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和書 492150 (387)



清朝の王女に生れて―日中のはざまで
販売元: 中央公論社

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 東洋のマタハリ 川島芳子の実妹 愛新覚羅顕gが
書いた半生です。歳が離れていたのか期待していた
川島芳子の記述はほんの少しでした。

 前半部分は、あまり面白いとは思わなかったので
すが、15年の刑務所生活を送るきっかけとなる部分
から、ぐいぐいとストーリーに惹かれていきました。

 日本での学習院生活では日本人に馴染んでいると
は思えない感じでしたが、北京での生活を見ると中
国人の気質とも違う方のようです。

 彼女が満州人であったのか、それともお嬢様気質
が災いしてこのような人生を歩むことになったのか、
日本人にも慣れず、中国社会にも沿わず・・・。
しかし、刑務所生活15年強制労働7年の生活の中で
唯一の心の支えになったのは日本留学時代の旧友達。

 物語としては1級の材料ではあるが、洗練されたも
のではなく、彼女自身の肉筆を重要視して出版された
本のようです。それが故に彼女の人柄などがかいまみ
れます。非常に忍耐強く、政府を憎むでもなく、生ま
れを憎むでもなく、そして、時代に媚びることなく生
きてこられた方だと思います。人生の大半を家族や愛
などのために生きることがなかった点が可哀相な人生
を送った方だと思いました。




スパイvs.スパイ―米ソ情報戦の内幕 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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世界軍事学講座 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 良い。あらゆる軍事分野に古典からある程度の未来まで予想して記載がある。それぞれの分野別に記載が分かれ、理解がしやすい。内容的には、軍事学入門(防衛大学校防衛学研究会)と類似している。あわせて読むと良いのではないだろうか。




責任―ラバウルの将軍今村均 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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我が尊敬する帝国陸軍大将の今村均伝としては、ご本人の回顧録の他には土門周平氏、秋永芳郎氏、日下公人氏、そして角田房子氏が書いているが、私は角田房子氏の本書が最も好きである。本書の特徴は、終戦のラバウル、バタビア、マヌス、そして世田谷区豪徳寺の戦後23年の今村将軍の生き方が丁寧に詳述されていること、先妻銀子と後妻久子のことを詳しく触れていること、著者ご自身が今村将軍と縁ある多くの方々との面談内容を記していること、著者ご自身が今村将軍の足跡を追って現地を訪れ記述していること、これらは本書今村均伝を更に内容豊かなものにしてくれた。私が何故に今村将軍を尊敬するか。やはり真のリーダーとして完璧な人物で、圧迫・圧政が当たり前の日本軍南方施政の中で理想的な軍政を行なった唯一の司令官であること、将兵の命を粗末にせず自給自足体制を確立し、10万の兵を無事に帰国させたこと、戦後の部下が収容されるマヌス島への移送嘆願、釈放後も遺族・部下の為に日本国中奔走する元大将の姿、これらは他の陸軍幹部にはいない。陸士19期は元々幼年学校出は採用せず、一般の中学出身者であるところがいい。陸大で首席であった今村将軍を含めて陸士19期は5名の大将を輩出したことでも有名であるが、人間として最も円熟したのも今村大将である。今村均回顧録、続・今村均回顧録と共に本書は何回でも読み直したい1冊である。




戦争の話を聞かせてくれませんか (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 義父は以前から戦争中の話をよくした。通信兵だった義父の戦争体験は、人の生死にかかわらないものばかり。
 ところが最近、聞き手の私がこの本を読んだことでいろいろとコメントすることがあったために変化が起こったのか、あるいは年のせいか、「自分は何人もを餓死に追いやったかもしれない」といった内容を、私の娘に話したという。
 食糧難に陥った隊員らは、現地(南方)に育った芋の生態系をよく知らずに根こそぎ掘って食べたために、その後の食糧に困窮し餓死者が出たといった内容だった。
 義父は現在85歳。戦死した人のほとんどが餓死だった、とよく言っていた。寝言をいって飛び起きることがあるという父。まだ重いリュックを背負っていたのか、と胸が痛む。
 生きていると、いろいろある。しかし、戦争だけはやってはならないと、何度も思う。




奪還―引き裂かれた二十四年 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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恐ろしいほどの国家による洗脳。

友人による説得で心を開いていく様子。

日本の政治家の無能、無関心ぶり。

北朝鮮という国家への怒り。

様々な思いがめぐった一冊。

生々しい話もあり読み応えがあった。しかし拉致された当人にとっては今回のことは大きな心の傷であることはいうまでもない。

この本には続編もあるので読んで見たい。




沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫
販売元: 新潮社

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 他の方も仰っているが 内容が散漫である点が惜しい。散漫である理由はシンプルだと思う。テーマがきちんと絞られていないからだと思うのだ。

 題名では瀬島龍三という方に絞っているかのようだが 中では 731部隊の石井中将であるとか ある意味で 話が違う方向に向いている部分が多い。それはそれでエピソードとしては良いのだが そもそも731部隊は それだけで一冊をなすべき内容であり ちらりと紹介するには向いていない。
 また これはしょうがないと思うが 戦後の瀬島という方の活躍ぶりも情報が少なすぎる気がする。「しょうがない」と言ったのは そもそも かような国家機密を簡単に書けるわけがないという点に因っている。

 瀬島という方は昨年亡くなった。多くのことを墓に持って行ってしまったわけだが それもしょうがないのだと思う。いろんな人がいろんな事を墓に持っていく。僕自身だって 何かを持っていくわけだ。後は 煙となって立ち昇って 消えていくわけだ。




敵中漂流 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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写真版 東京大空襲の記録 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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アメリカによる民間人大量虐殺の記録

アメリカによる空襲の死者は、東京だけで10万人。全国合わせればいったいどれだけの日本人の命が失われたのか?それもその多くは、当然ながら民間人である。本書中の、炭化した母子の遺骸写真に、その印象をより強くする。
8月の終戦記念日に近いと言うこともあるのだろうが、毎年、広島・長崎の原爆の日は人々の意識が、起こってしまった惨劇と失われてしまった尊い命に向けられる。しかし、全国各地で失われた空襲による犠牲者に思いをいたす日本人が、いったいどのくらいいるのか、はなはだ心もとない。

東京が中心ではあるが、本書がまとめているこの空襲を通じて、日本とって先の大戦とはなんだったのか自問するという作業は、決してなおざりにしてはいけない。ただ、そのことのみに終始してよいのだろうか?
日本軍人は、民間人殺害の責任を戦後の裁判において追求された、しかし、日本全土で行われたこれらのアメリカの民間人大量虐殺については、法的にも、政治的にも、道義的にも、何らの追求もされていない。法的、政治的な責任追及は無理だとしても、道義的に許されることではないということを、我々はもっと声にするべきだと思うのだが、一般的な平和愛好家渡渉する人たちは、当時の軍とか戦犯とか天皇とかのことしか非難しない。このことがきちんとなされていれば、その後ベトナムで、アフガニスタンで、イラクで行われ、また行われつつあるアメリカによる民間人虐殺をより小さくすることができたのではないかと思う。




東条英機 暗殺の夏 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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