件帳
販売元: リバティ書房
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岐路に立つ日本のジャーナリズム―再構築への視座を求めて
販売元: 日本評論社
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金色の夢―就学生という悲劇 上海事件はなぜ起きた?
販売元: 凡人社
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禁忌の領域 (ニュースの考古学)
販売元: 文藝春秋
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