戻る

前ページ   次ページ

和書 492148 (351)



北朝鮮「虚構の経済」 (集英社新書)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

2002年7月の経済措置について著者は悲観的だ。中国やベトナムの改革開放政策と、改革の順序が逆なのだ。中国等はまず農業部門から改革を始めた。集団農場から各戸毎の請負制や個人農に生産方法を改め、生産者の「やる気」を高めた。ついで民生向きの軽工業を私営、準私営セクターで始めた。いずれも成功し生産量は顕著に増大した。こうしてモノ不足を解決した後、価格改革=価格自由化に臨んだ。このような順で市場経済を復活させていったのだ。この過程でどの国も超インフレに見舞われる。社会主義国では統制価格と高価な闇価格の二重価格制にあるが、その価格統制を廃止するからだ。その際インフレを悪用し、特権層のブローカーが暗躍し成金化する。このインフレは金融政策でどうにか押さえ込む。このようにして経済の自由化に成功した。また外資導入にも積極的だった。「窓を開ければ空気とともにハエ(西側の情報)が入る」ことに臆さなかった。このように自由市場化と開放政策を同時並行的に行うことで資本不足の足枷をはずした。こうして経済発展に成功した。ところが北朝鮮は金日成の遺訓を墨守する傾向が強く改革開放が不徹底。また順序も間違えた。モノ不足を解消しないまま、闇市場に合わせて価格改定してしまった。モノ、例えば化学肥料や農機具、燃料などが「圧倒的に不足」した状況では、農業生産の自主性を高めるだけでは「やる気」に結びつかない。このモノ不足下のハイパーインフレが「平壌成金」を生んだ。工場の製品を横流せる者、中国に親戚やコネのある特権層などモノを輸入可能な者は平壌成金になる。モノ不足の解消が先決だが、著者は大躍進破綻後の「調整政策」を参考にするべきという。自主性を高めると同時に化学肥料と農機械工業への傾斜生産。ついで核を放棄し米と和解、アジア銀などから融資を受け労働集約的な軽輸出産業を育て被援助経済と離別すべき。ところが北は軍事産業を重視し、核武装することで体制維持しようとしている。「措置」以降、市場経済が進捗しているという人もいる。だが平壌成金の隆盛する一方で、平壌の配給もストップするほどの食糧事情の悪化という最近の報道からすると、市場は殆ど機能していない筈だ。




北朝鮮・金正日の犯罪黒書
販売元: アリアドネ企画

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






北朝鮮〈空爆〉へのシナリオ―金王朝の恫喝vsアメリカの決断 (別冊宝島Real (051))
販売元: 宝島社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 いくら立派な予測を立てても、ここまで大はずれしてしまうのはいかがなものでしょうか。しかも出版時期は、911同時多発テロの後のことで、東アジアを取り巻く情勢はすでに大きく変わっていたはず。情念で目がかすんでいたというしかないのでしょうか。売らんがための煽りタイトルも悲しい。それにしても狡猾な北朝鮮を前にこの程度の認識とは情けない。




北朝鮮クライシス
販売元: 日本経済新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

7.5ドキュメントとこれまでの歴史的、外交的の経緯について
丁寧に書かれている第1級の資料。

大変にショックだったのは、第1章7.5ドキュメントで、
1発目発射直後、安倍官房長官や関係する閣僚、省の関係者が早朝とはいえ、護衛も無く単身で自家用車やタクシーを使って登庁しているのは、
この国でまだ危機管理が徹底されていない証拠かと思った。
道中に何かあったらどうするんだろう?
ワシントンなら、護衛付きの公用車を飛ばして迎えに寄こすだろうし、
危機管理の責任者は常時、庁内(もしくはその付近)の宿舎にいる制度になっている。

まず、この点からも考え直すべきだと感じた。




北朝鮮・軍と政治
販売元: 原書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






北朝鮮激撮!―拉致と飢餓の真相にせまる
販売元: 扶桑社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

昨年の小泉首相北朝鮮訪問以降、数多くの北朝鮮本が出版されている。しかし国を閉ざしているだけあって、実は北朝鮮内部の皮膚感覚まで伝えてくれる本はそう多くない。ほとんどが伝聞形式で伝えられたものであり、私たちが本当に知りたいのはそういうことではない。血の通った北朝鮮国民の多くが何を考え、どういう暮らしをしているのか以前謎のままだ。

そんな中で、現地でサイクリングまでして写真を撮り、取材した本書には説得力がある。最近では観光客に化けたジャーナリストが取材を行ったため、と観光ツアーそのものが中止となったと聞く。となると本書の写真は本当に貴重なものだ。

確かに本書に出てくる、観光客が垣間見ることのできる農村部も実は作り物なのかもしれない。しかし、平壌の遠景、ホテル内部の写真くらいしか見たことの無い私たちにとって、これでも十分に好奇心を満たしてくれる。




北朝鮮工作船がわかる本
販売元: 成山堂書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






北朝鮮・国家安全保衛部―金王朝を支える恐怖の人民抑圧システム
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






北朝鮮最高指導者 金正日―誰も語らなかった謎と真実
販売元: 光進社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






北朝鮮 最期の選択
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ