戻る

前ページ   次ページ

和書 492240 (115)



音楽と思想・芸術・社会を解く 音楽史 17の視座―古代ギリシャから小室哲哉まで
販売元: 音楽之友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この後に出た「名曲が語る音楽史」および「名曲に何を聴くか―音楽理解のための分析的アプローチ」の方が,本としては完成度が高く,読んでいて面白いように感じます.アナリーゼを主体として議論を進める方法論はほぼ同じですが,この本では社会や思想との関連から議論の幅が広く,多数の作品を縦断的に取り上げる展開になるため,紙面の都合か譜例も少なく,読んだだけでは理解しにくいところが多々あります.とは言え,さまざまな時代の多様な作品に触れながら立体的に音楽史を解き,ポピュラー音楽にも触れている点で,大変ユニークで興味深い本です.




音楽史 ー作曲家とその作品ー
販売元: 教育芸術社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






音楽史の基礎概念
販売元: 白水

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「音楽史」という考え方の難しさが分かる。
文章も考え方も平易ではないので、本気で取り組まないと、斜め読み程度では理解は難しい感じ。
一つ言うならば、この本を批判的に評価することで、
音楽を含めた社会の構造の大きな変化を読み取るということならば、おそらくは誰にでも出来ると思う。
ポピュラー音楽を詳しく突き詰めたい人は逆に読んでおくのも面白いと思う。




音楽史の中のミサ曲
販売元: 音楽之友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






音楽史の名曲―グレゴリオ聖歌から前古典派まで
販売元: 春秋社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






音楽する脳
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 従来、あまり交わることの無かった自然科学的音楽研究(脳科学・認知科学・考古学等)と人文的音楽研究(音楽社会学・美学)を架橋する極めて斬新な論考。著者の基本的な考えは、音楽の社会的機能を複数の個体における神経系の同調の結果と見るものである。この着想から著者は、美学的方面においては音楽の「忘我」の経験の根源を神経系のコンディションに求め、また社会学方面においては考古学の研究も援用しつつ、人類の進化と音楽の創出が同時に進んできたと論じる。

 それだけならば星4つ差し上げたいところなのだが、まず個々の考察がわりと大雑把で、また散漫な印象を受ける点で星1つ減、さらに訳本において注・参考文献・インデックスを全て省略してしまった点で星1つ減とせざるを得なかった。特に注・参考文献・インデックスの全省略は本書の価値を大きく損ねるもので、少なくともこの邦訳は研究者の役には全く立たない。本書に興味を持たれた研究者には原著を読むことをお勧めする。




音楽通論
販売元: 教育芸術社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






音楽通論
販売元: 音楽之友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

クラシックを聞くのはすきなのですが、楽器をやってたわけでもなく、
音大出でもない私。「ピアノ協奏曲 イ短調」とかいうタイトルの
「イ短調」ってナニ?ってレベルだったので、まあ、一般教養レベル
の知識でもと思って手にしました。
実例が多く丁寧な解説でわかりやすい。和声や対位法についての基本
にもふれています。初心者でも理論的な部分が把握できて面白い。
音楽って数学と同じだなーって思いました。




音楽的時間の変容
販売元: 現代思潮新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 音楽における時間のありようを、機能和声音楽における「目的論的」な時間と、偶然性の音楽における「根源的時間」に分類し、後者において聴衆は音楽が本来備えている時間性をよく経験出来ると主張した評論。

 前半はベルクソンの純粋持続概念を、ジゼール・ブルレと木村敏を引きながら批判し、後半ではジョン・ケージらの「偶然性の音楽」が、木村がベルクソン批判の中から提出した「ことの時間」、すなわち具体的な外在物と主体の間に生起する出来事的な持続の経験そのものを、我々に体験させると論じる。この木村のいう「ことの時間」は時間の本質を開示するのであるから、「偶然性の音楽」は時間性という点では、機能和声音楽よりも望ましいとされる。

 そして最後に西田幾多郎を引きつつ、成功した演奏は演奏家と聴衆を融合させ、「根源的時間」を現出するのであるから、機能和声音楽の演奏においても、それが成功した演奏となる時には、本質的には「偶然性の音楽」となっているのであるとまとめる。

 なかなか意欲的な評論であるが、難点も指摘できる。例えば前半で執拗に批判されているベルクソンの純粋持続概念であるが、著者は致命的な読み違いをしているのではないかという印象を拭えなかった。本書の前半で引用されるベルクソンの文章がほとんどブルレの著作からの孫引きである点も気になる。一言で言えば、ベルクソンは我々の精神のありようが根本的には空間性に依存していないという事を示す為に純粋持続という概念を示したのであり、著者やブルレが勘違いしたように、我々の時間経験が常に純粋持続であると主張したのではない(だからベルクソンは具体的持続という概念も併せて示している)。結果、著者が辿り着いた結論は、驚くほどベルクソンの音楽論に似ているのである。

 また、後半では著者の意図する議論に筆が追いついておらず、個々の議論が荒削りなままに先へ先へと話を急ぎすぎている印象が強く、「根源的時間」「錯綜体」などの鍵概念が今ひとつ理解しづらいままになってしまっている。結論もいささか唐突であり、拍子抜けしてしまう。

 とりあえず、本書を読む際には、ベルクソンの『時間と自由』(あるいは『意識に直接与えられたものについての試論』)の、特に2章を併せて精読する事を強く推奨する。




音楽的成長のための教育
販売元: 音楽之友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ