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和書 492182 (60)



暮らしの環境を守る―アメニティと住民運動 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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原発のどこが危険か―世界の事故を検証する (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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里と森の危機(クライシス) 暮らし多様化への提言 (朝日選書786)
販売元: 朝日新聞社

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 自然の生態系が崩壊しているという警鐘が盛んに鳴らされます。著者は、この生態系変動の問題を、自然と人間の中間にある里という環境から考えています。里とは、人間による攪乱の結果によってできた生態系です。農という人間の営みによって出現した生態環境が考えられています。
  人が自然に手を入れたことで、多くの栽培植物ができました。しかし今、その栽培植物の多様な遺伝子が失われています。消費者の嗜好や経済性の追求のために、稲を代表とする多くの食用野菜が、一定の遺伝品種に淘汰されています。深刻な問題が指摘されます。
  多様な遺伝子の収集保存を目的としている遺伝子バンクでも、他家受粉の種は、元の集団の遺伝的性質は残せないという原理的問題があり、保存の解決にならないそうです。
  著者は、その遺伝子保護のために自生地保存を提唱し、自ら東南アジアで試みています。しかしタイでは失敗します。その保護区に人や水牛が入らなくなり、そこは自然遷移して雑草地化してしまったとのことです。
   この経験から、著者は自生地保存には、農村・里の生活が重要な役割を果たすことを突き止めています。そして文化財としての遺伝子保護のために、ボランテアでもよいから、自然と人間との媒介を果たしてきた里の生活の再現を提案しています。
 この里の復活と共に、山間地の焼畑、河川流域での洪水利用の重要さが述べられています。が、現代人が、そこまで戻れるのか些か疑問に思えます。しかし、昔のものが全てよいという事ではなく、ものが循環せずに一方向的に流れる生態系は長続きしないという著者の考えには、全面的に賛成です。
  また我国では少しずれていますが、グローバリゼイションとは、文化多様性を認めた上で、しかし地球規模で考えざるおえない問に向かうことだと思います。この本は正にグローバルな環境生態論だと思いました。




森林文化への道 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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まず、森林文化の先駆けドイツの森林施業や歴史に触れています。ドイツの森林学は日本で森林に関わる多くの人が感銘を受け、取り入れてきています。著者は、森林と人間の融合を「森林文化」と定義づけ、日本の森林施業、国の政策に鋭くメスを入れ、これからの森林はどのようにしていくべきかを述べています。思想的な森林文化の創造へ向けた1冊です。




世界の森林破壊を追う―緑と人の歴史と未来 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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UNEPの顧問を務めた経験を持つ著者の描き出す森林破壊は、客観的なデータに裏付けられ、誰でもその深刻さを理解することができます。
そして、地域ごとに、森林破壊の原因、歴史的経緯、現在とられている対応策を分かりやすく解説しています。
この「地域ごと」というのがよい。人口急増、日本を代表する先進国からの輸出圧力、政府の混乱、原因は様々であり、対応策も違います。
対応策を見出せたところもあれば、圧倒的な破壊の圧力になすすべもないところ、政府が破壊を推進しているところまであります。
地域ごとに描き出すことによって、森林保護を目指す企業、NGO,行政、あらゆる主体に対する良質の参考書になっていると思います。

実際に足を運んで、地域の様子をレポートしている箇所もあり、データには出てこない、各地の実情を知ることも出来ます。

正直言うと、読む前はあまり期待していませんでした。だから、逆に最高の評価をつけるべきだと思ったのです。
概ね、森林保護を叫ぶ人が書く本は、自らの「思い」を前面に出しすぎるきらいがあり、本書もその一種かと思っていました。
本書は、森林保護に関心がない人でも物事の深刻さを理解せざるを得ないほど、多くのファクトに満ちています。是非御一読を。




地球温暖化の政治学 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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1997年の京都会議(COP3)での京都議定書採択にいたるまでの地球温暖化問題に関する国際交渉の過程を、ジャーナリストである著者が長年の取材を元に綴った本。いくつかのエピソードなどを交え、詳細に描かれたその内容は、地球温暖化問題という環境問題が、いかに熾烈な「政治」問題であるかを印象づけるものとなっている。この問題の政治的背景を知るうえでは必読の書と言えるであろう。




地球が丸いってほんとうですか? 測地学者に50の質問 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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堅い話題を、すらりと解説しています。本来地球が丸い事を説明するには可成りの説明が必要ですが、なぜ・なにに回答しています。
初心者にも判りやすい内容ですが、内容はかなり濃いです。
ぜひ読んでください、損はないと思います。




地球破壊 七つの現場から (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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南極ってどんなところ? (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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究極の世界、過酷な世界、白い世界、幻想なるオーロラの世界、そして未来に輝く世界。
極寒の大陸、環境汚染ゼロの大陸、研究宝庫の大陸、そして平和共存の大陸。
この本は、そんな南極での活動内容を幅広い観点で伝えてくれる優れものだ。
様々なアプローチで地球の起源解明から現在の取り巻く環境、そして未来に向けた科学分野を最先端に取り組んでいるところを分かりやすく解説してくれている。
女性新聞記者として初めて、劇的に1年4ヶ月に及ぶ第45次南極観測の越冬隊に同行した体験談を交えて、昭和基地、ドームふじ基地での隊員たちの様子や生活が伝わってくる。
また、汚れのない自然の素晴らしさ、国境を越えた外国との交流、それに、作業をしているとペンギンが不思議そうに近寄って来るという光景が、この大陸がなにものにも侵されていない白さであるを物語っており感動した。
南極の本は今まで何冊か読んだが、これほど内容が濃厚に詰まっているのものはなかった。




緑回復の処方箋―世界の植生からみた日本 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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本のタイトル『緑回復の処方箋』。初めは少し「処方箋」という言葉に不思議な感じがしました。「処方箋」とはつまり、お医者さんに見てもらった時に出される、何の薬を何日間飲むかという、あの紙のこと。この本を読むと、なんで緑を回復させるために「処方箋」なのかがよーく分かります。本の内容は、大きく分けて二つ。前半は、横浜国立大学名誉教授で昨今「3000万本の木を植えた男」として有名な宮脇昭氏が長年の経験を基に書かれた、自然への思いや鎮守の森の大切さについてなど。そして後半は、日本各地における植生の様子を地域ごとに詳しくまとめたもの。これを読むと、どこの地域にはどのような木々が相応しいかが良くわかり、日本には間違って植えられた木々がたくさんあることに気がつきます。そして、その土地土地にはどんな種類の木を混ぜて植えれば緑が回復するかがわかります。つまり、病にかかった土地や森をどのような木々で回復させるのか、というのが「処方箋」という意味なのですね。

著者関連の本は今までにたくさん読みましたが、この本は少しだけ専門的な感じもするので(自分が文系だから尚更ですが)、もしも初めて著者の本を読まれるなら、『鎮守の森』(新潮社)や『魂の森を行け』(一志治夫著)を個人的にはオススメします。どちらかというと、この本は特に、これから実際に現場で植樹を行おうとしている方や、植生を学ぶ方にぴったりなのではないかと思います。企業や自治体などで植樹をすることが社会貢献としても広まっているようですが、その担当の方が読むと一層理解が深まって、本物の緑がどんどん増えるような気もします。
いずれにせよ、日本全国の植生をひたすら現場で調査したという著者の活動はすごいものだと感じました。ぜひご一読を。


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