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和書 492250 (69)



怪しの世界
販売元: 紀伊國屋書店

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この本は、平成12年8月25日(金)―8月26日(土)に国立劇場小劇場で行われた、国立劇場第19回特別企画公演「新しい伝統芸能――怪しの世界」の台本と、作者と演者の対談で構成されています。
薩摩琵琶:友吉鶴心には橋本治、講談:宝井馬琴には夢枕獏、狂言:野村萬斎にはいとうせいこう、というラインナップです。

巻頭に橋本治による「あるいは「風」について」という、あるひとつの伝統芸能の楽しみ方が寄せられています。

日本人は自然とともに生きてきた。自然の中には「怪し」もある。これらすらも「自然」に取り込んで、月を見、風を感じるように伝統芸能という方法で浮き上がらせてきた。だから伝統芸能は花見や月見と同じように、なんとなくよかったと思えればそれでいいんです。珍しくはない、と。

夢枕獏は宝井馬琴に「ものいふ髑髏」という講談を書きました(これは集英社の「ものいふ髑髏」夢枕獏、にも収録されています)。

白石加代子が一人で演じる「百物語」でも夢枕獏は作品を提供して、馬琴と白石がもちネタを交換するとどうなるか、などといった伝統に終わらないパフォーマンスの世界を獏は馬琴と語り合います(夢枕獏は新作歌舞伎にも挑戦し、その経緯は「絢爛たる鷺」集英社文庫を読むと分かります)。落ちは「力道山」。読んだ方だけわかります。

いとうせいこうは「鏡冠者」という狂言を書き、野村万作、野村萬斎親子による、本体と鏡の中との主従入れ替わりの話です。

萬斎が「ときどきピタリと合う瞬間があって、怖かった」そしてまた、「父子でなければできなかった」、というコメントが印象的でした。また萬斎は「「型」はプログラミング」とも言っています(「狂言サイボーグ」野村萬斎、日本経済新聞社で詳しいです)。

次は、絶対見に行くぞ!




嵐のち右卿(ゆうけい)
販売元: 角川書店

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アラビア書道の宇宙―本田孝一作品集
販売元: 白水社

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書の華 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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心書 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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墨色 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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追憶 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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常 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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天翔 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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夢 (アルカディアシリーズ―アポロンブックス)
販売元: 美研インターナショナル

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