和書 492164 (110)
宇宙探検―そこが知りたい!宇宙の秘密 (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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読書家とは言えない小学１年の息子が学校の図書館で借りてきて枕元において寝るくらい熱心に読んでいました。返却の時期が来たので購入して私も読んでみました。で、感想は、
・丁寧に読み仮名が振ってある。
・小学生に理解できる言葉しか使っていない。
・写真、挿絵が大きく、美しい。
・星や星雲そのものの姿は写真で、想像図や説明は、きれいな挿絵。
という具合に明らかに子供向けに仕上がっています。
そして、その割には、
・ブラックホール、ビッグバンからクエーサーの重力レンズ、宇宙の泡構造、ダークマターなど、高度な内容を容赦なく載せている。
ところが気に入りました。特にビッグバンの周辺の概念は丁寧に説明されていて、無の揺らぎから宇宙が誕生する想像図までが載っていました。この辺までくると小学生には理解不能だと思いますが、その理解不能さが、かえって子供を惹きつけるのだと思います。自分の理解を超えた難しいものや不思議なものに対する憧れを子供に持ってもらうことができる数少ない本の１つだと思います。
うちの子は「ダークマター」という言葉の響きが気に入ったらしく、それが何なのか、しつこく聞いてきました。
彗星大接近―彗星はどこからやってくる? (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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星の一生―解き明かされる星ぼしの謎 (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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"あかね書房"版の同名、同著者の別書とはほぼ全く別の内容になっております。
同書に比べ、対象年齢がやや高いこともあるのでしょうが、読み手に優しく語りかける読み物調ではなく、各２ページの見開きごとに星の一生のそれぞれの段階の状態を宇宙画（ＣＧ？）など駆使して説明し完結する、"図鑑"的あるいは"教科書"的構成になっています。
私にとって残念なのは、それぞれの見開きの間のつながりが希薄というか、散開星団とはこういうものだ、ブラックホールとは…、ということはそれぞれに解るのですが、それらが太陽を含めた一つの星の進化過程であることが見えにくく、結果として「星の『一生』」を壮大なドラマとして感じることができにくいように思われる点です。星の一生と自!分の一生とを引き比べ、人間の卑小さ・はかなさを子供心に思い遣るところにこのテーマの大きな役割があるように愚考するのですが、その折角の機会を捉え切れていないように感じれられます。
また著者のユーモラスなイラストが見られないのもファンには残念であり、極言するとこの内容であればこの著者でなくとも書けたように思われます（いずれも思い入れ過剰かも知れませんが…）。
その点、教科書補助資料としての目的であれば、ふさわしいのかも知れませんが。
星空ウォッチング―肉眼でも双眼鏡でも楽しめる! (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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春・夏星座図鑑―もっと知りたい春・夏の星座 (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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月・大解剖―知ってて知らない身近な星 (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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流星・隕石―宇宙からのメッセージを調べよう (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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秋・冬星座図鑑―もっと知りたい秋・冬の星座 (教えて!21世紀星空探検隊)
販売元： 偕成社
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恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―
販売元： 朝日ソノラマ
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火星探査機「のぞみ」失敗のドキュメントである。登場人物はほとんど知っているし、経緯も多少は知っているので、深い思い入れとともに読み進めた。本書で事実のシーケンスをまとまった形で整理することができたのは良かった。
内容的にも、フェアであると感じた。日本の宇宙開発の良いところ、問題点を的確に把握している。文章も押さえた筆致で好感が持てた。
結局、「みんな貧乏が悪いんや」と言うことになるのだが、それでも、日本の研究者は「お金がないからできない」と放り出してしまわずに、アメリカのスタンダードから考えると信じられないほどの金額でそれなりの成果を出してしまう。それが、日本の科学研究の態勢を変化させないことに通じてしまう。まあ、それが日本人なんでしょうねえ。
オックスフォード天文学辞典 (オックスフォード辞典シリーズ)
販売元： 朝倉書店
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