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和書 492158 (382)



熱流体の可視化と計測
販売元: コロナ社

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熱流体のサイエンス (熱流体フォーラムシリーズ)
販売元: 日刊工業新聞社

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熱流体の分子動力学
販売元: 丸善

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熱流体に関する理論とMDによる計算、及びプログラムがついているが、結論から言うと初心者にとっては難しく、研究者にとっては簡単すぎて見るべきところがない。扱う事例は全て2体ポテンシャル、ミクロカノニカルアンサンブルであり、少しMDを齧った人ならば誰でもできる。しかも定量解析を一切していない。「こんなことができます!面白いでしょう!」で終わっている。それならば入門者向けなのかというと、肝心な部分はかなり端折っており、初心者にはとてもお勧めできない。
とにかく、全てが中途半端。




熱流体ハンドブック―現象と支配方程式
販売元: 丸善

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熱流体力学
販売元: 森北出版

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熱流体力学―基礎から数値シミュレーションまで
販売元: 共立出版

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熱流動の数値シミュレーション―基礎からプログラムまで
販売元: 森北出版

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この本のなかにも書かれているように,
熱移動と流れの数値解析(パタンカー)と併読すると,大変有効.

しかしながら,私が思ったのは,sunset(この本に含まれている
プログラム)は一般化されすぎていて初学者には理解しづらい
ということだ.
なぜこのようなことがおこるかというと,sunset と,
その前に述べられているプログラム(EXA1, EXA2)との間に
飛躍があるからだ.

したがって,初学者にはその飛躍を埋めるためにこの本を読む前に
数値流体工学(荒川著)を読むことをお勧めしたい.




脳と心の量子論―場の量子論が解きあかす心の姿 (ブルーバックス)
販売元: 講談社

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この本は残念ながらとても他人には推薦できない。初歩的なレベルの技術的な間違いさえ散見される。

その様な初歩的な間違いの例としては、例えばp49の図17の水分子の分極状況である。この絵では酸素の側が+に水素が結合している側が−に分極しているが、もちろん実際には水分子は全く逆で、酸素側が−で水素側が+の電気双極子である。その事は、例えば金属の陽(正電荷)イオンに水が配位する場合には酸素原子側が金属イオンに近い形になっている事実(結晶解析などで膨大な実験データとして蓄積している事実)から明らかである。最初、この分極の絵を見た時には、この絵だけが書き間違っているのかと思ったが、文中も全て酸素の側が正の電気双極子だと説明しているのを見て非常に呆れた。この程度の事実(水分子の電気双極子としての向き)は、研究者はおろか、理工系ならば学部学生でも常識だろう。

その様な初歩的な間違いもさる事ながら、内容そのものがほとんどナンセンスである事が、本書の本質的な問題である。

例えば、p148の冒頭のパラグラフは「生命とは電気双極子としての水分子が織り成す動的な秩序を保った電磁場である」という趣旨の一文があり、その後の数ページにわたり、それが生命の本質であるかの如き話が続くが、水分子が動的な秩序を保って運動するのは、生命の一面(非平衡な定常状態)に過ぎない。例えば、ジェットエンジンの排気ガスは同じ成分で同温同圧の気体を容器に閉じ込めた場合よりも秩序が高い、つまり、ガスを構成する分子の運動方向はほぼ揃っており、だからこそジェット排気は推力を生み出して飛行機を飛ばせるのだが、だからと言って「ジェットエンジンは石油を食物とする好気性の生命である」などとは誰も言わない。非平衡で低エントロピーの定常状態を維持する事は生命の一側面に過ぎない。

更にナンセンスな点は、色々と難しそうな名前の量子場が具体的に記憶とどう関わるかに関して結局は何も言っていない、という事である。

結局、この本は「記憶や心というマクロな現象の根底には量子場が関わっている。その量子場とは神経細胞中の水分子の電気双極子としての電磁場であろう」という以上の事は何も言っていない。しかし、物質界の現象である以上、全ての現象の根底には量子場という物質界を支配する根本原理が関わっているのは自明である。つまり、自明なステートメントを「心」というさも意味有り気なキーワードと絡めただけという事である。

つまり、この本での心や記憶に対する場の量子論を用いた説明は、「人工の脳」つまりコンピュータのソフトウェアに喩えて言えば、「パソコンでのExcelやWordの動作の本質は半導体のバンドギャップと電荷移動にこそある」という説明と同程度の代物という事だ。そんな説明に何の意義があるだろうか?




脳と力学系 (物理のたねあかし)
販売元: 講談社

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脳は物理学をいかに創るのか
販売元: 岩波書店

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物理法則は脳が作り出したものだ! という、悪しき文化相対主義者の言いそうなことが帯にも序文の冒頭にも述べられているので、大いに警戒しつつ読み進んで行ったのだけれど、なーんだ。内容は脳科学についての比較的新しい知見をまとめただけで、ニューロンとは何か、「モノ」はどのように認識されているか、そこでの情報処理はどんな形で行われていて、抽象概念はどんなふうにできあがるか、といった内容がそこそこ説明されているのはいいでしょ(でもディテールの羅列気味で、全体のテーマに貢献しない部分が多いのは日本人の著作にありがちな点)。そして確かに、物理法則というのを考えるにあたっては、そうした認知能力は必須だから、それをもって「脳は物理法則を作っている!」と主張することはできなくもない。でもそれはあまりにミスリーディング。物理学者が、脳科学に興味をもってあれこれおもしろがって勉強しました、というのはわかるんだが、お勉強をそのまま出されましても……。そして結局、それ以上の話はまだまだわかりません、と書いておしまい。これではタイトルに偽りありまくり。結局タイトルの問題提起は何ら答を見ない。そしてピンカーの本のように、その新しい成果の整理をもとにおもしろい知見や洞察があるわけでもない。結局何なの、という消化不良な読後感だけが残る。


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