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和書 492192 (313)



分類学からの出発―プラトンからコンピュータへ (中公新書)
販売元: 中央公論社

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分類学についての視点と、分類学についての今後の展望について述べた本。
初級者用の読本がほとんど無いので、こういった本は非常にありがたい。
新しい知見もあり、おおむね満足。

分類には「これが絶対に正しい」という基準がない。それゆえどうやって読むかという心がまえに苦労した。
さらに分類学という学問はかなり特殊で奥が深く、どこまで理解できたのか分からない。分類の定義、さらに分類を潤滑に進めるための注意事項などは、なんだかプログラム設計の話のようだった。

分類の仕方についても興味深い。
例えばトーテム、五行といったものでの分類。これが脳科学に変わったとしたら、かなり人間にとって汎用性の高い分類方法を見出すことができるかもしれない。

あまり聞くことの無い視点が多かったので実に面白かった。
莫大な情報を抱えてアタマを抱えている人は、読んでおくといいかもしれない。
なにか全体を俯瞰するためのツールやヒントが欲しいという人にはお勧め。




マダガスカル自然紀行―進化の実験室 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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私のロマンと科学 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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脳の中の人生 (中公新書ラクレ)
販売元: 中央公論新社

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「脳を鍛える」ブームとか、なぜ人はギャンブルにはまるのかとか、ゲームばっかりしてると本当に脳に悪いのかとか、頭が良いって本当はどういうことなのか、etc.....
全て3ページずつのエッセイにまとめられている。テクニカルタームもほとんど使われていないし、文章も非常にわかりやすい。パラパラっと読んでみて、ちょっとでも面白いと思ったら買って損はないと思う。





ノーベル賞10人の日本人―創造の瞬間 (中公新書ラクレ)
販売元: 中央公論新社

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この本は単なるノーベル賞受賞者の紹介にとどまらず、ノーベル賞の受賞の要因となった研究内容などを専門家で無くても分かるように簡潔に書かれています。
また、巻末には現在の日本の若い世代がノーベル賞を受賞できない要因となる現在の教育環境に対する批判や政府のこれから50年間で30人ノーベル賞受賞者を排出するという目標に対する疑問など、ノーベル賞受賞者の肉声を含めた深い内容のものとなっています。
この本を読むことによってもっとノーベル賞に興味を持てると思います。




論文捏造 (中公新書ラクレ)
販売元: 中央公論新社

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高温超伝導学界を揺るがせた「シェーン事件」。その全貌を明らかにした本書は真に労作と言えるでしょう。とりわけ科学論(STS)を勉強している者には必読の内容であることは間違いありません。筆者ら取材陣たちは学界が3年もの間捏造を見破ることができなかった理由を世界中の関係者たちへのインタビューを通じて明らかにしてくれます。

本書中に見出した捏造の理由の数々はどれをとっても「やはりそうだったか・・・」と思わずにはおれない科学論の世界では周知のメカニズムの数々でした。ただし「捏造のメカニズム」ではなく「通常の研究活動における事実構築のメカニズム」です!現代科学論を切り拓いてきた研究者たちは実験室に入り込み科学者の研究活動の実態を観察分析し、数々の発見をしてきましたが、シェーンの論文を信じた科学者たちの証言する理由はことごとくそれらの発見とピタリと重なっているのです。

シェーンの実験を再現できないのは彼が何か言葉にしにくい秘訣、手わざのようなものをもっているからだろうと科学者たちは考えたというが、それはまぎれもなく科学論ではおなじみの「暗黙知」。科学哲学者ポラニーにより提唱され、後年科学社会学者コリンズによりいっそう具体的な形を与えられた概念にほかなりません(Changing Order: Replication and Induction in Scientific Practice)。そうした個々の研究者のもつ「暗黙知」と実験成功の切り離し難さを科学者たちが認識しているがゆえに再現実験は本質的に困難な所業なのだということを自覚してもいるということ。それこそが捏造を見破ることを困難にしたひとつの原因であった。

もうひとつ極めて重要な要因があった。それはシェーンの研究のバックには超伝導研究の世界では第一人者とされるさる高名な人物の存在があったこと、さらにはシェーンの所属がこれまた高名なベル研究所であったこと、である。これらシェーンの帯びた「権威」が、科学者たちをして彼の論文を信用せしめ、長く不毛な再現実験に執着させてしまったのである。この事実もまた科学論ではおなじみの現象である。事実の構築とは信頼の構築であり、権威もまた重要な信頼構築の手段となる。

本書が明らかにしてくれた諸事実の科学論の諸洞察とのあまりの符合ぶりには目を見張るものがあり(科学の現実を分析するのが科学論なのだから当たり前ではあるのだが)、その意味で「シェーン事件」は「科学論的な、あまりに科学論的な」事件であったと思わずにはおれない。科学者たちから「科学の客観的性格を蔑ろにするものだ」と多大な反発を受けてきた現代科学論ではありますが、誰が何と言おうと、本書が教えてくれたこの史上空前の捏造事件の生じたメカニズムは現代科学論の洞察が疑いもなく正しいことを証明しているのです!

もちろん本書で明らかにされた諸事実が全て科学論の既存の知見の枠内に収まってしまうなどと言うのは不遜であって、知られていなかった新しい事実もひとつあったと思います。それはシェーンがなぜ遅かれ早かれ破滅が確実に訪れるように思える捏造に手を染めたのかというシェーンの心理に関しての疑問をめぐる著者の推定部分です。著者の推定は私の推定と同一の推論に帰着していたので思わず納得でした。これはこと物理学のような科学では論理的にはありえると直観していたことだけに現実にもありうるものなのかずっと気になっていたことなのでした。ポイントは「非常に才能がある研究者は捏造しても永遠に気付かれない可能性が十分にある」。それはなぜか? 謎解きは本書を読んで確認されたし。




中国の「野人」―類人怪獣の謎 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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 中国の湖北省・神農架などには、野人が生息するとの噂がある。イエティやビッグフットのような謎の生物だ。多くの目撃情報があり、調査隊が組織されたこともある。日本でもテレビで放映され、話題になった。
 本書は、中国の体育科学研究所の教授・周正の『中国的野人』の翻訳。あとがきによれば、肉筆原稿からの翻訳ということだが、中国では出版されていない本なのだろうか。
 本書のほとんどは目撃情報の羅列である。誰が、いつ、どこで見たか。どんな姿をしていたのか。足跡や毛の発見された例も挙げられている。しかし、いずれも漠然としていて真実味に乏しい。ところが著者はすべてを無批判に受け入れ、野人の実在を主張する。目撃証言を積み上げれば、皆が納得すると思っているらしい。
 中国の古典に登場する野人(?)のピックアップ、チベットの雪男との比較などもされている。
 野人の顛末については、下記が詳しい。
 中根研一『中国「野人」騒動記』大修館書店,2002年。




テクノ・フィクション―地球を救う技術革命を (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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中国科学技術史〈上〉
販売元: 東京大学出版会

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中国の科学思想―両漢天学考 (中国学芸叢書)
販売元: 創文社

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