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和書 492148 (218)



イラク派兵を問う (岩波ブックレット)
販売元: 岩波書店

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この本は、2003年12月11日、「イラク派兵を問うー再び戦争への道を歩まぬために」と題されて行われたシンポジウムの記録に補正を加えたものである。字数の制限上、四人の経歴には触れないが、大変豪華な顔ぶれである。立場が違っても、思ったことを存分に言おう、という趣旨通り、話題が多岐に亘って、少々広がり過ぎの感も否めないが、それを田島氏が前書き・後書きを含めて何とかまとめている。

野中氏は、戦時中の体験から、一貫して、イージス艦の派遣、イラク特措法、イラク派兵に反対してこられた。氏の参加で、従来の反戦派だけでなく保守系の方にも読んでもらえるのではないか。但し、氏は国旗国歌法の制定提案者であり、国民保護法の推進者でもあった。その点については賛否の分かれるところだろう。司馬遼太郎の戦車隊の話は必見。戦争とは、そういうものではなかろうか。

天木氏は、外交官として知り得た日本外交の誤りや、日本の安全保障のあり方、戦争を知らない世代の責務などについて述べる。

池田氏は、普通の市民と言いながら、劣化ウラン弾に触れ、メディアの報道統制と「あの時代」との共通点、徴兵制の危険、悪魔の聖書引用などについて述べる。「悪魔の聖書引用」が言い得て妙である。この悪魔に例えられているのが誰なのかは、読んでみてのお楽しみだ。

田島氏は、戦争で一番最初に犠牲になるのは真実だ、そうならないうちに、全力で押しとどめようと提案する。その先頭に立つのは、ジャーナリズムやメディアであると。日本はかなり危ういところまで来ているが、まだ手遅れではない、と氏は述べているのだが・・・。




イラク「人質」事件と自己責任論―私たちはこう動いた・こう考える
販売元: 大月書店

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イラクの人質に関しては、バッシングする人と、擁護する人との間に、派閥が出来て、口論してましたっけ?

私は、、外国人支援関連のボランティア団体などと接してきた。
問い合わせに対する対応が不親切だったり、
そこで活動する人たちは、本当に外国人を助けたいというよりも、
自分は外国と縁、関係が強いとか、海外体験が豊富であるとかを
誇示したい人の方が多くて、ゲンナリしていた。
あの三人もこの類だと思う。

そんな自分の経験とも相まって、自称、外国人を助けるボタンティアを賞賛する気には、どうもなれない。

この本にも、全く共感できない。

あと、高遠をマザーテレサにたとえたが、「それは違う」とハッキリ言わせていただく。
マザーテレサは、自己顕示欲が欠片にも無い人だった。
世界中のジャーナリストなどが、彼女に関心を持ち、取材を申し出たが、それに応じていたのは、それを通して、カルカッタなどの貧困、
惨状を世界に知ってもらうためであった。

ある日本人ジャーナリストは、「私を英雄視しないでくださいね」とマザーテレサ本人から言われたという。

本を書いて、「それでもイラク人を嫌いになれない」なんて感動を売りつけようとする高藤を、マザーテレサなどとは呼ばないでほしい。

私個人としては、人質事件はもう忘れたい。三人の度が過ぎた自己主張は、鼻持ならない。三人を賞賛するために、わざわざ著書を出版したりしないで。




イラク問題と日本人
販売元: 明石書店

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イラクはどこへ行くのか (岩波ブックレット)
販売元: 岩波書店

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イラク・湾岸戦争の子どもたち―劣化ウラン弾は何をもたらしたか
販売元: 高文研

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 「劣化ウラン弾」・・・その様な兵器がある事は知っていた事は確かだが、この様に「写真」という目に直接に訴える媒介物を通して感じた事は・・・只、「悲惨」そして「無残」・・・という他はない。
 勿論、私達はこの様な不幸を作り出した権力者達に対して「怒りの声」を上げるべきであろう。しかし・・・・こうなる前に、事前に「アメリカの狙い」(若しくはアメリカの本心)というものを読み切る勝れた「洞察力」を持った為政者がイラクにいたならば、ここまで悲惨な結果をまねく事はなかったと思うのだ。
 「アメリカ」という国は間違いなく「唯物主義」を前面に押し出して来る国家である。「人命」や「倫理」、「道徳心」そんなものは「アメリカの利益」という概念の前には木の葉の如くに簡単に吹っ飛んでしまうのだから。(それはアメリカ国内の国民に対しても当てはまる!驚くべき事だが・・・)
 つまり、「イラクはアラブ諸国の中で最強の軍事力を持つ」という謳い文句はアメリカ軍事産業の後ろ盾があっての事であり、(対イラン戦争時の事だが)イラクはアメリカにとって良いお客さんだったわけである。クウェート侵攻もアメリカの指導者層達にとっては、当然読んでいた事であり、「フセインならやるだろう。」と内心せせら笑っていた筈である。(アメリカとはそういう国だ)
 さて、この不幸な国を私達は「対岸の火事」として見てはいないだろうか?
「東洋の奇跡」とまで言われた私達の国、日本の経済復興、それも勿論「アメリカの良きお客さん」としての振る舞いに終始したからこそではあるが、・・・もし現在の日本の為政者達がいつの間にか世界第4位の軍事力を持つまでになった自衛隊を使って「昔の夢よ、もう一度」と同じ過ちを繰り返そうものなら・・・アメリカの為政者達は内心どんな顔をするか・・・・想像はつくであろう・・・・・

 




「イラク」後の世界と日本―いま考えるべきこと、言うべきこと (岩波ブックレット)
販売元: 岩波書店

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私達を取り巻く不穏な世の中の動きについて、分かりやすく書かれている本。
本来の機能を全く果たしていないジャーナリズム、メディアの現在の姿に警鐘を鳴らしている。

冒頭にある「死んだ魚は流れのままに流される、生きた魚は生きた証として流れに抗しても進むのだ」という言葉は、頭から離れない。今後も離れることは無いだろう。

戦後の立場から、いつのまにか変わってきた日本の姿を分析し、あるべき姿を示している。




イラクと自衛隊ブログ
販売元: アメーバブックス

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イラク軍に囚われて―米陸軍少佐ロンダ・コーナム物語
販売元: 文藝春秋

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イラク後のアメリカの戦略と世界平和
販売元: かもがわ出版

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イラク戦争と自衛隊派遣
販売元: 東洋経済新報社

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2003年に始まったイラク戦争について、国際政治・軍事戦略・戦後復興という複数の側面から緻密に分析した研究書。全体を通して記述的(descriptive)な手法に徹しており、その意味で分析的(analytical)な研究書ではない。言い換えるならば、イラク戦争そのものに対する批判的な視点はほとんどなく、現実に起こった戦争とその後の復興支援活動に対して日本はどう対処すべきかという現実的な議論が展開される。この点は編者も意識しているようで、「結果としては、イラク戦争を肯定的に評価する立場から論述することになったことは否定できない」(9頁)と断っている。

しかし、本書が5頁で論じているように、大量破壊兵器の武装解除という当初の戦争の大義は、途中から対テロ戦争へと変化し、そのことがこの戦争の正統性をぐらつかせたことは紛れもない事実である。イラク戦争の大義と、その後の復興支援活動の大義が全く別の問題であるという本書の議論(288~289頁)には自分も賛成であり、復興支援活動については国連安保理決議1483が成立している。しかしながら、イラク戦争の開始に付いてまわった恣意性は、本書が結論で主張する憲法改正と集団的自衛権の容認という戦後政治最大の懸案の解決に対しては、決定的に不利な影響を及ぼしている。憲法と集団的自衛権の問題を乗り越えるのであれば、やはりこの戦争の大義を批判的に論じることを避けるわけにはいかない。

事実関係が事細かに記述されており、このテーマについて論文を執筆しようと考えている学生には使い勝手のある参照文献となるだろう。


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