和書 492204 (140)
職人歌合 (岩波セミナーブックス―古典講読シリーズ)
販売元: 岩波書店
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芭蕉七部集 (岩波セミナーブックス―古典講読シリーズ)
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王朝物語秀歌選 (上) (岩波文庫)
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定家卿の撰になる『物語二百番歌合』と『風葉和歌集』(上)とが収録されています。 『源氏物語』はもとより、『狭衣物語』や『夜の寝覚』、『うつぼ物語』、『とりかへばや』などの物語文学、さらには今は散逸して伝わらない『御垣が原』や『しのぶもぢずり』、『雲井の月』、『梅めづるの宮』、『青柳の宮』等々の王朝物語から数々の秀歌が選び出されていて興味深い本です。
しかしながら、本書には『風葉和歌集』の上しか収められて居らず、『風葉和歌集』の下および『源氏物語歌合』、それに解説や索引などは「王朝物語秀歌選(下)」に入っているため、結局のところ上下二冊をともに購入しなくてはならなくなってしまいます。
王朝物語秀歌選〈下〉 (岩波文庫)
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仮名手本忠臣蔵 (岩波文庫)
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閑吟集 (岩波文庫)
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観劇偶評 (岩波文庫)
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蕉門名家句選〈下〉 (岩波文庫)
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新訂 新古今和歌集 (岩波文庫)
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和歌集としては 最高傑作だと僕は思っている。
人によっては 万葉集の大らかさが好きな方もいるかと思うが 僕としては 和歌自体が 文字数の限界もあり 極めて高度に技巧的な「詩」であると考えている。
その技巧という面で捉えると この新古今和歌集が超絶的ではないかと感じる。
この和歌集が見せる「美学」は ある意味では退廃的であり 危ういものも時として感じる。但し「腐りかけ」の美味しさとは 食べ物だけではない。限りなく退廃に近い「美」というものが 実に良く分かる。
僕らは「耽美」という美しい言葉を持っている。美に耽るということは おそらくは危険なのだと思う。それでも「耽ってしまう」こともあるのかもしれない。昔の人が耽った「美」の一つが この本だ。
自註鹿鳴集 (岩波文庫)
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以前に「奈良を旅行する際に持っていく本とは」ということで いくつかレヴューを書いた。何か忘れ物があったと思ったが 思い出した。本書である。
すべてひらがなで書かれた短歌集だ。この本を読んでいると ひらがなには 不思議なまろやかさがあることが実に良く分かる。漢字は僕も好きだが 漢字のきびきびした感じに比べると ひらがなには まるみを帯びた優雅さを感じる。
そんな優雅さが 奈良を旅する際に感じる「懐古調な感傷」に実に合う。
一方 会津自身の註がついている。こちらは 漢字をごつごつ使った文語であり これはこれで響きは美しい。
この註があるので 本書を 奈良訪問の良きガイドとする向きも多いのだと思う。
しかし 僕は違うと思う。ひらがなの短歌がまろやかに光る。そんな光で事物を透かしながら 古都を辿る事が 奈良という場所には とても似つかわしいのだ。