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和書 492204 (310)



京味の焼きもの
販売元: 柴田書店

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東京・新橋で割烹料理店「京味」を営む著者のセンスが生かされたしゃれた焼きものを四季別に約170品カラー紹介。主材料別の索引付。合わせて、串の扱いや焼きものの調理科学も記載。




教科書にでてくる日本の恋歌
販売元: 東京美術

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教科書にでてくる日本の古典詩歌―和歌・俳句・川柳
販売元: 東京美術

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狂言―茂山宗彦・茂山逸平 私達がご案内します (こども伝統芸能シリーズ)
販売元: アリス館

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狂言―落魄した神々の変貌 (平凡社ライブラリー (226))
販売元: 平凡社

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 現在、狂言ブームであるといわれます。
 もっと厳密にものをいうひとは、このブームを「第二次狂言ブーム」と申します。
 では第一次の狂言ブームはいつごろを盛とするか、というと、諸説ございましょうけれども、1960年代の中盤あたりだといわれるようです。
 本書が刊行されたのは1973年。ブームが高止まりした頃であるのか、本書におさめられた小論のなかには、「新しい目で狂言を見て」と題された論文があります。能楽堂に当時増加したらしい「新しいお客さん」が狂言を演じていると妙なところで笑って、それによって気付かされることがある、という話で始まる論文です。

 著者の戸井田道三は能楽研究家としてつとに著名で、1988年に鬼籍に入られていますが、2007年の今に至るも「最高の能楽ガイドブック」といわれる三省堂『能楽ハンドブック』監修者でもあります。
 そんな戸井田の著書であればこそ、能楽と狂言の絡みはもとより、該博な民俗学的知識を用いた狂言の読み解きは、現在なおハッとさせられる卓見を各所に見せます。例えば能と狂言の演劇空間を論じながら「能のシテが「失せにけり」の地謡とともに消え失せてどこへ行くのか分からないに反して、狂言で「やるまいぞ、やるまいぞ」という追い立てとともに幕へ入るのは、社会へ出て行くのだ、といっていい」(本書所収「狂言の舞台空間とは」)なんという表現は、狂言を見る者が感覚的になんとなく感じていることを端的かつ的確に表現したもので、さありと膝を打ちました。

 先を急ぎすぎました。
 本書は大分け二部で構成されています。前半は「狂言世界の群像」と題され、狂言の登場人物「大名」「すっぱ」「わわしい女」「鬼」などの読み解きです。後半は「狂言の性格について」と題されておりますが、舞台や演劇構成をはじめとした、狂言の「表現装置」の読み解きです。部分的に「狂言=民間祭祀論」にこだわりすぎている部分も仄見えますが、総じて興味深い試みです。一部は、特に狂言好きのひとにとっては非常に分かり易く、心底楽しめるものです。それぞれの人物が出て来る曲を例示し、彼らが何をあらわしているか、もしくは何を背負っているかを平易に説いております。例えば一部の一番最初の章は他でもない「太郎冠者」ですが、章冒頭に読み解かれるのは、太郎冠者が主人に呼ばれた時に発する声「ハァーーーーーー」です。こんなこといきなり書かれると引き込まれざるを得ません。
 また二部は、表現の構造あるいはその内在的思想に踏み込む、少し堅めのエッセイという感じで、一部よりはやや内容が高度ではありますが、その分、啓発的な物言いもたくさんあります。先に述べたところもそうですし、能は空間的表現で狂言は時間的表現(時系列的)という物言いもあったと思いますが、ああそうだ!と目から鱗が落ちました。

 総じていえば、狂言についての新しい知識を与えてくれると同時に、こちらが狂言を楽しみ、また考えるための道具をも与えてくれます。読了後、狂言について読んだり書いたり語ったり、少し能動的な活動がしたくなります。わたしはなりました。




狂言―青木信二写真集
販売元: 朝日ソノラマ

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狂言入間川考
販売元: キャロム

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狂言への招待―伝統芸能に観る「笑い」と「風刺」 (講談社カルチャーブックス)
販売元: 講談社

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狂言絵本
販売元: 白竜社

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 狂言関連の本で、初めて手にとったのが本書である。
 簡単にあらすじだけをまとめた本で、かわいらしい挿絵つきの解説付きである。
 一つの話に解説、一枚の挿絵が付きで一ページとなっている。
 子供から大人まで幅広い人でも読めるようになっており、入門書としてはお薦めである。
 また、面や衣装、歴史についても分かりやすく解説してある。

 個人的にお気に入りなのが『八尾』である。昔の人は、とてもユーモラスである。




狂言を観る
販売元: 講談社

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帯抜粋『狂言への招待。日本の笑いの原点である「狂言」を昭和51年「荻大名」昭和54年「縄綯」昭和56年「枕物狂」で芸術祭優秀賞受賞、和泉流宗家・和泉元秀が狂言舞台40年の体験を踏まえてわかりやすく、やさしく説く狂言鑑賞のための入門案内書。附・狂言全曲(254曲)の解説、狂言用語解説、全国能楽堂一覧』

@狂言を識る

狂言の意味
狂言の発生
狂言の流儀
狂言の曲名
狂言の舞台
狂言の演出
狂言の囃子
狂言の装束
狂言の面

A狂言を観る

代表的な狂言 五番
狂言の大曲 二番
特異な狂言

B狂言を習う

修行の意味
稽古
狂言でいう礼儀
構えと運びの基本
舞としぐさ
発声 謡と台詞

C狂言で想う

初舞台の「靱猿」
「三番叟」初演のころ
少年期に演じた狂言
謡と囃子の稽古
「釣狐」初演の思い出
代役の経験「川上」
三番独演の狂言
三老曲について
新作狂言と「五人の会」のこと
海外公演に思うこと
学校巡演の狂言
子供が演じる狂言
狂言の現代性
女流狂言師の可能性
能楽堂以外で演ずる狂言
狂言を教える年齢
和泉宗家後援会のこと
父・三宅藤九郎の人と芸
母・尾上菊枝の思い出
徳川義親先生のこと
井上靖先生のこと

D用語解説

E曲目索引

F全国能楽堂一覧

G和泉元秀芸歴

Hあとがき


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