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和書 492188 (31)



中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 中谷宇吉郎の1930年代末から60年代にかけての随筆を集めた内容。留学時代のスイスの氷河から満州での凍土の研究、ハワイの雪、グリーンランドの氷冠、アラスカの氷河と、中谷の生涯の研究を追うことが出来る。

 語り口は実直・軽妙でさらりと読める。ハワイで熱帯の気候のもと高山に登って雪の研究をするなど、というきわめて特異な状況がユーモアたっぷりに語られ、読者の興味を惹き付けて離さない。
 極寒の空間であり、一歩間違えれば死に至るような氷雪の世界が微塵の暗さも感じさせずに描き出されているのが凄い。




青函連絡船の記録 (ARCHIVE SERIES)
販売元: 生活情報センター

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……と書くと「え?」という反応も返ってきましょうが、朝日イブニングニュース社が出した『写真集 青函連絡船』(ISBN4-02-219135-X)と装丁や章立てこそ違え、掲載されている写真はほぼ同じ。
つまり長らく待たれた復刊です。




イカ―その生物から消費まで
販売元: 成山堂書店

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水は生命をつくる (いきいき地球)
販売元: ほるぷ出版

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生きている印旛沼―民俗と自然
販売元: 崙書房出版

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生きている海東京湾―ここから日本の海がわかる
販売元: 講談社

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生きている深海底―海底2万哩地球科学の旅 (平凡社・自然叢書)
販売元: 平凡社

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 私たちが住んでいる地球自体についての科学的知識にはとても興味がある。それを知ることは、人間を知ることにつながるような気がするからだ。山や陸や海はどのようにして出来たのだろう、またそれに要した時間はどのくらいだったのだろう、今と昔はどう違ったのであろう、そこにはどんな生物がいたのだろう。エネルギーや物質の発生や流れ、生命の誕生、気候を始めとする地球全体のシステムなど興味は尽きない。
 本書は深海についての最新の観測事実やそれに基づいた理論的な推定が解説されているが、その内容は驚くべきものである。地球の表面には薄皮みたいな地殻(プレート)が、地球規模から見れば岩石の細粒の層(その下は高温で解けた液状岩石、その下の中心は圧力でまた固まっているみたい)の上に何枚か浮かんでいるが、それらは海底からわき出てきた地殻によって押されて動いている。そして、ぶつかり合っているところでは、上に行くか下に行くか横に行くかにより山塊や海溝や断層などを作る。海の地殻は毎年数センチくらい移動して最大2億年程で再び地球の中に落ち込んでしまう。陸の地殻は少し軽いからあまり沈まず地球誕生くらいの昔の岩が残っている。海の地殻と大陸の乗っかった地殻とがぶつかって押し合い、海の地殻が地球内部へ潜り込んで行くところが海溝になっている。地表の気象は雨や風や氷河や河を作り、地表の岩や土を削り、微生物から動植物などの有機物ともども海へ流して最後には海底に積もって海溝で地球の内部へ沈んでいったり、陸にくっついてずり押し上げられたりする。そして再び海底から地殻が湧き出てくる。そこには気の遠くなるような地球のドラマが潜んでいる。人間などまさに吹けば飛ぶようなものだ。個別の話でも、ヒマラヤ山脈が出来たのはたった100万年前とか、地中海は600万年前には干上がり底に数キロの塩層のある3000メートルの深さを持つ砂漠であったとか、深海底堆積層から採取された泥には数億年から数百万年にわたる地球の気候が記録されているなど興味が尽きない。
 深海底についての知識はここ10年度程でずいぶん増え、今も進行中であるが、本書はそれらの知識を理解する基礎を学ぶのにとても役に立つ。また、本書を読んで、資源・エネルギー・地球環境などの問題は、物質もエネルギーも殆どが無尽蔵であり、気候もそのバランスを崩すきっかけがあれば平気で激変することを知れば、その問題の本質は自然ではなく人の欲望にあることが良くわかる。




生きるための海―海のサバイバル
販売元: 成山堂書店

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本重量約375グラム。四訂版印刷発行平成8年。はしがき1987、改訂版に寄せて1991、新訂版に寄せて1994、四訂版に寄せて1996が冒頭につく。息の長い手入れされた本だ。著者は海上保安官として三十数年過ごした人。第一部は海難実例集。遭難救助に立ち会った経験談や見聞き読んだ例も出している。第二部で遭難しない遭難したときに助かる方法、日本近海の救助システムについて記述してある。本文の所々に「船と海のことば」というコラムがあり、船と海の基礎知識がまとめてある。実例は淡々と語られているが、文章の締めに教訓を書きたがるのは玉に瑕。ソ連人が亡命のために遭難漂流という話は時代を感じる。海上自衛隊の事故にコメントしていない(p106)のは職業柄による棲み分けか。p226の衛星EPIRB(イパーブ)の解説は佐野三治著『たった一人の生還「たか号」漂流二十七日間の闘い』を読む上で参考になると思う。掲載されているモノクロ写真の画質が悪いこと、情報が古い(携帯電話が出てこない)点は五訂で?




生きるための海―海のサバイバル
販売元: 成山堂書店

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生きるための海―海のサバイバル
販売元: 成山堂書店

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