和書 492238 (139)
乾山焼入門
販売元： 雄山閣出版
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「乾山焼入門」というタイトルに相応しい書籍でした。執筆した国際基督教大学のリチャード L. ウィルソン氏は『尾形乾山：全作品とその系譜』という著作を表わしていることでも分かるように日本在住とは言え、外国の研究者というくくりではなく乾山研究の権威です。
乾山焼は、具体的には高火度焼成もしくは低火度焼成された焼き物で、図案や意匠に特異性が見られる角皿や鉢・器などにその煌きがあります。その製作工程や、釉薬、図案、様式などを詳しく解説し、カラー頁も使用しながらイメージを膨らませ、具体的な製作過程を説明した解説書ですので、乾山焼に興味がある初心者・初学者には最適でしょう。
尾形乾山は、兄・光琳の影に隠れているように見えますが、陶芸の世界ではビッグネームです。個人的に好きな作品は沢山あるのですが、省略と簡素化を徹底した侘びや寂びのイメージの強い作品は、意匠デザインの観点から見ても参考になるようなモダンなデザインで驚かされます。
勿論、伝統的でオーソドックスな図案もありますが、王朝美を取りいれ、兄・光琳の流れを組む琳派と呼ばれるような大胆な意匠は、江戸時代において革命的だったと思います。当時の京の焼き物界に一大革命を起こしたと言われる乾山の魅力は、現代人にもストレートに理解できるものでしょう。
本書の解説でより具体的になったように尾形乾山の陶芸は、難しく捉えがちな陶器鑑賞やお茶の世界にありがちな堅く難しいイメージを払拭するようなもので、親しみを感じました。
賢治ワールド
販売元： 平凡社
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陶芸家の世界へ―土と炎と器への新しいアプローチ (見聞塾)
販売元： ベネッセコーポレーション
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見目陽一の世界
販売元： 下野新聞社
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建窯瓷―鑑賞と鑑定 (中国名窯名瓷シリーズ)
販売元： 二玄社
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幻景の東京下町―森義利の「少々昔の図絵」より
販売元： 日本放送出版協会
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賢却の千仏(いまめくみほとけ) (長谷法寿仏像集)
販売元： 東方出版
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原始仏教美術図典
販売元： 雄山閣出版
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源氏物語 六条院の生活
販売元： 青幻舎
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精巧に作られた縮小された調度品、寝殿造のいろいろ、実写による装束の復元など、まさに私が探し続けていたもの！実は宇治の源氏物語ミュージアムで見つけ、買おうかどうか迷った結果見送ったのです。しかしこれほど詳しく且つわかりやすい資料が他に見つからなかったので思い切って買ってしまいました。当時の最高級の貴族の日常風景が手に取るようにわかる構成やカメラアングルには脱帽ですね。さらに平安時代が好きになっちゃいました！本当にオススメです♪
桜子と市松人形たち―幻想人形館 (幻想人形館)
販売元： グラフィック社
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まず、表紙、タイトルになっている桜子と名付けられた市松人形が大変
可愛いです。優しい顔立ちと色白の肌、日本の美少女！という感じです。
中には明治から昭和初期までの市松人形の写真が、さまざまな表情で
写され掲載されていますが、その顔立ちの変遷を時代で見ていくのも
面白いかもしれません。
古い市松人形というと、やはり怖いイメージが先に立ちますが、古き良
き日本の美少女たちは、時代を超えて美しいの一言に尽きます。