戻る

前ページ   次ページ

和書 492192 (78)



魔球をつくる―究極の変化球を求めて (岩波科学ライブラリー)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

失礼ながらボールの飛び方なんて言うものはニュートン力学や古典的な流体力学で既に解明されているものだと思っていました.しかし実はスーパーコンピュータを何日も回して計算しなければならないほど複雑なものだったようです.

本書では,野球で使われる様々な変化球の動きをシミュレーションによって計算し,その原理を解説しています.ボールの速さや回転方向,縫い目の向きなどがいろいろと複雑に絡み合ってボールは変化するようです.野球のボールを最初に作った人は,製造上の都合であの縫い目をつけたのだと思いますが,この縫い目のおかげで多彩な変化球が実現でき,野球が面白いスポーツになるとは思ってもみなかったことでしょう.

巨人の星に出てくる大リーグボールが実現可能かどうかをまじめに考察しているところもなかなか楽しめます.





科学と幸福 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 題名だけ読むとよくある科学批判の本だと思えるが、本書はそうではない。著者は相対論などの一般書をいくつか出している物理学者であり、科学者として「科学と幸福」という問題を考えるという趣の本である。語られるテーマは科学にかかる費用の問題を初めとして、原子爆弾が科学者に与えた影響や職業としての科学者など多岐にわたっている。話として散漫ではあるが、他の科学論の本と異なる視点から科学が論じられており、非常に新鮮な議論になっている。




科学の社会史〈下〉経済成長と科学 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






文化と両義性 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1975年に岩波書店から刊行されたものの文庫化。
「『文化と両義性』はそれゆえ、文化の様々の局面での異(=外部性)の問題を論じる試みであった」(本書「岩波現代文庫版のためのまえがき」より引用)とあるとおり、著者の70年代における主要な研究テーマであった「中心と周縁」概念について、社会・文化の広範な領域に関して記号論的に論じている。
第1章では、風土記の中に記された、「周縁」の再生産のメカニズムについて論じている。
第2章では、リグ・ヴェーダ、ギリシア神話、新約聖書等を題材にして、普遍的な「神話思考における負の価値の発生論的形態」すなわち昼と夜との争闘神話の発生メカニズムについて触れ、文化の中でいかにして「「否定的」な存在を媒介として「秩序」が確証される」かについて論じている。
第3章では記号論の見地から、秩序と混沌とを分ける「境界」の創出過程について論じた上で、その境界を明確にするために、攻撃誘発性(ヴァルネラヴィリティー)を付与された「異人」に関して考察している。
第4章では種々の民族誌的研究から、文化の現実的側面(プラクシス)において「異和性」はどのように捉えられているかについて論じている。
第5章ではA.シュッツの現象学的社会学について触れつつ日常世界の多義性について考察している。
第6章は再び記号論の見地から、社会を構成する「中心」と「周縁」という構造について分析し、中心の「象徴論的次元における周縁との緊張関係」について論じている。
第7章では、現代における両義性を取り戻す試みとしてのロシア・フォルマリズムについて論考している。
本書は初出後30年を経ていることになるが、その分析の先鋭性は今なお失われていないと感じられる。むしろ一面的な価値観による支配が急速に進む、今日のグローバリぜーションの状況において、著者の主張する「多義性」の復権はより重要性を増しているのはないかと思われる。




ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」も巻末に所収されており、それと引き比べながら多木氏の論考をみていくことができるが、多木氏の論考自体は参照程度に思っていいと思う。
ベンヤミンをはじめて読む人には道しるべくらいにはなると思う。




困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書のハイライトは,何と言ってもスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故調査委員会の部分であろう.委員の仕事を引き受けるかどうかで迷っていた時,最終的に引き受ける決断をする最大の要因は,妻グウェネスの勧めであった.

本書を通じて,ファインマンの科学者としての高潔な姿勢と周囲のしがらみに左右されない意志の固さを窺い知ることができる.委員会の仕事においても,真相を追究するためには,すべて自分で行動し,体験してみないと判断できないという正に科学者としての姿勢が現われている.そういうところが多くのファンを持つファインマンの魅力であろう.




反秀才論 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「秀才」「天才」という単語は一般的に有名な単語であるが、その定義、基準は結構あいまいなものである。
その中で「反秀才」となると、どんなものなのかとても想像が膨らむ。
「天才」の反対は一般的に「バカ」なのかと思いがちだがこの本の中に出てくる反秀才達は違う。

反秀才たちは力強い情熱を持っており、その情熱を一途にも持ちつづけ、時には素晴らしい根気で時代を変えていった人達である。
反秀才の役割は研究、発明をしていく上で不可欠な要素であり、この層が充実していないとその分野の発展は見込めないと言っても過言ではない。
その分野が好きで情熱を持った反秀才達の偉業、また反秀才を語る上で必要な

天才というものの凄さをも語った非常に興味の持てる本である。




岩波講座 科学・技術と人間〈第1巻〉問われる科学・技術
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






岩波講座 科学・技術と人間〈第2巻〉専門家集団の思考と行動
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






岩波講座 科学・技術と人間〈第3巻〉現代社会のなかの科学・技術
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ