和書 492182 (236)
巨大隕石の衝突―地球大異変の歴史を読み解く (PHP新書)
販売元： PHP研究所
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タイトルだけ見ると恐竜絶滅の話かと思うが、（そのことにも触れているけれど）そうではなく、隕石一般の研究から太陽系誕生の秘密へ迫ろうとするものである。
隕石の分類、クレーターの形成原理、月のクレーターと地球のクレーターの違いなどなど、隕石にまつわる様々なトピックが取り上げられ、分析される。重要なのは、そうした分析が、最終的には太陽系の星々の誕生仮説へとつながっていく点である。隕石は太陽系誕生時に星になれなかった（余った）材料であり、その成分や動きを追求することで、45億年前に何が起こったかを推理することが出来る。地球は隕石の塊とすら言えるのである。
特に金星や火星、木星と地球との対比が興味深い。
巨大地震―正しい知識と備え
販売元： 読売新聞社
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2004年10月に発生した新潟中越地震は、私たちに地震の怖さを改めて印象付けました。地震は近い将来再び日本のどこかを襲います。世界で起きる地震の1割が日本で起きている以上、日本人は地震から目をそらして生活することができません。9千万年後、日本はハワイとくっつき、それまでに30万回もの巨大地震が発生するそうです。政府や自治体に頼るばかりでなく、近所や個人で地震・津波に備えることが肝要です。そのためには地震・津波に対する正しい理解が不可欠。この本はそのために最適な本と言えます。
著者の阿部氏は、東京大学の地震研究所教授として地震研究の第一人者として内外で高く評価され、テレビにも時々出演されています。また立派な肩書きだけにとどまらず、現場にも精通する「職人」でもあります。1992年インドネシアで起きた地震と大規模津波で2千名の死者が出たとき、国際協力事業団（現国際協力機構）の緊急援助隊を率いて、団長として現地で指揮し、防潮堤の建設など様々な防災をインドネシア政府に提案したそうです。残念なことに、その提案は財政的な問題から実現が延ばされ、2004年暮れに起きたインド洋津波で再び大きな被害が出てしまいました。途上国援助についても考えさせられる一冊です。
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巨大地震と大噴火 (CLOSE‐UP)
販売元： 世界文化社
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巨大ダムに揺れる子守唄の村―川辺川ダムと五木の人々 (新風舎文庫)
販売元： 新風舎
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五木の子守唄を知らない人はいないとおもうが、巨大資本や大手メディアに支配されてしまうと、自然との連鎖が絶ちきれてしまったような地球博のようなハコ物”偽然（ギゼン、偽りの自然）”のほうが環境指向ということになってしまう。五木村に住む住民のホンネが記された本書は、お金をかけなくてもできる自然保護を改めて知らせてくれる。
愛知万博に批判するメディアなどあろうはずは無いが、どちらが地球の為に良いかは”一読瞭然”である。
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愛知県版 きらめき鉱物・化石ガイド
販売元： 風媒社
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霧島のいのちの水―関平鉱泉水物語
販売元： 都市機能研究所
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キリスト教と環境破壊
販売元： 文芸社
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岐路に立つ―六ヶ所村の人々と共に (新教新書)
販売元： 新教出版社
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金と水銀―私の水俣学ノート
販売元： 講談社
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金の天気予報 銀の天気予報
販売元： 講談社出版サービスセンター
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天気予報には、金の天気予報と銀の天気予報があると、筆者はいう。この本は、世界最大の民間天気情報会社ウェザーニューズの石橋会長が、天気について書いたエッセイであり、面白くてためになる本。
金の天気予報は、草の根の天気予報だ。それは、「今日の天気は晴れのち曇り」と伝えるだけではない。「今日は、何をするにはいい天気だ」と、その日にしたい出来事にとって、天気がどんな意味を持つかを報せてくれる。また、天気予報に「自分も参加」できる。自分が今、目でみている風景を調べ、携帯電話でウェザーニューズに報告すると、それが天気予報に反映されることになる。まさに「草の根」の仕組みが、そこにある。
ウェザーニューズの携帯電話による有料ユーザー数は、何と１６０万人とのこと。その人々が、天気予報の観測に参加したら…考えるだけで楽しくなる本だ。