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和書 492148 (303)



過渡期国際法 (1933年)
販売元: 改造社

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新版 日露国境交渉史 北方領土返還への道 (角川選書)
販売元: 角川学芸出版

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中公新書に出ていた木村汎先生の日露〜交渉史、12年振りに新版がようやく出た。
前回はエリツィン訪日直前までで話が終わっていたのであるが、
今回はプーチン訪日直前で終わっている(苦笑)
この先生の分析が聞きたかったのであるが…まぁ大体言うことは想像できるが。
で、前回と同様、本書は北方四島、色丹・歯舞・国後・択捉の全てが
日本に返還されるべきであるとの歴史的事実を詳述、
またその返還にされるべきとの前提に立って交渉過程などを説明していく。
従って、非常に豊富な知識かつ整頓された情報に基づいているが、そう新鮮な点はない。
またそのことが、本書を北方領土問題を考える上での最良の教科書にしている。
旧版のレビューでも述べたが、和田春樹氏の北方領土の本を当てにするのは止めたほうが良い。
彼は社会主義ソ連の憧憬を、強く引きずっているからだ。
真偽はともかく、二島返還論者であったとも言われている人物でもある。
ところで、本書が出版されて2ヶ月後に、中露関係の専門家岩下明裕氏の、
妥協的な領土問題の解決を提言した著書「北方領土問題―4でも0でも、2でもなく」が出版された。
読者によって考え方は様々であろうが、比較して読むと面白いので、強く勧めるものである。
前回に続いて、それも連続してロシア最高指導者の訪日を著書に含めなかったことが私としてはマイナスであった。が、それでも星5つとして良いであろう。




中・ロ国境4000キロ (角川選書)
販売元: 角川書店

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単なる旅行記と思って、本書を立ち読みした読者はあまりの落差に驚愕することであろう。それには理由がある。著者は学生時代からユーラシア研究に志しロシア研究のために崩壊前のソ連に留学し、語学にも傾倒し、中国語、韓国語にも堪能な、将来を嘱望されるユーラシア研究家なのである。その著者が書いた本であるから、はっきり言って本書は学術書なのであり、読む人を選ぶ本なのである。本書は内容が濃いので消化不良を起こす可能性が高いが、読んでみるだけの価値はある本である。旅行中の裏話を纏めたブックレットがあるかそちらから読んでみるのもいいかもしれない。




リンカン民主主義論集 (角川選書)
販売元: 角川書店

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金で買えるアメリカ民主主義 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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この人、かなり変わった人です。
本書はグローバル化、新自由主義批判で貫かれていますが、大学時代は何と新自由主義の本家、「マネタリスト」のミルトン・フリードマンの弟子。で、弟子をやる一方で全米電気ラジオ労組という、旧共産党系組合で働いていたという、わけのわからない経歴をもっています。しかし「マネタリスト」の弟子をやっていたからだろうか、左派の人には珍しく会計や数字に強い。その強みを生かして、さまざまな企業の犯罪的行為を暴いていくのが本書のいいところでしょう。綿密な調査報道は反論をゆるさず、ついにアメリカにいられなくなってしまいます。次著はまだのようですが、イギリスの地からがんばってほしい。




サブカルチャー反戦論 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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反戦を唱えること。
メディアに向かってそれを表現できる人間は、それを表現するべきだの主張は、正論だと思います。
何かを表現して残すことが作家の仕事であるわけなので、社会が緊張しているときに何かを表現することは、そんなときだからこそ表現者は非常に目立つし、ひょっとしたらいろんな意味で、後世に名が残るかもしれない。そういった意味では、主張が正しくても間違っていても、表現することは重要です。

そのような中で、自分の好きな作家や、思想家、オピニオンリーダーには、戦争について語ってほしいという素直な姿勢や一市民としての感情を吐露している部分は、とても共感がもてます。

ただ、本書は、いろいろなメディアに書き散らしたものの寄せ集めで、今ひとつ構成力に欠ける部分もあります。それも、ひとつの表現方法ではありますが、混乱する人もいるかもしれません。

まんがやアニメに無理やりメタファーを求め、こじつけているようなところも見受けられ、まぁそれも
ひとつの捉え方ではあるとは思うけれど、その部分については、今ひとつ共感が沸きませんでした。

「説得する」という意味では、この本はあまり論理的でない部分もあるので、あまりいい本ではないのですが、「喚起する」という意味では、程よいエッセイではあります。




スカートの風―日本永住をめざす韓国の女たち (角川文庫)
販売元: 角川書店

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同じ時期に読んだせいか群ようこの「無印良女」がかぶって思えます。ただ、ふたりとも登場してきた当時、新しい女性の書き手の登場という鳴り物入りの印象がありました(もしかしたら僕が知った時にはもうある程度有名になっていたのかもしれませんが)し、女性の在り方や生き方を真正面から捉えようとする姿勢にも共通点があるように思いました。本書は韓国社会や、韓国と日本の比較、そして自らの恋愛体験などについてなんの衒いもなく語っており、肩肘を張らず巻措くに能わずといった楽しさがあります。もちろん学術的な分析ではないのですが、そこは僕には逆に長所につながっているような気がします。




マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―ワシントン時代編 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 湾岸戦争のもう一人の英雄,シュワルツコフ将軍の自伝を先に読んでいたため,非常に興味深く読み終えた。

 シュワルツコフは父親が軍人であり,典型的な WASP の課程に育ち,父の仕事の都合で外国生活が長かった事から,ドイツ語,フランス語,ペルシャ語を,話す。ウェストポイントへ進学,以後,軍人としての出世街道を進んでいる。
 一方,コウリンパウエルは貧しいジャマイカ移民の子どもで,マイノリティー,ニューヨークのサウスブロンクスに育ち,小学校から大学までニューヨークから出る事もなく育っている。軍に入隊したのは予備役将校訓練課程を終えてニューヨーク市立大学を卒業してからであり,シュワルツコフとは出自も育った環境もまるで異なるが,入隊してからの彼もまた,出世街道を突き進んでいる。

 出世街道を歩んだ二人であったが,様々な意味で,対照的であった。最後まで軍人であったシュワルツコフと,本人が望むと望まざるとにもかかわらず,政治との繋がりを深めたパウエル。シュワルツコフの自伝に,こんなくだりがあった。
 統合参謀本部議長の候補者の一人であったシュワルツコフは,知人から「統合参謀本部議長はパウエルに決まるだろう。彼はホワイトハウスとの繋がりが深いし,軍人と言うより政治家だ」と聞かされている。それに対し,シュワルツコフは「パウエルは根っからの軍人だ。ベトナム戦争で前線で戦ったんだ」と,パウエルを擁護して書いている。

 この一文に,シュワルツコフとパウエルの違いが見て取れるのではないだろうか。何よりも,生粋の軍人である事を誇りとしたシュワルツコフ。彼は確かに頭脳明晰だろうが,文章の端々に激しい性格を感じさせ,その上エリート臭が嫌みに鼻につく。一方,マイノリティー出身のパウエルは,周囲の人間を良く監察し,いい意味で敵を作らない。こうした彼の温厚な性格ゆえに,上からも下からも信頼されて活躍の場を広げ,最終的に,彼の才能は軍人の枠を超えている。

 こうした対照的な二人に共通していたのは,圧倒的な愛国心と,国を守るのは自分だ,という,強い自負心である。日本では「愛国心」はなにやらタブーめいているが,何のてらいもなくそれを口にできるアメリカ人が,素直に羨ましく眩しく見える。





マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―少年・軍人時代編 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 湾岸戦争のもう一人の英雄,シュワルツコフ将軍の自伝を先に読んでいたため,非常に興味深く読み終えた。

 シュワルツコフは父親が軍人であり,典型的な WASP の課程に育ち,父の仕事の都合で外国生活が長かった事から,ドイツ語,フランス語,ペルシャ語を,話す。ウェストポイントへ進学,以後,軍人としての出世街道を進んでいる。
 一方,コウリンパウエルは貧しいジャマイカ移民の子どもで,マイノリティー,ニューヨークのサウスブロンクスに育ち,小学校から大学までニューヨークから出る事もなく育っている。軍に入隊したのは予備役将校訓練課程を終えてニューヨーク市立大学を卒業してからであり,シュワルツコフとは出自も育った環境もまるで異なるが,入隊してからの彼もまた,出世街道を突き進んでいる。

 出世街道を歩んだ二人であったが,様々な意味で,対照的であった。最後まで軍人であったシュワルツコフと,本人が望むと望まざるとにもかかわらず,政治との繋がりを深めたパウエル。シュワルツコフの自伝に,こんなくだりがあった。
 統合参謀本部議長の候補者の一人であったシュワルツコフは,知人から「統合参謀本部議長はパウエルに決まるだろう。彼はホワイトハウスとの繋がりが深いし,軍人と言うより政治家だ」と聞かされている。それに対し,シュワルツコフは「パウエルは根っからの軍人だ。ベトナム戦争で前線で戦ったんだ」と,パウエルを擁護して書いている。

 この一文に,シュワルツコフとパウエルの違いが見て取れるのではないだろうか。何よりも,生粋の軍人である事を誇りとしたシュワルツコフ。彼は確かに頭脳明晰だろうが,文章の端々に激しい性格を感じさせ,その上エリート臭が嫌みに鼻につく。一方,マイノリティー出身のパウエルは,周囲の人間を良く監察し,いい意味で敵を作らない。こうした彼の温厚な性格ゆえに,上からも下からも信頼されて活躍の場を広げ,最終的に,彼の才能は軍人の枠を超えている。

 こうした対照的な二人に共通していたのは,圧倒的な愛国心と,国を守るのは自分だ,という,強い自負心である。日本では「愛国心」はなにやらタブーめいているが,何のてらいもなくそれを口にできるアメリカ人が,素直に羨ましく眩しく見える。





マイ・アメリカン・ジャーニー“コリン・パウエル自伝”―統合参謀本部議長時代編 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 湾岸戦争のもう一人の英雄,シュワルツコフ将軍の自伝を先に読んでいたため,非常に興味深く読み終えた。

 シュワルツコフは父親が軍人であり,典型的な WASP の課程に育ち,父の仕事の都合で外国生活が長かった事から,ドイツ語,フランス語,ペルシャ語を,話す。ウェストポイントへ進学,以後,軍人としての出世街道を進んでいる。
 一方,コウリンパウエルは貧しいジャマイカ移民の子どもで,マイノリティー,ニューヨークのサウスブロンクスに育ち,小学校から大学までニューヨークから出る事もなく育っている。軍に入隊したのは予備役将校訓練課程を終えてニューヨーク市立大学を卒業してからであり,シュワルツコフとは出自も育った環境もまるで異なるが,入隊してからの彼もまた,出世街道を突き進んでいる。

 出世街道を歩んだ二人であったが,様々な意味で,対照的であった。最後まで軍人であったシュワルツコフと,本人が望むと望まざるとにもかかわらず,政治との繋がりを深めたパウエル。シュワルツコフの自伝に,こんなくだりがあった。
 統合参謀本部議長の候補者の一人であったシュワルツコフは,知人から「統合参謀本部議長はパウエルに決まるだろう。彼はホワイトハウスとの繋がりが深いし,軍人と言うより政治家だ」と聞かされている。それに対し,シュワルツコフは「パウエルは根っからの軍人だ。ベトナム戦争で前線で戦ったんだ」と,パウエルを擁護して書いている。

 この一文に,シュワルツコフとパウエルの違いが見て取れるのではないだろうか。何よりも,生粋の軍人である事を誇りとしたシュワルツコフ。彼は確かに頭脳明晰だろうが,文章の端々に激しい性格を感じさせ,その上エリート臭が嫌みに鼻につく。一方,マイノリティー出身のパウエルは,周囲の人間を良く監察し,いい意味で敵を作らない。こうした彼の温厚な性格ゆえに,上からも下からも信頼されて活躍の場を広げ,最終的に,彼の才能は軍人の枠を超えている。

 こうした対照的な二人に共通していたのは,圧倒的な愛国心と,国を守るのは自分だ,という,強い自負心である。日本では「愛国心」はなにやらタブーめいているが,何のてらいもなくそれを口にできるアメリカ人が,素直に羨ましく眩しく見える。



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