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和書 492150 (231)



巨人機物語―知られざる日本の空中要塞 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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大戦終結までに我が国で計画・試作された大型機の紹介。飛行艇と爆撃機の2つに大別して解説しています。97式飛行艇、二式飛行艇、92式重爆撃機、深山、キ91、連山など。旧軍の航空機に関する著作の多い著者の手になるだあって、歴史面の記述が充実しています。二式飛行艇の内部写真、富嶽の3面図など珍しい図版も収録されており、文庫本とはいえ、相当読み応えがあります。




巨星「ヤマモト」を撃墜せよ!―誰が山本GF長官を殺ったのか!?
販売元: 光人社

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拒絶された原爆展―歴史のなかの「エノラ・ゲイ」
販売元: みすず書房

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 国立航空宇宙博物館の元館長、マーティン・ハーウィットによる本書は、20世紀に頂点を迎え、そして21世紀に入ってもその勢いを弱めようとしない偏狭なナショナリズム、または「国民の物語」が、具体的な形で論争を引き起こした事例を生々しく物語っている。

 エノラ・ゲイ展示論争と時を同じくして、日本では歴史教科書論争が勃発した。従来の歴史教科書は「自虐的」であり、これではそれを使って歴史を学ぶ子供たちが自分の国に誇りを持つことはできないとして、教科書記述の大幅な改訂を要求する運動が一部の保守派知識人によって展開された。

 この二つの論争に共通する点は、自国民から多数の死傷者を出した過去の戦争の記憶をめぐって、その記憶を「国民の物語」、すなわちアメリカ人としてのま!たは日本人としての集団記憶として語ることへの執着が、そう簡単には消滅しないという厳然たる事実を提示したことである。

 この二つの論争における大きな違いは、日本においては、「日本人としての誇り」を強調したグループの主張が歴史の歪曲、歴史修正主義として猛烈な反発を招いたのに対し、アメリカのエノラ・ゲイ展示論争においては、記念的性格とは異なる、学術的で分析的な展示を企画し、原爆投下の道義性や被害の実態などにも言及しようとした博物館スタッフに対し、退役軍人らが「政治的正しさ(political correctness)」という看板によって事実を捻じ曲げた修正主義という批判を浴びせたことである。日米間では、明らかに多数派の言説が正反対の特徴を示しているのである。つまり、アメリカでは愛国的言説が素朴に受け容れられる素地が大きいということである。そのことは2001年9月11日の同時多発テロ以後のアメリカにおける言説の保守化やハリウッド映画に頻繁に現れる、愛国心の肯定的な描写からも明らかである。

 国際交流の美名の下に全く異なる歴史観を持つ二つの国が協力を試みる時、各々の「国民の物語」が我々の前に立ちはだかって、陰に陽に論争の火種を持ち込んで来ることに、我々は常に敏感でいなくてはならないだろう。「国民の誇り」に執着する自慰的な言説が非生産的であることは言を俟たないとしても〡?それを克服することが言うほど易しいものではないことを、本書ははっきりと示している。20世紀の歴史に残る名著であると思う。




虚像の兵団―バーチャル戦史 幻影の帝国軍隊 (ワニ文庫―歴史マガジン文庫)
販売元: ベストセラーズ

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巨大戦艦ビスマルク―独・英艦隊、最後の大海戦 (ハヤカワ文庫NF)
販売元: 早川書房

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著者が大戦勃発まで在英駐在武官だったこと、また就役前から初期テスト終了までリンデマン艦長の個人的な副官を務めたこと、そして主砲射撃管制に精通していたことにより、戦艦ビスマルクが建造された外交的背景から戦艦の内部構造、さらに2度の水上戦闘に至るまで、読者に判りやすく説明することに成功している。
沈没した艦に乗り合わせた人物が当時のできごとを記す場合、思い入れのあまりつい感傷的な調子になりがちだが、本書においては心配無用。戦後外交官に転進してから得た膨大な資料と自らの記憶を突き合わせ、戦闘場面を見事なまでに冷徹に描ききっている。最先任者としての責任感もあるのだろうが、駐在武官時代から積み上げた識見や人脈によるものが大きいと思われる。
もちろん海の男たちの物語ゆえ、人情味あふれる挿話もそこかしこにちりばめられており、なかには抱腹絶倒すること請け合いのものもある。それらの端々に、著者の艦長に対する敬愛がにじみ出ており、いつしか読者はビスマルクの乗組員になったような気分を味わえる。
総じて、第二次大戦の軍艦記として屈指の出来栄えと言ってよく、軍艦好きならば徹夜で読んでも眠くならないほどの魅力を秘めた名作である。




巨大戦艦ビスマルク―独・英艦隊、最後の大海戦
販売元: 早川書房

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巨大戦略の構図―東西軍事バランスの危機的状況
販売元: 学陽書房

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拒否された個人の正義―日系米人強制収容の記録
販売元: 三省堂

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『拒否された個人の正義』は第二次世界大戦の最中に起こった日系米人収容の全貌を調査するために1981年から82年末までの間に全米で行われた調査記録であり、日系米人収容所問題の研究資料として欠かせないものとなっている。これは1988年にいたる補償運動の展開の中で、一つの政治的な戦略として日系米人議員を中心に議会の中に委員会を調査期間が設置された。第一に補償法案に向けて議会内部の認識を固め、その過程で広く外部に運動の理解を求めたものとして評価されている。(他にもウィリアム・ホーリー率いる集団訴訟による補償運動や市民草の根運動などもあった)これは補償運動法案の成立にむけてワンクッション置くもので確かに時間を必要としたが、その意義は一定の成功をみたようだ。

報告書は1941年12月7日の真珠湾攻撃によって引き起こされた西海岸での排日運動の背景から、日系人立ち退きの決定における陸軍省の偏見や海軍とFBIによる根拠の有無を検証することで、この日系強制収容の本質を明らかにしている。また強制退去が計画から実行に移されていく過程で生じる日系米人たちの経済的な損失、内陸州の受け入れに関する態度、日系アメリカ人の各州収容所内での生活と事件、日系二世の再定住と兵役に先駆けて行われた忠誠テスト、日系二世の再定住計画や市民権剥奪におけるトゥールレイク収容所での混乱、本土とハワイの排日運動の温度差とドイツ系・イタリア系米人との比較について調査されている。総じて報告書はこの日系人強制収容所の全貌を明らかにし、戦時に日系アメリカ人に襲い掛かった社会・州政府・軍部の排除の過程を分析していく構成となっている。

また報告書には日系米人の証言が少なからず加えられており、読者にとってもその当時の状況が理解できる。ただし、これらの人々がどのような基準で選ばれたのかは疑問に残るが。巻末の各種歴史的資料も価値があるものである。




機雷掃海戦―海軍予備士官の挽歌
販売元: 成山堂書店

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霧に消えた兵隊―太平洋戦争新発掘
販売元: 叢文社

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