和書 492182 (290)
ゴミにまみれて―清掃作業員青春苦悩篇
販売元: 径書房
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミ収集の仕事をしている方の手記。
私たちはみな、ゴミを出している。
汚いモノ厄介な物も、収集所に出したら、それでおしまい。
しかしそれを片付けているのは、収集作業の人びとなのである。
山田詠美の「風味絶佳」でも、こうした人を主人公に据えていた。
彼女もこの本を読んだのかもしれない。
危険なモノ、汚いもの、飛び散る生ゴミ、異臭・刺激臭のする危険物を扱う彼ら。
ビニールに包まれた割れた陶器の破片で手を深く切ることもある。
ガス抜きしていないボンベが爆発する危険もある。
ゴミを圧縮する収集車に巻き込まれたら、それこそ重傷、という恐怖もある。
収集車のディーゼルエンジンの排ガスを浴び続け、呼吸器系疾患の不安もつきまとう。
夏は酷暑で体力は消耗、加えてハードな肉体労働で年中腰痛もち、体力が幾つまでもつかという不安も頭をよぎる、過酷な仕事である。
何より、世間の人の蔑視の視線。
自分はいいが家族もまた、世間体という厳しい現実に直面しなくてはならない。
さらには作業員である彼ら自身が、自らの仕事を軽んじ、一刻も早く脱却したいと考えている。
後がどうなろうが、一刻もはやく終わらせようと雑な仕事をする風潮が職場に横行していた。
お役所も、収集作業を軽視していた。
ゴミ削減に本腰を入れようとしない。
日々捨てられる膨大なゴミの山。
お歳暮時期には過剰包装の箱の山、「趣味が合わない」と新品を平気で捨てる人々。
時代遅れだからとまだ使える家電が日々ゴミになる。
筆者はときには自暴自棄になりながらも、序々にこの仕事に誇りを持ち、ゴミ問題にまっこうから取組み始める。
私達は誰もが、ゴミを出して生きている。
誰もが、彼らのお世話になっているのである。
ゴミを出す全ての人に読んで欲しい。
深く考えさせられるすばらしい本である。
悶々とする筆者に対し、この仕事から逃げないでまっこうから取り組むよう、激励する奥さんの姿勢に感動させられた。
ゴミの始末書―都市生活の生理学
販売元: リサイクル文化社
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミのへらしかた―いのちのまちをつくる
販売元: 星の環会
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミのリサイクル―ごみ再生利用促進策の提言
販売元: 省エネルギーセンター
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミポリシー―燃やさないごみ政策「ゼロ・ウェイスト」ハンドブック
販売元: 築地書館
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
地球上の焼却炉の3分の2が日本に~?!
せっかく分別したのにプラスチックもOKになるとか、ゴミを燃やすためにゴミが必要とか、よくわからない日本のゴミ事情。
本当にこのままでいいの?
この本の影響により、日本ではじめて徳島県の上勝町がゼロ・ウェイスト宣言をした。
表紙がカワイイ、内容はちと難しい。
ゴミは田舎へ?―産業廃棄物への異論・反論・Rejection(拒否)
販売元: 川辺書林
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミは、どこへ行く?―自動車、原発、アルミ缶、汚水の授業
販売元: 太郎次郎社
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
教育の現場でゴミや環境などの問題に、どのように接しているのかがわかる一冊です。
そもそも、ゴミそのものの処理がどのように行われているのか? またそのプロセスでの問題点は何か? なんていうテーマの著作だと思っていました。 しかし、決して当てが外れることなく、教育者ではない私にとっては、学校の現場でこの問題をどのように扱っているかということの一端に触れることができ、新鮮でした。
少し残念なのは、先生の奮闘する姿は見えても、子供たちが感じたり考えたりする姿は目に浮かびませんでした。元々は、教育研究会のような場の発表資料を元にした、教育関係者が手に取るための著作なのかもしれません。
ゴミ太郎が往く―日本列島クリンナップ大作戦!
販売元: 文芸社
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
ゴミダス―徹底分別百科 燃やせる?燃やせない?
販売元: 小学館
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
行政の「燃える・燃えない」表記を、「燃やせる?・燃やせない?」という方向にシフトさせた点で評価はできる。
しかし、正しいゴミの分別は “燃やす”ゴミ・“燃やさない”ゴミである。
著者らの、こういった認識のズレが 本書において悪いきっかけをつくってしまったようである。
本書の著者らは「(燃える燃えないの)分からないゴミについて,
清掃局は消費者に答える義務がある」
として、いちいち担当部局に ただしたそうだ。
たしかに清掃局は市民からの質問に答える義務はあるだろう。
しかし、著者らは、本書を「書くために」、つまり印税で収入を得るために問合せをしているはず。
ただす立場になどないし、その欲望に清掃局が答える義務もない。
「おこたえいただく」のが著者らが最低限わきまえる姿勢のはずである。
こういった傲慢さ・勘違いをもとに、本書は「この自治体では回答がなかった」と、いちいちあげつらっているが、そういった努力のどこが、本来の目的たる「ゴミの減量化」につながっているというのか。
そういった点での工夫には一切言及がない。(紙は燃えるゴミだそうである)
結果、本書は、いわゆる 人の捨てたゴミを腑分けする「ゴミばばあ」に、最もその行動論拠を与えるものである。
企画・着眼点はいいのに、じつに惜しい。
本来★★であるが、着眼点に免じて★3つ
ゴミ列島―清掃現場で考える
販売元: 技術と人間
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)