和書 492148 (203)
イギリスの中のパキスタン―隔離化された生活の現実 (世界人権問題叢書)
販売元: 明石書店
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イギリスの「非核自治体」運動―市民とともに考え市民とともに歩む
販売元: 新日本医学出版社
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イギリス・ビザを取ろう〈2001‐2002〉
販売元: アスペクト
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イギリス労働党史研究―労働同盟の形成と展開
販売元: 北樹出版
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イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か (PHP新書)
販売元: PHP研究所
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2005年7月にロンドンで起こった同時多発テロに際して、MI5はわずか1週間で犯人を特定、さらに容疑者の家屋の家宅捜査をするなど、その迅速な対応に世界中が改めてイギリスの諜報組織の凄さを実感した。国力は衰えたと言っても、世界一流の組織が存在していることを改めて実証したように思う。
本書の感想について。結論から言うと初めの3章はフレームワークや情報ルート、情報処理の役割分担等が記載されなかなか興味深かったものの、4章以降は第二次世界大戦中の2年間に記述が集中しすぎてやや冗長的な印象を受けました。新書の場合論文と違って「浅く広く」にすべきかと思いました。
私はむしろ世界大戦後のコミュニズムとの戦いにおけるMI6の活躍(暗躍?)に関心があったので是非今後はそのようなテーマの本を書いて欲しいと思いました。共産主義との戦い、石油の利権確保、中近東の勢力図(政権転覆)、という切り口でMI6は歴史の教科書にはまず記載されていないような重要な役割を果たしているはずです。続編を期待します。
池田・佐藤政権期の日本外交 (MINERVA日本史ライブラリー)
販売元: ミネルヴァ書房
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新版 池袋のアジア系外国人―回路を閉じた日本型都市でなく
販売元: 明石書店
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行こか戻ろか出稼ぎジャポン
販売元: 講談社
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イサン・パーライ―一粒の籾
販売元: 同時代社
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石の叫びに耳を澄ます―中東和平の探索
販売元: 平凡社
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−−ある日、とつぜん見知らぬ人がたずねてきて、「ちょっと家のなかを見せていただけませんか。じつは、この家は私のものだったのです」といわれてびっくりした、という話を、イスラエルの人から聞いたことがある。日本でだってそんなことは起きることもある、と思う人がいるかもしれない。しかし、これは、日本にあるような話とはまったくちがうのだ。いまは引っ越して別のところに暮らしているが、むかし住んでいた家のそばを偶然に通りかかったので、とてもなつかしくなって寄ってみた、というようなことなのではない。−−(本書11ページより)
中東問題をライフワークとする1931年生まれの歴史家、板垣雄三氏が、1967年から1992年までの25年間に、朝日ジャーナルやエコノミスト(毎日新聞社)、中東ジャーナル、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、経団連クラブ会報、などに寄稿して来た論説、論文などを、収録した単行本である。オスロ協定が挫折し、中東の未来が不透明と成った今日こそ、この本に収められた、1960年代後半から1990年代初頭までの、中東に関する、著者のリアルタイムの分析や予測を、当たった物も当たらなかった物も含めて、読み直す事の意味は大きいのではないだろうか。−−日本の知識人の中東分析の正しい部分と正しくない部分が何であったのかを、21世紀初頭の今、分析する事の意味は小さくないと、私は思ふ。
(西岡昌紀・内科医)