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和書 492192 (257)



不老不死のサイエンス (新潮新書)
販売元: 新潮社

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著者の「はじめに」でのハリー・ポッターからの引用、「不老不死の妙薬は、捜し求め、捜し求めたあげく、手にしてもそれを利用しようとしない者こそ、受け取れるのだ」。

もちろん人類はまだ不老不死の妙薬を発見していませんが、遺伝子改変技術やクローン技術など、最先端の技術は昨日の不可能を日々可能にしている。

本書はさしたる科学的根拠のないアンチエイジング指南本ではなく、現代の医科学で出来ること出来ないことをわかりやすく解説した書。その一方でホルモンの乱用など、効果が実証されていない「サプリ」信仰に警鐘を鳴らします。メジャーリーグの元スーパースター、ホゼ・カンセコが書いた「禁断の肉体改造」でヒト成長ホルモンのMLBへの浸透実態を読んだあとだけに本書の内容、慄然とする部分もありました。

テクノロジーという名の魔法を手にするのは「賢者」でなければならないのですね。




パラサイト式血液型診断 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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著者の藤田氏は寄生虫学の専門家で、
「笑うカイチュウ」や「空とぶ寄生虫」など
軽妙なエッセイでも著名である。
本書はその藤田氏による「寄生虫からみた血液型」論。

血液型による性格診断は科学的には根拠がない、というのが識者の間での通説である。
性格検査や心理テストではA、B、O、ABの間で差が見られないためだ。

しかし藤田氏は

「寄生虫や細菌には血液型の好みがある」

という事実をもとに、病気への罹りやすさ、治りやすさが
性格に影響をあたえる可能性もある、という新説を展開する。
たとえば、

◆O型はことに梅毒に対して強い。ゆえに、開放的で社交的。
◆AB型は病気全体にかかりやすい。ゆえに神経質で引っ込み思案。

という具合である。

面白いのは、もともと人間にはO型しかなかったが、
病原体に感染することによって血液型が分かれてきた、
という説。

血液型と性格の間のダイレクトな相関関係の証明にはいたらないが、
すくなくとも病気と血液型の間に密接な関係があることは理解できる。

筆者も否定論者だったが、
血液型にはまだわからないことがたくさんある、
ということを知った。




女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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一言で言い表すなら...“トリビアの種の宝庫”となるでしょうか.
ある女子中学校の1年生が,授業の一環としてそれぞれ行った自由研究(他)のが纏められたものですが,中身が多種多様です.くだらないものもあれば,“へぇ〜”と感心するものもあり...単純に面白かったです.




問いつめられたパパとママの本 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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「空ハナゼ青イノ?」、「ネコノ眼ハナゼ光ルノ?」などなど、あれ、何でだろう? と文系の私には瞬時には答えられない理科系の疑問をやさしく解明する。

タイトルのとおり、子供が素朴に訊きそうな、しかし根源的な疑問に対して、明快にかつ説得力のある回答を与えてくれます。雑学の類いではありますが、伊丹氏の軽快な文体とユーモアを楽しみながら、何となく知識も付く、という一粒で二度美味しいエッセイ集。




日本新世紀―技術文明の流れを読む (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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ハイテク・トーキング (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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この本の主内容は、いわゆる疑似科学についてだが、それだけではない。

科学に対する愛、疑似科学に対する愛(疑似科学も、本物の科学も、動機は変わらないそうだ)、民主主義に対する愛などが感じられ、類書に比べて、面白いというよりは、情熱を感じる本だ。

したがって、類書を読んでいても、この本は十分楽しめるので、星5つ。






人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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この本の主内容は、いわゆる疑似科学についてだが、それだけではない。

科学に対する愛、疑似科学に対する愛(疑似科学も、本物の科学も、動機は変わらないそうだ)、民主主義に対する愛などが感じられ、類書に比べて、面白いというよりは、情熱を感じる本だ。

したがって、類書を読んでいても、この本は十分楽しめるので、星5つ。






複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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日本語版オリジナルは1996年6月30日。知の革命とも言える『複雑系』の生い立ちを綴った作品。筆者はワシントンD.C.在住のサイエンス・ジャーナリストで、ウィスコンシン大学で素粒子物理学の博士号を取得している。

読み出すと複雑系という学問の生い立ちは極めて阻害されていたことが分かる。しかし、今では生命現象から政治・経済すべてにこの考え方が導入されている。映画でも2004年1月23日リリースの『バタフライ・エフェクト』などはその理論を映像化した作品ともとれる。タイトルの『バタフライ・エフェクト』というのは所謂カオス理論の思考実験の一つで、『カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす』ということを詩的に表した表現だ。よく言う『風が吹けば桶屋が儲かる』のようなもので『北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる』や、『アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる』と言った表現がしばしば使われる。今や様々な事象がここでのサンタフェ研究所の理論なしでは説明しきれないのだ。

しかしながらこの本を読了する頃にはこの学問は未だ全体像を見いだし切れていない、と感じるのは僕だけだろうか。興味が尽きないテーマだけに今後の進展を知りたい。




マザーネイチャーズ・トーク (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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かつて「マザー・ネイチャーズ」という雑誌で連載されていた立花隆氏と第一線のサイエンティストたちとの対談をまとめたものです。ですから対談自体は今から10年以上前に行われたものです。

対談に登場されている方々は、河合雅雄氏(サル学)、日高敏隆氏(動物行動学)、松井孝典(惑星科学)氏、多田富雄(免疫学)氏、河合隼雄氏(心理学)、古谷雅樹氏(植物学)、服部勉氏(微生物学)といった現在聞いても最前線の方々。時間が経った今だからこそ、人選の確かさがうかがわれます。

対談内容も、現在からみると古い実績ベースで話されていることもありますが、内容自体に古臭さを感じることはありませんでした。それは、話されている内容が本質的であり、今もって課題として残っていることを当時から研究の中心として活動されていたこと、また科学の進歩が日進月歩であることを示しているのではないでしょうか。

しかし何よりも、これら最前線の方々からこのような面白い話を引き出している立花隆氏の力量はさすがだと思います。このように知の最前線を知ることに対してものすごく興味をもっていること、そして事前の準備のレベルの高さがなせる技なのでしょうね。
現在もいろんな対談形式の本は出版されていますが、これだけの対談ができる人はなかなかいません。現在の氏の活動がこのような対談から少し距離がある状況だからこそ、価値のある本になっているかもしれません。
氏がノーベル賞(医学・生理学賞)受賞者である利根川進氏との対談をまとめた「精神と物質」と同様に対談モノの中では最高の本だと思います。

ちょっと古いですが、是非高校生の方々に読んでほしいと思いました。



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