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和書 492182 (356)



浄化槽革命―生活排水の再生システムをめざして
販売元: 合同出版

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 浄化槽とは、下水道が行き届いていない地域の家庭の排水を公共水域に放流できる水質まできれいにする施設である。原理は突き詰めるとシンプルで、その辺の川や土に住んでいる微生物に槽内に引っ越してきてもらって汚れを食べてもらい水をきれいにしようというものだ。

 だが、シンプルとはいっても微生物達も我々人間と変わらずデリケートで、住みやすい環境を作ってやらなければ活躍してくれない。そこで石井式合併浄化槽では、微生物の住居としてヤクルトの空容器を抜擢した。ご存知あの腰くびれの容器には酸素たっぷりの場所とそうでない所ができて、酸素好きな微生物、そうでない微生物、沢山の種類のチビ達が住み着いて色々な汚れを食べてくれ、汚水を浄化してくれるという。そしてこの浄化槽は㡊??嫌気層(酸素嫌いの微生物が住む部屋)の容量を大きめにして、ばっ気槽(酸素好きな微生物の部屋)の数を通常より増やし、微生物が住みやすい環境を作っている。実際、私が現役の浄化槽管理士にこの浄化槽の設計図を見せたところ、「これなら良い水がでるはずだ」と感心していた。

 ただ問題は、(質の良い放流水を作ろうという目標の為)通常の合併浄化槽より大きめに設計されていて、汚濁分解の為の部屋の数も多く、結果、値段が高めになってしまっていることだ。
 しかし、きれいな水を出せる施設にはより多い助成金を出すのが行政の責任ではないか。

 現在は、安い値段と場所をとらないせいでコンパクト合併浄化槽が売れている。しかし、友人の管理士に言わせると、「小さすぎる、あれでは良い水は出ない」ということだ。
 目先の金か?将来か?ここが税金(補助金)の使いどころ、という場面だ。

 志の高い本で、頭が下がると同時に勇気付けられる。本間都/坪井直子氏共作の「合併浄化槽入門」とともに必読。




上水道における藻類障害―安全で良質な水道水を求めて
販売元: 技報堂出版

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浄土むら土呂久―文明といのちの史記
販売元: 筑摩書房

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常磐線沿線の湧水―松戸・柏・流山・我孫子・野田・沼南
販売元: 崙書房出版

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数値予報―スーパーコンピュータを利用した新しい天気予報 (情報フロンティアシリーズ)
販売元: 共立出版

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縄文杉の警鐘
販売元: 明窓出版

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縄文杉は訴える
販売元: 新潮社

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上流の思想・下流の思想―倉本聡・対談紀行
販売元: 理論社

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女性が語る第三世界の素顔―環境・開発レポート
販売元: 明石書店

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裏切られた期待 1883~1920年 (ジョン・メイナード・ケインズ)
販売元: 東洋経済新報社

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