和書 492158 (63)

量子力学 (岩波基礎物理シリーズ (5))

連続体の力学 (岩波基礎物理シリーズ (2))

低開発と産業化―タンザニアにおける歪んだ経済開発 (岩波現代選書)

現代物理学と新しい世界像 (岩波現代選書 NS (544))

量子力学との出会い (岩波高校生セミナー (13))

固体 構造と物性 (岩波講座 現代の物理学)

ゲージ場の理論 (岩波講座 現代の物理学)

一般相対性理論 (岩波講座 現代の物理学)

　恐らく、この本で最高に難解な部分は軸対称性のある時空を解説している部分でしょう。ここでは微分形式、Lie微分、Hodge作用素、内積等が縦横無尽に使用されています。最初の3章まで数学的な基礎を解説してありますが、それだけでこの本を読みこなすのはなかなか難しいと思います。中原先生等の幾何学の本を参考にしながら読むといいと思います。

　Ashtekar理論が解説されている本は、一般に購入できる邦書の中ではこの本くらいでしょう。ページ数は少ないですが、説明は簡潔なので、この点に興味のある方は読んでみるといいかもしれません。
　この本を読むには、たとえ部分的にせよ、多大な忍耐と努力を要しますが、読めばその良さが理解できると共に、実力のつく本だと思います。良書です。

局在・量子ホール効果・密度波 (岩波講座 現代の物理学)

散逸構造とカオス (岩波講座 現代の物理学)