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和書 492150 (344)



三千年の海戦史
販売元: 中央公論新社

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通読しなくても、巻末の年表を見ただけでげんなりしてしまう。戦車戦など本筋と関係ない記述はあるのに、第二次大戦以降の戦争(印パ、中東、フォークランド)は皆無に近い。無論、本文にもそれらはない。
最終章の「海上自衛隊への提言」などどうでもいい。第二次大戦後の小規模紛争について触れてこそ意義のある「提言」なのだから、まったくの無意味である。タイトルの割に、詐欺に近い作りと言っていい本だ。
ただ役に立った部分もあるのだから、「内容」としては星は二つにしておく。

ともかく、陸上自衛隊出身の著者(ちなみに戦車戦の研究者である)がこの本を手がけるのに適切な人選だったのか?
となると内容以上に問題なのは、編集者のセンスだ。
出版したのは「中央公論新社」。かつての名門「中央公論社」も、いまじゃ唾棄すべき架空戦記なんざ乱発してるんだから、墜ちたもんですなぁ。
「馬鹿な架空戦記の読者どもに売りつければいい」という甘い考えで出したのだろうか?
どうもそういう気がしてならない(もしそうだとしたら、読者も怒れよ。いや、そもそも去勢された連中=馬鹿な架空戦記ファンどもに良識、常識を期待するのが無理か?)。
編集者の見識を疑うに充分であるため、星をひとつ減じておく。




参謀 (上) (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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参謀 (下) (文春文庫)
販売元: 文芸春秋

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参謀―戦史に学ぶリーダーシップ・組織管理
販売元: かや書房

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現代のわれわれが、日本軍に学び得るものは非常に大きい。また管理学の原則的な考えが軍にルーツがあることをあまり認識していない若い人々にとっては、日本軍にかぎらず軍の実際の運用の中にそれを探究してみることも必要であろう。




参謀総長モルトケ―ドイツ参謀本部の完成者
販売元: マネジメント社

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19世紀統一ドイツ帝国の名参謀モルトケを解説した日本では数少ない本。
プロイセンの参謀で、ビスマルクと対立しつつも共闘して偉業を成し遂げたメルムート・ヴォン・モルトケの参謀学を詳しく解説している。
彼の弟子メッケルは後に来日し、陸軍大学でその手法を教えている。これが後に起こった日露戦争の勝利に導いたともいわれる。

大橋武夫氏の視点は実戦経験(大戦中の陸軍指揮官)をもとに詳しく分かりやすく解説されている。




参謀の条件―リーダー学読本 (リーダー学読本)
販売元: プレジデント社

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表題の通り「参謀の条件」について厳選した事例を深く考察した好著です。知っての通り企業は軍隊をモデルに組織されています。したがって、軍隊運営に対する考察は企業経営にダイレクトに応用できます。そのため、企業人、特に役員・管理職に読んで頂きたい本です。

本書は「参謀に命令権なし」と述べています。命令するのはあくまでリーダーであり、参謀はリーダーの意志決定を支援する存在です。歴史的には、参謀の立場にありながら部隊の意志決定に直接関わった者が何人かいます。しかし、編者はそれらを、「リーダーであるべき人物が一時的に参謀の地位にあったか、参謀にあるまじき暴走のいずれか」と断じています。そのため、参謀の定義がクリアで評価の立場が明確です。

私が印象に残った参謀像㡊??後方参謀、つまりロジスティックスを担当した井門満明です。彼は参謀として自身の作戦の重要性を司令官に説きますが、司令官の却下の命令には服従します。しかし、ロジスティックは不可欠との信念を持つ井門は次善案を通して軍の補給を達成します。意志決定は司令官、参謀はあくまでその支援という立場を守りながら、同時に部隊のロジスティック問題を解決した井門はまさに参謀のあるべき姿と言えるのではないでしょうか。

そうした参謀の好例に加えて、暴走したあるまじき参謀像も挙げており、賛否両論から参謀像を検討できる秀著です。




参謀の戦争―なぜ太平洋戦争は起きたのか (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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ノモンハン事件から対米開戦までの二年間を、おもに陸軍内部から解析した書物。
元々は陸上自衛隊幹部学校の講義に使われた自作のテキストということらしい。

学校の標準的テキストとしては取り上げた内容に偏りがあるが、自衛隊の内部学校だから
陸軍中心になるのは仕方がない(陸軍が日本を戦争へ導いたというのもある意味正しいし)。
それよりも本書の視座が、戦争となったら直接戦火を交えなければならない組織にあるので、
なかなか示唆に富んで面白い内容も含んでいると言える。
著者は陸士出身で、戦車連隊中隊長までつとめているから、ここまで旧陸軍の汚点を
いろいろ書き連ねるのは、勇気が要っただろうなあと感心もする。

しかし、陸軍→陸自のコースを歩まれたから仕方ないかも知れないが、海軍の記述が
頼りない。
山本五十六が連合艦隊司令長官としての職を賭しても海戦を阻止すべきだったのでは
ないかという井上成美の批判を、家族を養わなくてはならない身では職を賭するのは
簡単ではない、と評しているあたりは、のちに山本長官は「職を賭して」何かゴリ押し
しませんでしたっけ?と突っこみたくなった。
(普通は軍人も家庭人だから、何が何でも国のために身を滅ぼせとは言わないが)。

加えて東條英機が首相に就任したときすでに日米関係は「衝突圏内」にあったという
記述には「やっぱ陸軍の人か」と思わされる。
もう政府・軍部が抗しがたい流れの中にあったと言えばそれはそうだが、
その流れを作った人々の中に東條はいたから、自業自得と言えなくもない。
(彼は開戦間近の時点で首相になるのを、実は嫌がって他人を推している)。

このような「流れ」を捉えていないから、こういった断片的な記述が延々と
続いてしまう。開戦史はこれだけと言われたらチョット待ったと言いたくなる。
ただ、ひとつの読み物としては面白い一冊だし、取っかかりとしては悪くない。
妙な本がたくさん出回っている昨今では、むしろお勧めできる作品。




参謀の戦争
販売元: 講談社

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参謀本部作戦課の大東亜戦争 (芙蓉軍事記録リバイバル)
販売元: 芙蓉書房出版

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参謀本部の暴れ者―陸軍参謀朝枝繁春
販売元: 文藝春秋

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