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和書 492186 (42)



大潟村の新しい水田農法―苗箱全量施肥・不耕起・無代かき・有機栽培
販売元: 農山漁村文化協会

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写真で見る朝鮮半島の農法と農民―元朝鮮農試・高橋昇写真集 (大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書)
販売元: 未来社

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日本農法史研究―畑と田の再結合のために (大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書)
販売元: 農山漁村文化協会

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清代農業経済史研究―構造と周辺の視角から (大阪商業大学比較地域研究所研究叢書 (第1巻))
販売元: 御茶の水書房

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大原幽学私新抄
販売元: 宝樹社

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近代岡山県地域の都市と農村 (岡山近代史研究叢書)
販売元: 御茶の水書房

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岡山くだもの紀行
販売元: 山陽新聞社

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踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓
販売元: 家の光協会

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 冒頭に挙げられた、水わさび栽培農家の悲鳴。水わさびのような、生産量の少ない「マイナー作物」に使える農薬がない! という深刻な話から始まる。農薬メーカーにしてみれば、承認手続きが極めて厄介だし、何せ「マイナー」だから手間の割に利益に繋がらないというわけだ。

 農薬の歴史から残留基準の決め方、有機農産物だから無農薬ではないこと(29品目の農薬が認められている)、「無農薬」「減農薬」の表示は農水省のガイドラインで禁止されたこと等等……。


 ニンジンは比較的虫が付きにくく、食べる部分は土に埋まっているから、小規模栽培であれば簡単に無農薬で作れる。あるニンジンの生産者の方、自身も長年無農薬でニンジンを作ってきたが、それが当たり前だと思っていたし、殊更「無農薬」を謳って付加価値をつけて売るなど思いもよらなかった。その方が、「東京のおしゃれな自然食品店」で高い「無農薬」のニンジンを見つけて驚いたと。

「農家は自分で消費する作物には農薬は使わない」という都市伝説ならぬ農村伝説を広めたのは、有吉佐和子の『複合汚染』だというが、そんな農家には出会ったことがないと、著者はいう。

 第六章では、いくつかの産地の取り組みを紹介する。北海道の平取トマトの場合、「農薬に依存せず、否定せず」。受粉にハチを使うようになったので、農薬使用には極めて慎重になった。農薬を用いる必要に迫られた場合は、環境負荷が小さい微生物農薬からはじめて、完璧に効く化学合成農薬は、ここぞというときの伝家の宝刀。少量をピンポイントにビシッと使うというわけ。

「消費者に売れるための減農薬なんて、二昔前の発想ですよ」

 農薬を使い過ぎれば、害虫の方が耐性を持つようになって、効かなくなってしまう。そうやってダメになった産地をいくつも見てきたのだと。


 感覚的、雰囲気に流されがちな、薄っぺらい自然派思考、スローフードとは次元が違う、真の「持続可能な農業」の姿とは何か、本書は問いかける。文句なしの星5つ。




オリザの環
販売元: 日本評論社

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終りなき狂牛病―フランスからの警鐘
販売元: 緑風出版

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