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和書 492240 (126)



加藤恕彦留学日記―若きフルーティストのパリ・音楽・恋 (聖母文庫)
販売元: 聖母の騎士社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

題名の通り、フルーティスト、故加藤恕彦さんのパリ・コンセルヴァトワール留学中の日記である。
正直、ご本人のことは知らなかった。
1937年生まれというから、ご存命であれば70歳。モンブランで遭難されたのが1963年ということであるから、僕とはこの世ではすれ違い、である。

他人の日記というものは、読まない方である。
恐らく、寺田寅彦の日記の再構成くらいか(今度読み直してみよう)。

フルーティストというので読んでみたのだが、とても興味深い、というより、今の自分が考えていることと重なる部分が少なくない。
例えば、
「中世からバロックくらいのものには、とてもきれいで立派な『装飾』がある」
「古い音楽、建築などを見ると、すべては飾りで構成されていて、その『飾り』にこそ人間味が、素朴にしかもはっきりと豊かに表されているのだということがわかってくる」
など、最近始めたトラヴェルソのレッスンで用いているボワモルティエで思い知らされていることが感ずるままの言葉で表現されている。
彼がこれを書いているのは、20代も前半の頃であり、僕よりも一回り以上若かったわけである。
その意味でちょっと複雑な気もするが、自分もまだまだ若い、というポジティブな解釈で行こうと思う。

26歳の若さで遭難したという彼の冥福を祈る。




総力特集桑田佳祐 (カドカワムック 別冊カドカワ)
販売元: 角川書店

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桑田さんのソロアルバム「ROCK AND ROLL HERO」「TOP OF THE POPS」についてのインタビューが掲載されています。前者のアルバムは桑田さん自身による曲の解説があり、読んだ後にアルバムを聴くとさらによく感じることができると思います。

桑田さん以外にもドーム・ツアーに参加した斉藤誠さんや角田俊介さんなどのインタビューも載っていて、ソロ活動しているときの桑田さんの姿が見えてくると思います。とにかく桑田さんが好きなら買うしかないです。




苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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感動をつくれますか? (角川oneテーマ21)
販売元: 角川書店

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久石譲の音楽は、ナウシカ以来のファンだ。最近は CM でもしばしば現れ、「あ、久石譲節だ」とすぐ分かる。その久石譲が自作を語るのだと思って、勇んで買った。

が、読んでみると、抽象的な話が多くて、ちょっと退屈。期待したのは、具体的な曲や映画のエピソードだった。それが、一般的な曲つくりのプロセスや、心構えがほとんどで、最後の方は説教があったりして、彼の音楽の醍醐味が伝わってこない。まあ、期待通りでも、音楽の説明を紙でするのは、よほど曲を知っていないと仕方ないし、どうせ無理があったのかも。これは、DVD でやる仕事ですよね。おっと、そうなると著作権のクリアがとっても大変。むずかしいなあ。




クラシック音楽を楽しもう! (角川oneテーマ21)
販売元: 角川書店

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1冊でクラシック音楽の全体をザッと見渡すことができます。
そういう意味ではお買い得かも。

クラシック音楽の魅力、歴史、音楽的技法、演奏会のマナー、CDの買い方・聴き方、などなど内容盛りだくさん。
浅く広く書かれているので、入門書としてはちょうどよい内容・分量だと思います。

ただ、時々クラシック音楽の本質をつくようなドキリとするところも何カ所かあるので、初心者のみならず中級者も中級者なりの楽しみ方ができる本です。

著者がもともと指揮者だったこともあり生演奏を過剰評価している感はありますが、初めて演奏会に出かけてみようと思っている人は、その期待感をしっかり高めてくれる本なので一通り読んでみられてはいかがでしょうか。




悲しみをやわらげるために (CD ON BOOKS―こんな時なにを聴く)
販売元: 音楽之友社

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奏でることの力
販売元: 春秋社

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カテゴリーや文化概念を知りたくて行きついたところ、この本を発見しました。最近のエンターテーメント音楽では、DubとワルツをMIXした曲が出たり、子供をテーマにしたレコードレーベルがでたり、この本の影響でも受けたのかと思ってしまう程、この本を読んで音楽の本質が良く解った気がします。色々惑わされているときに頭をスッキリ爽快にして頂いた本です。




要のある音楽 完全攻略
販売元: シンコーミュージック

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カフェ・タケミツ―私の武満音楽
販売元: 海鳴社

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神には栄光 人の心に喜び―J.S.バッハその信仰と音楽
販売元: 日本キリスト教団出版局

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本書は1985年のバッハ生誕300年の年に、スイスの宗教家・バッハ研究家であるヘレーネ・ヴェアテマンにより書かれたものであるが、20年以上たった2006年に邦訳が出版。

本文は100ページ足らずのものであり、内容として紹介されているバッハに関するエピソードや資料は、既に他の定評あるバッハ書にあるものばかりであるが、バッハの生涯を信仰という側面で整理した点がユニークであると思う。

全体は4章(バッハの生涯、バッハの人柄、バッハの信仰、バッハの作品とその影響)から構成されているが、先の特長から、第1章「バッハの生涯」よりも、「人柄」「信仰」の第2,3章が本書の中核であり、面白い部分であった。ルター派の敬虔な信者であったバッハとカルヴァン派であるケーテンの宮廷環境や、ザクセンのカトリック教徒であるアウグスト3世とその宮廷作曲家としてのバッハの関係における微妙な陰影、また、都市に台頭してきた合理主義である啓蒙思想と、敬虔なクリスチャンとしての思いの不協和音などの側面が、簡潔であるが丁寧にまとめられている。

また、今日ではほとんどがコンサートで聴かれるバッハの宗教曲が、あくまで教会での礼拝の一部を構成していることから、その側面からのアプローチの大切さも語っている。その意味で、2000年のバッハ没後250年に指揮者ガーディナーにより行われた、教会暦にあわせて教会で演奏したバッハ・カンタータ全曲演奏へのアドバイスを早くにしていたことになるのだろう。私事ではあるが、この演奏に感じる(演奏技術を超えた)感動や、このバッハ巡礼のプログラムに参加したアーティストが異口同音に記している新たなバッハ音楽の理解は、本書の切り口なしではありえないのだろう。

初心者向きのバッハ解説書ではないが、既に知っているバッハ関係の事柄を新たな角度で整理することができる佳書であると思う。



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