和書 492162 (146)
なぜオスとメスがあるのか (新潮選書)
販売元： 新潮社
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なぜ性が存在するのか、単純なようで答えが出ていない。
進化的に考えないと答えが出ないであろうという意味でも大変興味深い話題だ。
本書の遺伝子修復説はあまり分が良い状況とは言えないと思う。
本書の解説でもまだ納得しがたい。
不利な突然変異を排除するという点では無性生殖の方が遙かに有利だ。
不利な突然変異を持って生まれた個体は即、自然選択によって排除されるからだ。
有性生殖の場合は、鎌状赤血球のように「優性遺伝ながら不利」という変異も存
続し得るし（不利な変異はすべて劣性と前提するのは間違いだ）、色盲のように
「劣性で不利」な変異はかなりしぶとく生き残る。
これは遺伝子プールが巨大であるうちは特に問題とならないが、環境の急変など
で遺伝子プールが狭まるときわめて深刻な事態をもたらす（ホモ結合によって不
利な形質が発現する率が高まる）。さらに「劣性で有利」な変異が広まりにくい
というデメリットもある。
修復説にまるまる一冊をさいて論じたのは価値があると思うが、まだ他の説と比
べると充分な説得力を得るのに成功していないと思われる。
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なぜカエルからヒトが生まれないのか―生きものの形と遺伝情報のはなし
販売元： リヨン社
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なぜクジラは座礁するのか?―「反捕鯨」の悲劇
販売元： 河出書房新社
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なぜサルを殺すのか―動物実験とアニマルライト
販売元： 白揚社
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この本は、霊長類の動物実験について主に扱い、霊長類や、医学についての知見をふんだんにふまえつつ、個々の事例や、動物実験反対派や、賛成派などの人物を登場させ、動物実験の歴史を扱った本である。
非常に、面白かったと思う。ここまで夢中になって読んだ本は久しぶりだった。
その理由としては、
まず、動物実験にまつわる歴史が非常に興味深いものであるということがある。動物養護派による侵入と暴露事件、長く続いた裁判、科学者や、動物実験反対派によるキャンペーン戦争、情報戦争、個々の登場人物のドラマetcまさに、動物実験論争は一種の戦争だったのだろう。ひきこまれるように一気によみきってしまった。
2つ目には、自分の立場に偏らず、全ての情報や意見を見てもらおうという姿勢である。おそらく、それは動物実験に関するこの本のもう一つの主題でもあるのだと思う。本書でも、何度か動物実験に関してそういう意見が登場する。
本書では、あまり著者自身の主張をするより、賛成反対の両方の意見や証拠をひたすらあげていくという点が多かったと思う。過激派の著者が書いたような偏った意見の押し付けや一面的な証拠より私にとっては、よく考えさせることになったと思う。
この考えることが多かったというのが3つ目の点である。私自身、動物実験など、人間の肉食と同じ程度なのだろうというような認識しかしていなかったが、ここまでの歴史や多様な意見があることを知って、多いに考えを改めることにもなったと思う。はたして、人間の好奇心のために、高等な動物を使うなんてありなんだろうか、と。たいした必要もないと思われるのに、学生の教科書事項の確認の実習のために、マウスなどを使っていいのだろうかと。
4つ目は、霊長類にしろ、医学にしろ、興味深い知見や歴史がもりだくさんでその点でも勉強になった。
なぜゾウとキリンは同盟を結んだのか!?―おもしろ「生き物」ベスト61
販売元： 株式会社コスモトゥーワン
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なぜ人は犬と恋におちるのか
販売元： 洋泉社
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これは家族としての犬、身代わりになる犬、セラピストになる犬、など様々な視点から、犬と飼い主の「関係性」に焦点を当てて、飼い主にとってどのような意味があるのか、そこに何が起こっているのかを言葉にしたものです。それを描くことによって、人間側の人間観、動物観、をもう一度とらえ直すことを、読者に促すものかも知れません。
「関係性って、そんなに純粋な単純なものではないんだよ。謎に満ちてはいるけれど安心感を得ていくのが私たち人間なんだ」。そして、犬とは「コントロールしきれない対象であるものの、鏡でもある（犬に、自分の感情を投影して見ること）」し、「人間よりもわかりやすく一貫性のある方法で裏のない対象」としても描かれている。
犬を飼っている人も、飼っていない人も、「犬と生活」することの意味や内容について再考する機会となる一冊でしょう。
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なぜ動物は子供をなめるのか―親と子の絆を探る
販売元： 主婦の友社
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なぜ男は暴力をふるうのか (新書y)
販売元： 洋泉社
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なぜ遺伝子はらせんを巻くのか―DNAの立体構造と機能
販売元： 共立出版
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なぜ遺伝子組換え作物は開発されたか―バイオテクノロジーの社会学
販売元： 明石書店
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