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和書 492148 (33)



NGOが創る世界の人権―ウィーン宣言の使い方
販売元: 明石書店

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NGOとは何か―現場からの声
販売元: 藤原書店

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著者はNGO職員として途上国の開発援助プロジェクトに参加した経験から、このNGOという「業界」の以下の点を批判する。まず現場の専門家に、権威主義的な独裁傾向が生じやすいこと。また、被援助者や寄付者が知るべき情報を与えないことによって、精神的植民地化ともいえる象牙の塔を構築していること。さらに運営手法をみると、合理的説明ではなくもっぱら感情に訴えて幻想の正義を宣伝していること。著者によればNGO業界とは、先進国の資本主義経済から、善意に見せかけたあぶく銭を吸い上げ、途上国におけるODAのターゲットよりちょっと下の層(草の根)に落とす、それだけのものに過ぎないという。

著者の考える開発とは、広範囲にわたる人々の生活水準を恒常的に改善することであり、改善とは、人道主義的なものでなく、現実的な目に見える指標で測られるものである。そして、開発とは集団に対する投資であり、開発事業はそのターゲットの生活水準を向上させなければ意味がないのだから、ターゲット以外の人々との顕著な差を出さないと成果があったとはいえない。この意味において、開発は貧富の差を拡大しながら進むものだと認める。またNGO運営のポイントは、デレゲーション(責任譲渡とその管理)とチームワークにあると述べて、有能な現地スタッフにデレゲーションできれば、今度は彼らによってプロジェクトの対象である住民にデレゲーションがなされていく。それゆえ、エンパワーメント・住民主導の援助は、NGO自身の経営効率化なしには不可能だと提言する。




NGOとボランティアの21世紀
販売元: 学陽書房

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NGOと人道支援活動 (文庫クセジュ)
販売元: 白水社

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 本書は1998年の『コレクション・クセジュ?』として刊行されたものの翻訳である。本書の中で行動するのは赤十字と各種NGOである。前半部分では、本書の中心となる「人道」なる概念の形成過程を描き、それとあわせてその概念を体現した「『組織的』集団」としての赤十字の活動をみていく。そして、後半部分からは、その赤十字の限界に直面して以降台頭することとなったNGOに焦点を当て、「無国境主義」を柱とするこれら組織を中心に「人道的行為(人道活動)」を描いていく。

 本書最後の部分では、これまでの「人道的行為(人道活動)」の「限界」を認識し、その「限界」を超えるための政策を提言しているところに本書の意義があるのではないだろうか。この手の本は下手をすると、まだまだ組織の力不足や国家との関係など取り上げるだけに終始してしまうきらいがある。本書は、その部分をあまり感じさせることなく、組織自体に求められていることを真摯に受け止め、それを行う必要性を説いている。その意味からも、このような活動に携わる人びとにとっても、またわれわれのような一般の人びとにとっても、どのような姿勢で「人道的行為(人道活動)」を見ていく必要があるか考えさせられる一冊である。

 ただ、本書中の「人道的行為(人道活動)」を行う組織が限られており、「南北」間の組織連携について、十分に踏み込まれて記述されていない点が残念で仕方がない。また、前半に登場した赤十字の動向が後半にはほとんど触れられていない点も、個人的には気がかりであるので、星は三つにしました。




NGOの世紀―活躍するニッポン市民、素顔の海外ボランティア
販売元: 都市出版

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NGOの時代―平和・共生・自立
販売元: めこん

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NGOの現在―国際協力活動の現状と課題
販売元: アジア経済研究所

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NGOの発展の軌跡―国際協力NGOの発展とその専門性
販売元: 明石書店

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NGOの選択―グローバリゼーションと対テロ戦争の時代に
販売元: めこん

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 本書は、日本のNGOの先鞭的役割を果たすJVC(日本国際ボランティアセンター)がその豊富な経験を通してNGOの役割とは何か、というNGOの原点を顧みる、一種の「報告書」である。語弊があるかもしれないが、「報告書」というものはあるプロジェクトについて総括した書類である。日本では未だに「NGOって何してるの。」という話を耳にする。徐々に若者の間では認知されてきたようだがまだまだであろう。なぜ人々にその存在が浸透しないかといえば、透明性に欠けているからである。知ってもらうには広報が重要になってくる。だが、本書は「報告書」という狭隘な場所に留まってしまっているように思える。そのようなコンセプトの元で著されたので致し方ない部分もあるが、様々な貧困対策への独自のアプローチ法や、政府と市民と具体的にどのように付き合っていくのか、という細部にまで手をつけてほしかった。それが悔やまれる。

 ただ、理念として考えさせられる箇所もある。それが農村における「自立」の概念だ。詳しくは本書を見てほしいのだが、一つは「地立」、もう一つが「自律」である。二つの「自立」をバランスよく維持しながらどのように発展させればいいのか。その答えは一つのモデルには収斂できようもないが、それを成功させることができれば悪循環に浸されている貧困の現状を打破できるに違いない。

 JVCと関わりのある方、またはこれから関わりたいという方は読むべきであろう。




NGOは人と地球をむすぶ―いま国境を越えて、できること、するべきこと (実学百論)
販売元: 第三書館

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