超弦理論に行き着くまでの、20世紀前半までの 現代物理学の発展についても、「いつ、誰が、 どのような理論を」といった記述で明確に述べられて おり、これから科学史を研究課題にしようと考えてい る学生の入門書としても利用できるものと思う。
全10章中3章は、ツイスター理論の説明に費やされて おり、その説明も式の羅列ではなく平易な言葉と簡単な 図によるもので、非常に分かりやすくなっている。 ツイスター理論というキーワードでこの本を見つけた あなたは、大正解だ!
超弦理論やツイスター理論といった、現代数学の固まり のような話の後に、こういった数学先行のポストモダン フィジックスに対するデビットボームの批判を載せるなど 非常に幅広い視点で書かれている。
この本を読んでいると、後2~3ページ読み進むと この世のなぞが全て解けてしまいそうな錯覚に陥る。 そんな読んでいて、非常にわくわくする話の展開に なっている。
なお本書は出版からすでに10年以上が経過しており、 M理論など比較的新しいトピックの記載のないところが 少し残念だ。
英語のレベル的には高校1、2年でも十分に読める ものと思うが、物理的な内容を理解するには、量子力学 等の現代物理学の基礎が少し分かっていないときついかも しれない。
また、本書の内容をより深く理解するには、ファイバー 束やコホモロジーの理解が必要だが、そのための参考書と して現在流通している和書の中からそ以下をのものをお勧めする。
微分・位相幾何学 和達三樹著 岩波書店(3200円)
超弦理論に行き着くまでの、20世紀前半までの 現代物理学の発展についても、「いつ、誰が、 どのような理論を」といった記述で明確に述べられて おり、これから科学史を研究課題にしようと考えてい る学生の入門書としても利用できるものと思う。
全10章中3章は、ツイスター理論の説明に費やされて おり、その説明も式の羅列ではなく平易な言葉と簡単な 図によるもので、非常に分かりやすくなっている。 ツイスター理論というキーワードでこの本を見つけた あなたは、大正解だ!
超弦理論やツイスター理論といった、現代数学の固まり のような話の後に、こういった数学先行のポストモダン フィジックスに対するデビットボームの批判を載せるなど 非常に幅広い視点で書かれている。
この本を読んでいると、後2~3ページ読み進むと この世のなぞが全て解けてしまいそうな錯覚に陥る。 そんな読んでいて、非常にわくわくする話の展開に なっている。
なお本書は出版からすでに10年以上が経過しており、 M理論など比較的新しいトピックの記載のないところが 少し残念だ。
英語のレベル的には高校1、2年でも十分に読める ものと思うが、物理的な内容を理解するには、量子力学 等の現代物理学の基礎が少し分かっていないときついかも しれない。
また、本書の内容をより深く理解するには、ファイバー 束やコホモロジーの理解が必要だが、そのための参考書と して現在流通している和書の中からそ以下をのものをお勧めする。
微分・位相幾何学 和達三樹著 岩波書店(3200円)